アンタッチャブル・ツインズ ~転生したら双子の妹に魔力もってかれた~

歩楽 (ホラ)

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きぐるみ幼女編

43話 それからの 3人娘 その2

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楽しそうにパフェを食べてた、鈴達3人の前に突如現れた





黒く・デカく・図太い物体!





突然の事に、ビックリする、かんなと夏目

パフェを食べる、その手が止まったのだが



鈴にしてみれば、ほぼ毎日見ている、アレであり

驚く程の事はないが、このオシャレな店に不釣り合いなアレであった事は確かである



アレは、軽く揺れると言葉を発した



「よう、鈴!美味しそうな物食べてんな」



「てっちゃんこそ、なんでここに?」



そう、アレとは、宮守鉄雄の、自慢のリーゼントである



「あぁ、こっちに遊びに来たら

 美味しそうなパフェ食べてる鈴が見えたからな

 俺達も食べたくなって入ってきた訳だ

 おっと、小早川に山代、久しぶりだな」



「俺達?」

「宮守君ひさしぶりです」

「小5以来だっけ?よく覚えてたね?」



「そうか?、俺の方は

 お前らが鈴と居る所を良く見かけるから忘れはしないさ

 あっと鈴、紫音も来てるぞ」



指刺した場所には、すでにテーブルに着いた、風変わりな男の姿があった

そう、このオシャレなお店で、異様な雰囲気を漂わす一角

そこには、テーブルに倒れこみだらけている姿の紫音の姿が有り

店のお客は、嫌そうにその姿を見るものや

完全無視を装おっていた



その姿を見た、鈴は恥ずかしさで、顔を真っ赤にするのだった

誰も何も言わなければ、2人の関係性など分かりはしないのだが



「知りません、あんな人、兄でも家族でもありません」



それは、家族であり、兄である事を暴露しているような物であった



「悪い悪い、他人の振り他人の振りって事で、2人ともまたな」



そういって、鉄雄は3人から離れ、紫音の待つ席へと戻っていった



「鈴ちゃん、さすがに今のは、紫音君傷ついたんじゃない?」

「鈴・・・・」



「いや・・だって・・・紫音がカッコ悪いのが・・・悪いんだもん・・・」



徐々に声が小さくなっていく鈴だった



そして、紫音の念話が届く



『いよ鈴パフェうまいか?』



『そんな事より、シャキっとしてよ

 カッコイイ紫音なら、みんなに自慢できるのに

 なんで、そんなダメダメなカッコするのよ・・・

 私の立場も考えてよ・・・』



『そうか?

 この姿も、イケてると思うんだがな

 それに、関わるつもりはなかったんだが

 鉄雄に無理やり店に入らされてな

 鉄雄がそっちの2人と知り合いらしいな

 まぁ俺達の事は無視してくれ』



『・・・・こっちこそ、ゴメン・・・言いすぎた』



『きにすんな』



『・・・ごめんね・・・』



そして、かんなと夏目に声を掛ける



「ごめんね、あんなんで、あまり関わりたくないでしょ

 早く食べて、アキバに行こうか」



空元気な鈴に、申し訳なさそうに返事をする2人だった



食べ終えた3人は、席を達レジに向かう

レジに居た、女性の店員さんが



「お会計は、あちらの方から、頂いております」



そういって、鉄雄を指さした

それに気づいた鉄雄は、3人に両手を合わせ、謝る仕草をするのだった



そうして、3人はお店を後にし

当初の目的であった、アキバに向かうのだった



「鈴ちゃん、宮守君って、もしかしていい人?」



「どうだろう?」



もしかして?・・・今までどう見ていたんだろう?



「いや、普通友達だからって

 たまたま店で在ったからって奢らないでしょ?」



「う~ん、私が、あんな態度とったから・・・

 悪いと思ったんじゃないかな・・・」



「でも、全部で5000円超えてたし、大丈夫かな、悪い事したかな」



「たぶん、気にしてないと思うよ」



たぶん、お金出したのは、紫音だろうし

てっちゃんだったとしても、そんな事、気にする人間じゃないし

あの2人金銭感覚、元々おかしいから・・・



「今日晩、宮守君と合うんでしょ?」



「うん、夕食、食べに来るって言ってたからね」



「お礼いっといてね」



「私の分も、お礼いっといてください」



「うん、伝えとくね」



「鈴・・・・」



「なに?なっちゃん?」



「もしかして、紫音君と仲悪い?」



あぁ、さっきから、言葉少なめだったのは、私の言葉きにしてたんだ



「仲いいよ、見た目あんなんだけど

 根暗だけど、正念悪いけど、オタクだけど・・・

 そ・・・・それなりに、いいとこも在るんだよ」



「フォローになってないよ、鈴ちゃん」



「だって・・・あんなんだし・・・・だけど・・・ちゃんと仲いいよ」



「そうですね・・・良く良く考えてみれば

 紫音君の・・・まぁ、見た目の悪口や噂は、いくつか聞きますが

 性格や行 (おこな)いに関しては、悪い噂を聞きませんね

 というか、見た目が先行して

 中身に関しては、関わりたくないと言うのが本音なんでしょうが

 あ・・・ごめんなさい」



「いいよ、紫音に関しては、もう諦めてるしね

 あんな変人でも、一応は、自慢の兄だからね

 終わり、終わり、この話は終わり

 かんなは、何を買いに行くの?」



かんなと夏目の頭の中に

このなんでも出来る鈴が言い放った、自慢の兄?その言葉

自慢・・・?、なんだろう、何か凄いところがあるのだろうか?

何一つ、思い当たらない・・・・が

かんなは、そのへんは夏目が情報集めるだろうから

今は・・・・鈴の問いに答えるのだった



「ああ、MJー165Sっていう、ジャイロを買いに

 2年前の新古品が7個も入荷したらしくて

 今日来るなら特別特化で安くしてやるって

 これはね、今の最新型の原型となったセンサーで

 それまでのシャイロ・システムと比べて

 性能が約2倍に上がっただけでなくて

 一番の特徴が、半分以下までなった、その大きさなの

 165ってのが、大きさで

 正式名称が、マイクロ・ジャイロ、16.5ミリ、シングル

 当時1個、10万はしたんだけど、今なら1個3000円

 最新型が、中古でも、1個3万はするから、お買い得なのよね

 7個もあれば、あの子達に丁度使えるしね」



「うん、良くわからないけど、いいもんなんだね」



「それはもう、私の作る子達は、全てジャイロを組み込んであるしね

 その性能が良くなれば、バランスや、移動から、その全てがスムーズに成るし

 その速度は、かなり上がる計算なんだよね」



とても、嬉しそうに語る、かんなだった

夏目は、何時もの事だと、適当に相槌をうつ

鈴は、意味も分からず、へ~~とか ほ~~とか、返事をするが



内心では

やばいな、紫音と趣味が合いそう

2人が居る前で、機械系の話は、タブーとしよう

そう、心に決める鈴であった





そして、アキバの煌びやかな通りをぬけ

裏路地に入っていく、かんな

当たり前の様に、付いていく夏目

だが、鈴は、初めての場所、薄暗い裏路地

恐る恐る付いて行くのだった



そして、かんな達は、とある店にはいる

そこは、かんなの趣味全開の店

部屋全体が、鈴には理解出来ない機械の部品が並んでいた

それは、狭い店内に、積み重なる様に

いったい、いつから有るのか分からないほど

埃をかぶった物まであるしますだ



あぁ、紫音が此処に来たなら、一日中その瞳を輝かして喜んでいそうだね・・



店内を見渡しながら、そんな事を思っている内に

かんなの買い物は終わったらしく、夏目に連れられて来た



店長との長話を、夏目が無理やり中断させたらしい

ほっとくと、何十分でも話こむらしいが、今日は鈴が居るからと

夏目が止めたと、グッジョブである、私は、ここから逃げたい・・・



今まで、私は知らなかった、一切興味の無い場所に

ただ、何もせず居る事が・・・これほど、苦痛だとは・・



そして、よかった、夏目のおかげで

お日様の下に出れる・・・・



無事、買い物を終えた、3人は

鈴の夕食の準備の時間まで、楽しく遊ぶのだった

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