アンタッチャブル・ツインズ ~転生したら双子の妹に魔力もってかれた~

歩楽 (ホラ)

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きぐるみ幼女編

39話 それからの、桜 その1

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桜は、鈴達と別れて、まずは購買に向かった

買い込むは、両手いっぱいの食べ物だ



それを、1つ、また1つ、口に運びながら、目的地に向かうのだが





購買についてから、桜は、頻りにその手を振るのだ

それと言うのも、中等部、運動部に置いて桜は有名人である

部活は入ってないものの、幾つもの運動部に顔をだし

手伝いや、練習相手、はたまた、練習試合の助っ人など色々こなしているのだ

そして、今日は、土曜日で、授業は午前中で終わり

食堂で昼食を取る生徒や、購買部で食べ物を買うのは

午後から部活動に励む生徒たち、それも運動部所属の生徒がおおいいのだ

そんな生徒達は、1人でいる桜を見つけると声をかけるだった



桜が友人と・・・・

いや、あの四条優美といたなら、声を掛ける事などいできないであろう

そして、三千風鈴といたなら、その可愛らしさから、男が声を掛けようものなら

彼女のガーディアンである、かんなに殺されるだろう

それでも、桜は、知り合いと目が合えば手を振る位はするだろうが

今日は、桜1人である

ここぞとばかり、皆が声をかけるのだった

そう、1人が掛ければ、30人居ると思え!と、言わんばかりに





「桜ちゃん、こんどバレーにも顔出してよーー」

「ティオーノ、こんど空手部きて、俺の相手してくれや」

「桜さん、先日はありがとうございましたと」

「今日は、どこ行くの?たのしんできてね~~」



その他にも、数え切れないほど

ひっきりなしに、声がかかるのだったが



桜の対応は、にっこり微笑んで、手を振るだけである

彼ら、彼女らは、そんな桜に

「返事くらい、しろよ」とは、思わない

それは、桜の性格を、その性分を分かっているからだ



あぁ食べ物を買い込んでるから

今日も何処かの部活に、行くのだろうと



そして、桜が、独特のテンポで会話をすることも

あれこれと、喋るのが苦手だということも知っているからだ

だからこそ、返事をしなくていいよと

これから、手伝いなんだろと

頑張ってこいよと

そして、又時間があれば、また頼むと

そんな、意味で、声をかけていたのだから



ただ、たまに、声を掛けられても、返事もしないと

桜の態度に、懸念を抱く生徒も居るが



それは、桜の実力も、性格もしらない、モグリか

桜が、顔を出したことのない部活の部員達であるのだろう。




テニス部は、中等部校舎から、少し離れた所に有り

そのコートの近くに部室がある

何面かあるコートの1つに

すでに軽い準備運動を終え、柔軟を始める生徒が居た

彼女の名前は、岡田杏 (おかだあん)

テニス部、部員達が陰でオカンと呼ぶ

面倒見のいいテニス部主将その人である

その姿は、女子テニス部とは、思えない、ジャージ姿

いや、彼女以外は、男子生徒が喜びそうな

肌の露出が多いい、ミニスカート状のアンダースコートを履いていた



そんな、ヒラヒラのスコートを履く、貴乃と共にコートに現れたのは

体育の授業で着用する、体操着の少女、桜



テニス部、部室で貴乃と合流した桜は、着替えをすませ

今、コートを包むフェンスの門をくぐる

そして、コートの手前で、一度足を止め



軽く一礼



そして、再び歩き出し、コートで待つ女性に手を振り



「おひぃさしぃ~~」



「桜さん、今日は無理言って、ごめんね」



「だいじょぉうぶぅう~」



「ありとうね、私の、個人シングルの大会が近くて

 強い練習相手いなくて、本当に困ってたのよ

 本当にありがとうね

 えっと、準備運動しとく?」



「かるくぅ~動いてきたぁからぁ、いらなぁ~~いぃ」



「それでは、時間が許す限り、お願いするね」



「はぁ~~いぃぃ、7時にぃむかえくるぅう、それまでぇならぁぁ」



「は?7時?マジ?・・・・・・」



テニス部主将、岡田杏、彼女が、前回桜と練習した時は

平日の授業終わりであり、その対戦時間は3時間に満たないほど

その時ですら、ボロボロとなった

次の日筋肉痛で学校に来るのすら、大変であったが

その経験と忍耐力は、彼女の実力を1段階上げたことは

彼女自身が、分かっており

だからこそ、今回も、お願いしたのだが

前回3時間で、ボロボロだったのよ?

今、1時半?・・・7時まで?・・・5時間ちょっとって?マジ?

いや、無理、死ぬ・・・私・・・死ぬって・・・



岡田杏の、そんな思いを無視するように

桜は、コートの反対側に、移動を開始していた

その後ろ姿は、軽く左右に体を揺らし、リズムを取るように・・





そして・・・



岡田杏にとって地獄とも思われる練習が、始まるのだった。

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