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第1章・聖騎士
酒場
しおりを挟む・・・・・なぜか僕は今、シャルと共酒場にいる・・・
さっきまで、街を見物していたのに・・・・
すこし思い返してみる。
大道りを見物していたら、大きな宿屋を見つけて・・
とりあえず、宿屋で部屋をとったんだ。
ただ、夕食がでない、というか
宿屋にある食堂で食べれるんだけど有料だ。
どうするか悩む前に、シャルは街の見学がしたいらしい
それに
「ご飯なんて、屋台で十分」
って言ってた、僕もそう思ったんだけど・・・
ココ・・・・屋台じゃない・・・・
酒場じゃん!
シャル、行動力が・・・凄すぎます
目を点にして酒場の入口で立ち止まる僕達に
店のお客たちは、視線を集め時が止まる。
ちがった、僕に注がれる視線はない
全ての視線は、シャルに集まっていた。
うん、しってる、シャルは美人さん
私の誇り!
そんな中、店の奥から女性が近づいてくる。
「あら、見かけない顔ね
でも、その鎧、冒険者ではないわよね?
騎士さまかしら?」
「いや、そうだな・・・・騎士でもあるけど
旅人・・うん、只の旅人だね
王都へいく途中なんだ
それで、夕食をいただきにきたんだけど?」
「ふふ、ごめんなさいね
気になったことは口にしてしまうたちなの
奥のテーブルでいいかしら?」
僕達は店の奥に案内され
小さなテーブルに腰を下ろした。
そして、僕は店の壁に貼られている、メニューをシャルに教えていく
シャルにとって、初めて聞く料理名なのか
どんな料理かも含め、教えていく。
簡単な肉料理、2人分と
シャルはお酒を、僕はミルクを注文するのだった。
料理を持ってきてくれたのは
この店の亭主だろう、コックの男の人。
人間の男性ということもあり緊張する僕だけど
気さくに声をかけられたけど・・・・
「いやぁ、そっちの騎士様に声を掛ける勇気がなくてな
あいつが、すごいベッピンさんが来たから
あんたもひと目見てきなって
調理場を追い出されたんだよ
はっはっは!
(そして、声の音量を落として
シャルや他の人に聞こえないように)
いやぁ、すごいベッピンさんだが
ボウズには悪いが
ワシには、あいつ(嫁)の方が
好みだ、それに
こんなベッピンさんが側にいたら
仕事にならねぇ
ボウズも、ねーちゃんを手放さず
他の男に取られるよな真似はするなよ
男は見た目や、種族じゃねぇ
その心ってもんだ!」
そして、僕の背中を、バシ!っと叩くと
照れくさそうに。
「うちの自慢の料理だ、いっぱいくっていってくれ!」
そう言って、調理場に戻っていった・・・
色々勘違いしてるけど・・・・いい人みたいだ。
「あ3?
何かこそこそ話していたけど?
何かあった?」
シャルの、ふてくされたような顔を見てすこし笑い。
「シャルより、さっきの女の人の方が、うん奥さんの方が良いって
それに、僕にシャルをしっかり捕まえとけって
シャルの彼氏に間違われた。」
「ま!こんなに、かわいいのに男と間違えるなんて
あの旦那さんも、見る目がないわね!」
・・・・シャルも・・・初めは・・・まぁ、いぃんだけどね・・。
それより、恋人と間違われたのは、いいんだ・・・。
美味しそうな夕食を食べながら会話をしていると
騎士が珍しいのか?
シャルが美人で気になるのか?
たまに手が空いた、先ほどの女性が僕達のテーブルに来て
色々な話をしてくれた。
それなりに大きな街なので、獣人も珍しくないとか
人間意外にも、色々な種族が街にはいるとか
夕方からの、お客は9割が冒険者である事や
あとの1割は、近所の常連のヨッパライとか
うん酒場という事もあり
ミルクを飲んでいるのは、僕くらいだ。
そして、10分に1回ほど
シャルをナンパしにくる冒険者の姿もあるが
その度に、片手剣を抜いて追っ払うシャルの姿があった。
普通に考えるなら
酒場で片手剣を抜くなんて、御法度
街の警備隊や、役人に通報されてもおかしくはないんだけど・・・・
お店の亭主や奥さんは、拍手をして喜んでいるし・・
いいのかな?都会の常識は僕には理解不能だ。
「いやぁ~
あのバカ達の顔ったらないね!
騎士様も気持ちいいねぇ
遠慮しないで、ドンドンやっちゃってね
だいたい、こんな可愛い彼氏を連れてるのに
ナンパしようっていう、奴らの根性が気に食わないね!」
「え・・?あの」
「彼氏に見えます?」
「ん?彼氏じゃ無いのかい?
仲がいいから、恋人じゃなかったのかい?」
なぜか嬉しそうなシャル・・・・なぜ?
「ごめんなさい・・・僕、女です」
「え?」
「彼氏じゃなくて、彼女だったりします!」
シャル・・・・奥さんが戸惑ってるって・・。
「女同士の恋人もよくあるけど
女の子だったの、ごめんなさいね・・・男の子だとばっかり・・・」
「い・・・いえ、先日も間違われたばっかりで・・・・」(シャルに・・)
「それにしても、女の子なら、もっとオシャレにしないと
そんな、ボサボサの髪の毛じゃ、ダメよ
綺麗にしないと・・・私がやってもいい?」
「あ・・・・」
「やっちゃってください!」
「シャ・・・・シャル・・」
驚くようにシャルの顔を見ると
笑顔で、奥さんに答えていた。
奥さんは頷くと
僕の背後に回り、クシャクシャだった僕の髪にクシを入れる
「こんなに、かわいいんだし、女の子なら髪くらい綺麗にしないと!」
「でしょ、でしょ!
そうね、かわいさは無敵よね!
王都に向かう前に、明日は、可愛い服でも買いに行きましょ!」
その後は・・・・・・・・
奥さんと、シャルの、女子トークが花を咲かせる・・・
全ては、僕を可愛くしようと・・・
このままでいい・・・
僕は、このままでいいから・・・・
でも、無理・・・だろうと
僕は、諦めた・・・・・。
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