アンタッチャブル・ツインズ ~転生したら双子の妹に魔力もってかれた~

歩楽 (ホラ)

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中等部・合宿編

57話 すべては【チート】で片が付く。

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「ンァッ! ハッハッハッハー! ンフンフンッハアアアアアアアアアアァン! アゥッアゥオゥウアアアアアアアアアアアアアアーゥアン! コノヒホンァゥァゥ……アー! ……ウッ……ガエダイ!」


フォーが泣き叫び

何かを訴えていたのだろう言語

もう、その意味すら聞き取れない発音であった

そんな姿のフォーを見て
紫音はため息をして、蓮を見ると
それに気がついたのか、蓮は紫音に両手を上げる仕草をした。

紫音は天井を見上げ・・・・・・・右手で頭をかく

「リル・・・・・・・」

「はい」

「隔離・・・・・・」

「はい♪」

微妙に返事が嬉しそうなのは、気にしないでおこう

そしてフォーは、3回目の隔離空間に放り込まれる
そんなやり取りを見ていた蓮

蓮「俺のせいじゃないぞ、ちょっとした、おちゃめだからな!」

紫「あぁ解ってる、お前のせいじゃねえ、モブ使えねぇ~オッパイだけかよ!」

 投げやりな紫音の言葉に、リルが睨みつける

リ「そうですか、やっぱり巨乳がいいのですか!」

紫「いや待て、そう言う意味ではなくてな」

リ「では、どういう意味か説明をお願いします」

紫「いや・・・今のは・・・つい、勢いでだな・・・そうだ約束、約束!
 昨日は無理だったから今日はどうだ!」

リ「わかりました!
 それで許しましょう」

 嬉しそうに答えやがって・・・・何を・・・
俺が何をした・・・・悪いことしたか・・・・・・・・はぁ

紫「ならよかった、でも、フォーどうするかな」

リ「ん?先ほどモブと、おっしゃたのでは?」

リルの言葉に刺を感じる・・・・

紫「だな、モブどうすっかな」

 すでに、蓮とティア、ミカは興味が無くなったのか
蓮は、ノートPCに電源をいれ、ミカはテレビの電源を入れた
ティアは台所に飲み物を用意しに移動する。

リ「それでしたら、あちら(世界)の我が家で働かせては?人手不足ですし」

紫「あぁ、それで、構わんよ、まかすわ」

もう、メンドくさいので丸投げである。

 この世界で、蓮と出逢って、1年足らずだが
今回の用に一緒に戦った事が数回ある
まぁそれも巻き込まれたのだが
蓮が居るだけで、恐怖して動けなくなるのでは、使い物にならない
最低でも、蓮達と一緒に戦えないと使えない
最初は、我こそが上位者だと言わんばかりの態度であった
そのぶん期待が大きかったが
それが今は、あの有様である。

 今後、ギャル子の事もあるが
他の魔王達と戦う事を想定して動かなければならないし
紫音自身も常に、蓮と敵対する時の事を考えている
その為、常に手の内を見せてはいない
全力での戦闘をしないのもその為である
その事を分かっている蓮も、色々と隠している事はある。

 そんな関係性ではあるが
2人とも納得しているし
そんな関係を面白がっていた

「シオン様、それでは、後で少しあちらの世界に行ってまいります」

その言葉を聞いた、蓮がパソコンをつついている手を止め

蓮「リルちょっと待ってくれ」

リ「なんでしょうか、レンさん?」

蓮「ついでに、ティアを連れて行ってくれ」

リ「構いませんが」

そして、紫音に聞こえないように
蓮とティアは念話で会話し要件を伝える

紫音も、蓮達に聞こえないように、念話でリルと相談する。


 その後、リルとティアは
あちらの世界に行くための準備を始めた。

リルは、急ぐことも無いので
ソファーに腹を出して転がる紫音のへそを嬉しそうに眺めている。

 ティアは、久々に故郷に戻るかの様に
旅行用のキャリーケースに、食材と調味料を詰めていく。

あちらの世界の食事事情は、偏っていた
魔法文明が発達したおかげで、科学文明に汚染されず
世界は自然に満ちていた、添加物も合成食材もないのだ

 そんな世界の食材は、こちらの世界より美味しいのだが
基本の移動手段が、馬車なのだ
内陸部の大半の人間は一生海を見る事がない、魚も同じで
内陸部の人間は、海魚を食べることは無い
大きな街でなら、多少の食材は集まるが
小さな村では、食事の内容が大きく変わることはない
同じ様な食事を一生食べ続ける事は
至極当たり前のことである
そして、調味料、香辛料の量は
この世界と比べるなら、10分の1も無いのだ。

 そんな世界に行くのである
食材や、特に、あちらの世界では高価な調味料は大切である。

 20分も経った頃だろう
ミーティアの準備が終わり、そろってリビングに集まる

リルは15cm程の妖精型になり

ティアも準備を済ませ、エプロン姿から、外出用のパンツスーツに着替えた
旅行用の大きなキャリーバックを横に用意していた
リルの用に別空間が使えないので、バックに詰め込んだのだ。

というか、お前は何者だ!
「海外出張に行く社長秘書かよ!」という言葉を、飲み込む紫音
いっても、ティアには理解出来ないだろうし
そして、ティアに冗談は通じないのだから
「何でしょうかそれは?」と返されるのは解りきっていた
それでも、つっこみたい紫音は
口をパクパクと動かし、前に出した右手はプルプルと震えていた。

 そんな紫音を、心の中で笑いながらリルは
ティアに忘れ物が無いか確認するのだった。

そして、リルは、力を開放する
 

 天力開放・擬似魔核炉起動・魔力開放・魔力天力融合・神魔力起動

  リルの背中に左右に3枚ずつ2枚3対、計6枚の純白の翼が現れる
  そして、右手を、大きく左から右に振る 

 「空間結界発動・次元転移魔法陣展開」
 
 空間結界で、リルとティアは直径2m程の球体に包こまれ
その周りを、正三角形を模した魔法陣が球体の上部に四方を囲むように4枚
同じく下部四方を囲む用に4枚、計8つの魔法陣が展開された

 神魔力注入・魔法陣起動確認・次元座標軸設定確認・設定完了


リ「それでは、少し行ってきます」
テ「行って参ります」


蓮は、パソコンのモニターを見ながら、マウスを動かしながら、一言

 「おう」

ミカは、昨日放送された、お気に入りアニメ
【撲殺少女いのり】第4話「標的は総理」を見ながら、一言

「ぃてら~」

紫音は、あくびをし、出たままの腹を掻きながら、一言

 「あいよ」





  次元転移魔法陣起動

三角形の魔法陣8枚が動き、リルとティアを包む用に動き出す
そして、その三角の辺と辺が合わさり合い、ある図形を作り出した
それは、四角錐を2つ合わせた形正面からなら菱形に見えるだろう形、正8面体である


そして、空間結界ごと、消えていった


あちらの世界に行った、2人



  
3人は、すでに何度も見ている次元転移魔法であるが・・・・・・

別の世界の存在は、召喚魔法などで確認はされてはいる
ある国家機密の研究所では
地球資源枯渇の為、資源発掘のため、異世界に目を付け
異世界との交通手段を探すため、召喚魔法を研究していた
自由に行き来できる魔法など、研究はされても
その願念すら分かってはいないのだ

そんな世界を揺るがす様な魔法を横で使われても気にしない3人である




 蓮は昔この魔法の事を、リルに聞いたことがある

それは、これと似た魔法により

蓮はこの世界に転生させられたのだから

「この魔法は、私用に書き換えてありますので、私以外は使えません
 元となる魔法はありますが・・・・・・
 それは、レンさんやシオン様が受けた魔法です
 それは、基本魔法構造は、術者のいる世界から
 何かを異世界に飛ばす、と言う物です
 次元転移ではなく、ただ異世界に飛ばす物なのですが
 召喚魔法とは、その構造は似て非なるものなのです
 それを使うのには幾つか条件がございます
 それには、魔法うんぬんより
 世界の理(ことわり)の理解が最優先されます
 異世界が無いと感じている者は、異世界に行けませんから
 そして、通常の魔力では、展開、起動すらしません
 また、元となる魔法が、広まらない最大の理由があります
 
 その魔法を発動する存在を主軸に、世界の理が理解できる
 上級天使クラスの力を持った天使か人物が1人と
 そのサポートに、同じく中級天使クラスの力を持った天使か人物が5人
 計6人必要なのです」

それを聞き、レンは昔の記憶を思い出す
事実レンがその魔法を受けたときは、天使が6人居たのだ
それより、そんな魔法を、1人で発動できる、お前は何様だと思うが
シオン曰く
【リルは、存在がチートだから】
の言葉を思い出し納得したのだった。


  
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