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きぐるみ幼女編
その、女生徒は・・・。
しおりを挟むガラガラ
2-Bの教室のドアが空き
5人の生徒達がでてくる
それを、柱の陰で覗き見る女生徒がいた
(あぁ、、優美さん、今日もお綺麗です・・・
朱莉ちゃんの合宿いって、色々あったと噂で聞きましたが
お元気そうで、嬉しいです
でも、今日は、あのちびっこ【三千風鈴 (みちかぜりん)】
朱莉ちゃんを、合宿参加者の前で侮辱し蔑んだと
それどころか、汚い罠にハメ、デバイスを取り上げ
模擬戦で、泣き叫ぶ朱莉ちゃんを、大人数で、いじめたと・・
それ以外にも・・・考えるだけでも、悔しくて涙がでそう・・
許さない・・・・
そして、その場に居なかった自分が、かなしい・・・
役職が無い私は、合宿に参加できなかったし
用事で海外にいってさえいなければ
隠れてでも、優美さんを見にいっていれば
朱莉ちゃんを、そんな状況にはさせなかったのに・・・・・
私が、三千風さんを止めたのに
今更、遅いかもしれませんが、私は、三千風さんを許しません
この手で・・・この手で・・・・
朱莉ちゃんの屈辱を払わせていただきます・・・)
柱の陰で、身を隠したまま
固く拳を握り、仇討ちに信念を燃やす少女
その意志は固く
柊家に代々使える、彼女の家系ではあるが、そんな事は関係ない
彼女は彼女の、親友、柊朱莉の為に
今、まさに
颯爽と、5人の前に飛び出て、三千風さんを指差し
決闘 (デュエル)を申し込む・・・
イメージレーニンングを脳内で行う
そんな彼女の・・・
横を、楽しそうに会話をしながら、通りすぎる5人
夕食の献立が、すき焼きだとか、少女の耳にも聞こえてくるのだった
柱の陰に隠れ覗き見をしたまま、首だけを徐々に動かし、5人の姿を追う
(ダメ、こんなことでは・・・
でも、人前に出るなんて、恥ずかしすぎる
でも、朱莉ちゃんの為・・
そう、朱莉ちゃんは、もっと大勢の前で
恥ずかしめを受けたんです
私がここで、躊躇して言い訳がないのです
動け私、早くしないと、行ってしまいます
いっその事、後ろから・・いきなり・・・
さぁ動け私のあし・・・)
恥ずかしがり屋な彼女は、自身の弱い心を奮い立たせる
今、まさに、その決意とともに、小さな少女に確固たる敵意を向けて
柱の陰から一歩踏み出そうとしていた
******
そんな事は、全く知る由もない5人組みは
何時もの様に、優美のストーカーを無視し
教室を出て、1階へ続く階段を目指し、歩き続だした
かんなが疑問をなげかける
「りんちゃん、今晩はお肉?」
「聞こえてた?」
「うん、電話向こうで、肉だぁぁーーーーって叫んでたのわね
でも、あれって紫音くんではないよね?
イメージと合わない感じがする
それとも、本当はそんな性格?」
「ちがうちがう、あれは、幼馴染の子、たまたま紫音と一緒にいてね
元々、今日の朝から、紫音が調子悪くて、だるそうだったんで
晩飯は、肉にしてくれって話だったのね
それを聞いた、てっちゃん・・あ、胡桃ちゃんの、お兄さんね」
「あぁ、宮守君か」
「なっちゃん、知ってるの?」
「まぁ、小等部から、居る人間はね、何度か同じクラスになった事もありますし」
「そっかぁ、んで、まぁ晩ご飯が、すき焼きだって聞いて
てっちゃんも食べたいって事で、てっちゃんと、胡桃ちゃんも
呼んで、みんなで食べる事にしたの」
すき焼きと聞いて、嬉しそうに瞳を輝かせる桜がそこにいた
・・・・桜の無言の私も食べたいアピールが・・・
それ以上に無言ではい、かんなのアピールが・・
「よし、私も参加してしんぜよう、肉大好きです」
「ですが、お断りします」
「なぜ!」
「今日は無理かな、みんなが来ると
紫音が、ご飯も食べずに、どこかに出て行ってしまうから」
「シャイ?」
「そんな言葉は、紫音には無い、断言する
まぁ、そうじゃ無くて、気を使うの、桜が遊びに来る時もそうだけど
自分が家に居たら、友達も、思いっきり騒げないだろうとね」
「へー、変わってるね」
「変人だからね」
「だけど、今日以外なら、食べにいっても、いいのね?」
「それは、いいよ、桜なんて休みの度に、昼ご飯食べにきてるし」
「そんな、話は聞いてない、私だって鈴の手料理食べたい」
「そうですね・・・お弁当が、あれだけ美味しいなら
出来たての手料理となると・・想像ができませんね」
「おいしぃよ~昨日も~
ゆみちゃんも、いっしょにぃ~~
りんちゃん特性ハンバークチャーハン食べたァ~」
「優美!」
「優美ちゃん!」
「「うらぎりもの!」」
なんとも息のあった2人だろうか・・
「よ・・・用事があって、鈴に会いに行っただけで
ご飯まで、いただくつもりは、なかったんですよ
それに、弁当以外で鈴の手料理たべたのは私も今回が初めてでしたし」
「で、美味しかった?」
「それは、とても、何時もの弁当とは違い
お皿で出される、暖かい鈴の手料理は
我が家のシェフを越える美味しさでした」
目を閉じ、何かを思い出すかのように答える優美に
比べないでと、心底思う鈴そして
羨ましそうに、鈴を直視する2人
あぁ、、、かんなと、なっちゃんの視線が痛い・・・
「わかったから、こんど皆にご馳走するから」
「やった!さっそく明日で!」
「あした?」
「夏目も桜も優美ちゃんも、明日大丈夫?」
「何事が有ろうとも、行きますよ」
細い目を、より細くして眉間にしわを寄せ、かんなに良くやったと頷く夏目
「いくぅー」
用事があっても、振り切って来るだろう桜
「昼は会食が、入ってますので、夕食でしたら、参加したいのですが」
悩んだ末、無理やり夕食の時間を空けただろう優美
まぁ明日なら、いいかと観念する鈴であった
「わかった、じゃぁ明日の夕食でいい?
食べたいものの希望とかある?
言っとくけど、私にだって作れない料理もあるんだからね」
その言葉に、優美と桜は、おまかせと答えるが
夏目は、深くこだわらず、普通の夕食でいいと答えるも和食を勧めてくる
めんどくさいのが、かんなである
私の知らない、オシャレな名前の食べ物を次々と言うのだ
どこどこの店の、長ったらしい横文字の食べ物を
まず外食をする事がない私が、知る由もない
かんなの口から、次から次へと、出てくる
オシャレな、横文字の名前
うん、だから、全部知らないって・・・・
そんな、鈴達の後ろから、気配を消し、近づく人物・・・
それは、鈴に対して、確実に敵意をもち
身体強化の魔法を使い、彼女達に静かに確実に近づいて
そして、敵意むきだしで、鈴達に対し、デバイスを起動し魔法を発動させる
ドガァ!
後方で、鈍い衝撃音が、響くその瞬間
驚いた、優美・鈴・かんな・夏目は後ろを振り向いた
そこには、右足を後方に投げ出した、桜の姿と
桜に蹴られただろう、人物が勢い良く後ろに吹っ飛んでいく姿がそこにあった
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