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きぐるみ幼女編
48話 それからの、女子会
しおりを挟む待ちに待ったと
かんなは大きな声で、言い放つ
「イタダキマーース」と、だが
横から鈴の声が飛ぶ
「待て!!!そこのバカ駄犬」
か「駄犬!って
このかわいい、チワワの様な私を捕まえて駄犬!
でも、なでてくれるなら、駄犬でもい!
で?なに?いいにおいで、お腹が騒いでんだけど」
夏「バカは否定しないのね・・・」
鈴「これから、メインディッシュ作るから後数分まって」
か「まだあるの??」
夏「まだあるんですか?」
優「メイン?」
そういって、鈴は大皿をだし
冷蔵庫から取り出した、冷えたトマトを素早く輪切りにして置いていき
その上に、ほうれん草のお浸しを引き詰めていく
そして、冷蔵庫から、大きめの肉のブロックを取り出した
手馴れた手つきで、スライスする
1枚綺麗に切り取ると、軽く包丁を拭い
また1枚と、スライスしていく鈴
その肉は昨日、買い込んだ、幻と言われるチョットお高めの、お肉である
30枚ほど、切り分けると
それを、すでに用意してあった
ケチャップで少し酸味をきかした特製タレを付け
IHコンロで温められた、2枚のフライパンで焼いていく
それは、1枚1枚丁寧に丁寧に焼かれ
大皿に盛り付けられていく
それを見た、かんな、夏目、優美は思うだろう
全部いっぺんに焼いてしまえば、いいのではないかと
だが、1枚1枚丁寧に焼くから、美味しいことを桜は知っていた
それは、何度か食べたことのある、鈴の得意料理の1つだからである
そして全ての肉が焼かれ、大皿に盛られると
テーブルの中央に並ぶのだった
「さぁ、これで、終わり、みんな食べて」
「鈴は、食べないのですか?」
優美の質問は3人の疑問でもあった
鈴は未だ、キッチンに立っていたのだから
「食べるよ?だけど、皆を、おもてなしするのに
此処に居た方が、何かと楽なのよ
おかわりもあるから、遠慮なく言ってね」
「それでは」
「「「「いただきます」」」」
まずはメインと
お肉に手をのばす、かんな
「うま!
なにこれ、うま!」
その横では、味噌汁を一口のんで、固まる夏目
優美は優美で、二度揚げされた唐揚げが気になって一口
「あ・・・美味しい・・・」
そして、そんな事は知ってますと
箸を持たない左手を、ブンブンと震わせながら
どんどん食べまくる桜の姿があった
その後、数分は4人とも、会話もなく
目の前のご馳走に、箸を走らすのだった
一通り食べた、かんなが
か「りんちゃん、結婚して!!」
鈴「無理!」
か「えぇぇ~~~~~~~~」
夏「かんなの、思いも解りますね
私も、これほど美味しい料理は初めてです
嫁に欲しいくらいです
それにしても鈴の料理がこれ程とは・・・」
優「唐揚げも、お肉も絶品です
こんな美味しい料理、星付きレストランでも食べたこと無いです」
鈴「言いすぎだよ
見ててわかるでしょ
そんなに、手間かけてもないし簡単な料理ばっかりだから
それに、作りたてだからね美味しんだと思うよ」
か「いやいや、りんちゃん、本当に、うまいって
このお肉の甘味とケチャップの酸味のタレ?
お肉とトマト一緒に食べた時の口の中に広がる、うまさって
体験したことない位、うまいよ!!
あと、このタレと肉汁が掛かった、ほうれん草もメチャうま」
優「ですね、お肉もですが、二度揚げした唐揚げというものが
これほど美味しいなんて知りませんでした
外はカリカリっと、中はジューシーその言葉どうり
家でも、これほど美味しい唐揚げを食べたことないです」
夏「全部が美味しいですね
ご飯や、味噌汁まで」
鈴「いたって普通の食事だから
冷凍食品や、インスタントよりは
美味しいとおもうけど
喜んでくれるなら、私も嬉しいよ」
そんな、心温まる雰囲気を切り裂く人物の声が響く
桜「りん~お肉ぅ~なくなったぁぁ~~」
鈴「はいはい、すぐ焼くからね
みんなも遠慮せずいってね」
そう言って、鈴は肉を切り分け、焼いていく
気づけば、いつの間にか、テーブルの上のお皿は全て空になっていた
か「うぅ、、食べ過ぎたかも」
夏「私も、さすがにもう食べれません・・・」
優「レシピを・・・鈴、レシピを・・・どうか・・・・」
鈴「優美ちゃん、無理だって、私のレシピなんて
ネットに在る様な、簡単な物だから
優美ちゃんの所のシェフに、笑われるだけだし
中学生の個人レシピなんて、気分悪くさせちゃうよ?」
優「それでも・・・・」
鈴「また、皆で食べ効きてよ、ご馳走するから」
か「では、来週にでも!!」
鈴「かんな、毎週は勘弁して!」
桜「ん?わたしぃわぁ~毎週~きてるよ~?」
鈴「桜は、きてるね・・・
数年に渡って、気が付くと、お昼一緒に食べてるね
まぁ、1人分位は、ついでだけど
毎週5人分は、大変なんだって」
か「そうか・・・お昼に、突然来れば、食べれるのか
そういえば、優美ちゃんが突然きても、昼飯食べたって言ってたから
私も、突然遊びに来れば、いいのか!」
桜「そうだよぉ~今日もぉ~パスタ食べたぁ~」
鈴「かんな、心の声が漏れてる
なっちゃんも、パスタに反応しないで!」
か「ちっ、まぁいいや、また食べに来るね
今度は、お泊りで、パジャマパーティーとかしたいな」
夏「それはいいですね、ですが、鈴の家族に迷惑では?」
優「お泊り、私の夢の1つ・・・・・」
優美が小声で何か言ってたけど・・?まぁいいか
鈴「私の所は大丈夫だよ、蘭さん達は2人とも帰ってこないし
紫音も、先に言っとけば、何処かに泊まるだろうし」
か「やった!なら来月位に予定たてるか?」
夏「そうですね、早めに優美の予定を確保しないとダメですから」
優「ごめんなさい、私がなかなか時間とれなくて」
か「優美ちゃん、こういうのは障害が有る程燃えるんだよ!」
夏「かんなの言うとおり、合宿と違い、お泊りなら
オールナイトで遊べますよ」
優「・・・・・・・」
夏「うわ、どうしたの優美、うるうるしないで」
夏目の言葉に、優美に視線を送ると
今にも泣きそうに、瞳に涙を貯めていた優美がそこにいた
そうして、ゆっくりと話だした
優「いえ、なんか、感極まって
今まで友達と呼べる友達が居なかったもので
これが、何の気兼ねもいらない本当の友達・・・親友なんだなと・・
常に私は、十士族、四条の娘でしかなかったのですが
今の私は、生まれて初めて、1人の人間として存在が許された・・
そう、初めて1人の個として認められた思いなのです・・」
優美は両手を胸にあて、大粒の涙が頬を伝う
その優美の姿を見ていると、何と声をかけたら良いか分らなかったが
毎度の事の様に、空気を読まず、雰囲気を切り裂く人物が此処にいた
桜「十士族ってぇぇ??」
鈴「うん、桜それは、どうでもいいことだから
優美ちゃんが、持ってきてくれたデザート食べる?」
か「たべる!」
夏「いただきます」
桜「たべるぅぅ~」
そしてもう1人涙を流しながら 無言で頷く優美の姿があった
鈴は冷蔵庫から、優美に貰った箱を取り出す
中身を確認すると、雑誌に良く載っている
有名店『カリントウ』の、カップのプリンが1ダース、12個入っていた
たぶん、あとで、私の家族も食べれるように
多めに持ってきてくれた事が見て取れた
でも、カップのプリンか・・・・・
それは、蓋を外し逆さにして、底にある爪を折って
お皿に盛るタイプのプリンであった
鈴「みんな、アイスクリームで、バニラとストロベリーとチョコどれが好き?」
か「バニラ一択!」
夏「ストロベリーで」
優「私もバニラでお願いします」
桜「ちょこぉぉ~~」
鈴は、可愛い柄の入ったお皿を用意すると
冷凍庫から取り出した、自家製アイスクリームを
種類ごとに、大きめのスプンで掬い盛り付けると
カップのプリンと共に差し出した
「プリンを、カップから出して、お皿に盛っても良かったんだけど
桜が、自分でプッチンしたい人間だから
そこは、みんなセルフで」
「ぷっちぃ~~~~~ん」
その桜の発した言葉に、全員が笑いだした
そして5人は、パジャマパーティーを来月の何時にしようかと
楽しく話すのだった
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