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机とクラスメイト
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俺は黒板に白いチョークで書かれた文字を見ながら、無情にもすでにこの教室からなくなった机と椅子のことを考えていた。あいつはどこかに、死ぬ理由を残していないのだろうか。
放課後になってから、俺は職員室にいる担任のもとへと向かった。そして、友達の使っていた机と椅子がどこにあるのか聞いた。
「え? 使ってた机と椅子?」
「はい」
「あれは」
先生は不思議な顔をしながら、それが北校舎の使われていない教室にあると教えてくれた。先生は、なぜいまさら俺がそれを探しているのか聞きたいようだった。
「ただ何かないか知りたいんです」
これは本心で、それ以外には何もなかった。
三十代の担任は短く刈った髪を撫でて返事らしきものをした。
北校舎の四階に使われていない教室があった。俺は職員室で借りた鍵を使って、そこへと入った。二クラス分くらいの机と椅子が教室の隅に積まれていた。友達の机と椅子は、その塊に並べられて、窓際に置かれていた。なんか怖い、と訴え、気分の悪くなった女子の言い分で机と椅子はここに移されたのだ。
俺は机の表面をなぞった。右上に一つ大きな穴が開いている。これが、友達の使っていた机という証拠だ。
さて、と俺は屈んで机の中を見た。何も入っていない。……当たり前か。
次に手を突っ込んで、傷か何か、それこそ遺書のようなものが刻まれていないかどうか確かめた。机の表面とは違い、ざらざらとした感触は一つもなかった。手を抜いてみると、灰色の埃がほんの少し付いていた。
椅子も同じようなものだった。目ぼしい傷や手掛かりになるようなものは何もなかった。
教室の扉に鍵をかけ、俺は職員室へと向かった。担任に鍵を返したとき、何か見つかったかと聞かれた。
「いいえ、何も」
果たして死の理由は学校内に存在しているのだろうか。校門から外に出ながら、俺は額を押さえた。
もしかしたら、俺が知ることのない場所に理由があるのかもしれない。家族だったり、中学の頃の友達だったり、またはインターネット上にそれがあるのかもしれない。
グラウンドでは野球部が大きな声を出しながら練習をしていた。地平線まで飛んでいきそうな、聞き心地のいい金属音がたまに鳴っている。駅へと向かう道路には多くの高校生がいた。俺のような一人で帰るものもいれば、友達で帰るものもいる。もちろんカップルもいる。
自分の部屋に着くと、俺はノートパソコンを開いた。そして、メモ帳を開き、今日の日付を入れた。
日記は中学一年からの日課だった。始めたのは4月1日で、それ以来、俺が何をしたのか全く分からないという日はない。親と喧嘩した日のことも、初めて彼女ができた日のことも、そして別れたときのことも、この日記にはある。
俺はさっそく日記を書き始めた。書くことは決まっている。天気と、この日に一番記憶に残ったことだ。そして今日、一番記憶に残ったことというのは、理由探しを始めたことだ。
俺はなぜ友達が自殺したのか気になるということと、まず初めに机と椅子を調べたということを書いた。そして、理由が学校生活に関係なく、それ以外にあるのではないかという考えを書いた。
両手でタイピングをしていると、ふと、もしかしたらこういった日記のようなものがあいつにもあるのかもしれない、という考えが浮かんだ。
もしそのようなものを持っていたら、理由に大きく近づける気がする。だが、家族が見つけている可能性が高い。そうすると、そこに書いてあるものは役に立たないただの言葉の羅列のような気がする。いや、それでも見てみる価値はあるだろう。
俺はこのことも日記に書き、Dドライブの奥深くにある日記フォルダに保存した。
十一月に入ると、寒い日が続いた。俺は秋風を横に受けながら、駅前である人物を待っていた。十分ほど待っていると、改札口から続く階段を、クラスメイトの夏目冬子が降りてくるのが見えた。
俺はその姿を見つけると、彼女に近づいた。彼女も俺を見つけると、こちらにやってきた。
「ごめんなさい。待った?」
「いや、大丈夫。待ってないよ」
俺がこうして彼女に会っているのは、淡い感情だとか、青春だとか、ピンク色をした何かのためではない。
彼女は友達と同じ中学校の出身だった。
俺は初めて見る彼女の私服に何の感動も覚えずに、駅前にあるファミリーレストランへ入った。
「突然ごめんね」
「ううん。習い事の帰りだから」
彼女はピアノを習っているらしかった。確かに指はすらりと長い。
俺が彼女に初めてコンタクトを取ったのは金曜日の昼休みだった。入学以来、クラスで大人しくしていた俺が、女子のグループに割って入るのは、奇妙で驚くべき行動というふうに受け止められたに違いない。だが、彼女のいたグループには俺と同じ中学校出身の女子がいた。その子の俺に対する正確な解釈と、そのことを周りに伝える完璧な解説のおかげで、俺は突飛な行動をし始めた変人という称号を得ずに済んだと思う。俺は実はチャラい性格で、雰囲気に似合わず女好き、ということになっているだろうから、誰が見てもおかしくはない。
俺は少し話したいことがあるから、土曜日か日曜日に時間を割いてもらえないかと頼んだ。夏目冬子は戸惑いながらも、周りの女子に目配せしつつ了承してくれた。そして俺は彼女から携帯電話の番号とメールアドレスが書かれた紙を貰った。
俺はそれをポケットに入れ、今日の夜に連絡すると言った。
グループから離れるとき、そこにいた俺のことをよく知っている女の子と目が合った。中学三年の冬、俺がその子と別れるときにした会話を、ふと思い出した
恋人じゃなくて、お嫁さんにしたい。
結婚するわけがないでしょ。
ドリンクバーだけを頼み、自分と夏目冬子の飲み物を取ってくると、俺はさっそく友達のことを切り出した。このことは金曜日の夜に伝えていた。
夏目は、昨日メールで話したように彼とはそんなに親しくなかった、と言った。だが、俺はそれでも何かないか聞くつもりだった。
まず聞いたのは、友達の交友関係だった。俺の知らない交友があったはずだ。
夏目はまず友達と仲がよかった男子のことを教えてくれた。
その男子は香月君といった。テニス部に所属していたそうだ。その成績はというと、これといって優れたものではなく、部活動自体ただ体を動かすのを楽しみにしていたというだけらしかった。夏目曰く、顧問も怪我と事故だけには気をつけろと言うだけで力は入れておらず、活動のほとんどを部員に任せていたという。
俺は、中学時代、友達が部活に入っていたかどうか聞いた。俺も一度は聞いたことがあると思うが、記憶にはない。たぶん入っていなかったと思うが、間違っていてはいけない。
夏目は俺の記憶通り、友達は部活に入っていなかったと教えてくれた。俺はそれに頷き、オレンジジュースを飲んだ。
香月君とやらの連絡先は分かるだろうか。その問いに夏目は分からないと答えた。香月君と同じクラスだったのは中学一年生のときだけらしかった。
「彼の連絡先を知っていそうな人はいるかな?」
「分からない」
夏目は首を小さく振った。
彼女は自分で言ったように、あいつについてあまり知らないようだ。
「彼とは中学時代、三年間同じクラスだったけど、そんなに話したことはないのね。他の人もそうじゃないかな。あなたと笑いながら話してるのを見て驚いたくらい。だから、彼について知っていることはあまりないの。ごめん」
夏目はメロンソーダを飲みながら、ゆっくりと言った。
俺は謝る必要なはいと手を振ったが、彼女が期待はずれであったことを自分の中で認めた。それにしても、中学時代はさらに大人しかったとは。
他に夏目に聞きたいことはあるだろうか。夏目の他に――同じクラスに、友達と同じ中学校出身の生徒はいるだろうか。
「いることはいるけど……。あんまり話したことない。高校に入ってから、一回か二回だけ」
夏目は肩を小さくしながら答えた。
「それは誰?」
「紅根さんがそう。同じ中学」
紅根桜子。たしか、ソフトボール部に入っている、がっしりとした体格の女子だった。もし喧嘩したら負けるかもしれないと思ったことがある。
その子の……連絡先は自分で聞くか。俺がそう呟くと夏目は「そうね、私は知らないし」と少し機嫌が悪そうに言った。
これ以上は何もないかな、そう思い、これで最後にしようと、友達が死ぬ前、何か気になったことはなかったか聞いた。
彼女は何もないと答えた。
レジで会計を済ませ、外にでると、夏目冬子は俺にあることを聞いてきた。
俺の元彼女があなたについて語っていることは全部本当なのか、と。
俺は頷き、全部本当だ、彼女が俺について嘘をつくことはない。彼女は俺より俺に対して正直だ、と答えた。
夏目はそれを聞いて、ひどいね、と小さく言った。
放課後になってから、俺は職員室にいる担任のもとへと向かった。そして、友達の使っていた机と椅子がどこにあるのか聞いた。
「え? 使ってた机と椅子?」
「はい」
「あれは」
先生は不思議な顔をしながら、それが北校舎の使われていない教室にあると教えてくれた。先生は、なぜいまさら俺がそれを探しているのか聞きたいようだった。
「ただ何かないか知りたいんです」
これは本心で、それ以外には何もなかった。
三十代の担任は短く刈った髪を撫でて返事らしきものをした。
北校舎の四階に使われていない教室があった。俺は職員室で借りた鍵を使って、そこへと入った。二クラス分くらいの机と椅子が教室の隅に積まれていた。友達の机と椅子は、その塊に並べられて、窓際に置かれていた。なんか怖い、と訴え、気分の悪くなった女子の言い分で机と椅子はここに移されたのだ。
俺は机の表面をなぞった。右上に一つ大きな穴が開いている。これが、友達の使っていた机という証拠だ。
さて、と俺は屈んで机の中を見た。何も入っていない。……当たり前か。
次に手を突っ込んで、傷か何か、それこそ遺書のようなものが刻まれていないかどうか確かめた。机の表面とは違い、ざらざらとした感触は一つもなかった。手を抜いてみると、灰色の埃がほんの少し付いていた。
椅子も同じようなものだった。目ぼしい傷や手掛かりになるようなものは何もなかった。
教室の扉に鍵をかけ、俺は職員室へと向かった。担任に鍵を返したとき、何か見つかったかと聞かれた。
「いいえ、何も」
果たして死の理由は学校内に存在しているのだろうか。校門から外に出ながら、俺は額を押さえた。
もしかしたら、俺が知ることのない場所に理由があるのかもしれない。家族だったり、中学の頃の友達だったり、またはインターネット上にそれがあるのかもしれない。
グラウンドでは野球部が大きな声を出しながら練習をしていた。地平線まで飛んでいきそうな、聞き心地のいい金属音がたまに鳴っている。駅へと向かう道路には多くの高校生がいた。俺のような一人で帰るものもいれば、友達で帰るものもいる。もちろんカップルもいる。
自分の部屋に着くと、俺はノートパソコンを開いた。そして、メモ帳を開き、今日の日付を入れた。
日記は中学一年からの日課だった。始めたのは4月1日で、それ以来、俺が何をしたのか全く分からないという日はない。親と喧嘩した日のことも、初めて彼女ができた日のことも、そして別れたときのことも、この日記にはある。
俺はさっそく日記を書き始めた。書くことは決まっている。天気と、この日に一番記憶に残ったことだ。そして今日、一番記憶に残ったことというのは、理由探しを始めたことだ。
俺はなぜ友達が自殺したのか気になるということと、まず初めに机と椅子を調べたということを書いた。そして、理由が学校生活に関係なく、それ以外にあるのではないかという考えを書いた。
両手でタイピングをしていると、ふと、もしかしたらこういった日記のようなものがあいつにもあるのかもしれない、という考えが浮かんだ。
もしそのようなものを持っていたら、理由に大きく近づける気がする。だが、家族が見つけている可能性が高い。そうすると、そこに書いてあるものは役に立たないただの言葉の羅列のような気がする。いや、それでも見てみる価値はあるだろう。
俺はこのことも日記に書き、Dドライブの奥深くにある日記フォルダに保存した。
十一月に入ると、寒い日が続いた。俺は秋風を横に受けながら、駅前である人物を待っていた。十分ほど待っていると、改札口から続く階段を、クラスメイトの夏目冬子が降りてくるのが見えた。
俺はその姿を見つけると、彼女に近づいた。彼女も俺を見つけると、こちらにやってきた。
「ごめんなさい。待った?」
「いや、大丈夫。待ってないよ」
俺がこうして彼女に会っているのは、淡い感情だとか、青春だとか、ピンク色をした何かのためではない。
彼女は友達と同じ中学校の出身だった。
俺は初めて見る彼女の私服に何の感動も覚えずに、駅前にあるファミリーレストランへ入った。
「突然ごめんね」
「ううん。習い事の帰りだから」
彼女はピアノを習っているらしかった。確かに指はすらりと長い。
俺が彼女に初めてコンタクトを取ったのは金曜日の昼休みだった。入学以来、クラスで大人しくしていた俺が、女子のグループに割って入るのは、奇妙で驚くべき行動というふうに受け止められたに違いない。だが、彼女のいたグループには俺と同じ中学校出身の女子がいた。その子の俺に対する正確な解釈と、そのことを周りに伝える完璧な解説のおかげで、俺は突飛な行動をし始めた変人という称号を得ずに済んだと思う。俺は実はチャラい性格で、雰囲気に似合わず女好き、ということになっているだろうから、誰が見てもおかしくはない。
俺は少し話したいことがあるから、土曜日か日曜日に時間を割いてもらえないかと頼んだ。夏目冬子は戸惑いながらも、周りの女子に目配せしつつ了承してくれた。そして俺は彼女から携帯電話の番号とメールアドレスが書かれた紙を貰った。
俺はそれをポケットに入れ、今日の夜に連絡すると言った。
グループから離れるとき、そこにいた俺のことをよく知っている女の子と目が合った。中学三年の冬、俺がその子と別れるときにした会話を、ふと思い出した
恋人じゃなくて、お嫁さんにしたい。
結婚するわけがないでしょ。
ドリンクバーだけを頼み、自分と夏目冬子の飲み物を取ってくると、俺はさっそく友達のことを切り出した。このことは金曜日の夜に伝えていた。
夏目は、昨日メールで話したように彼とはそんなに親しくなかった、と言った。だが、俺はそれでも何かないか聞くつもりだった。
まず聞いたのは、友達の交友関係だった。俺の知らない交友があったはずだ。
夏目はまず友達と仲がよかった男子のことを教えてくれた。
その男子は香月君といった。テニス部に所属していたそうだ。その成績はというと、これといって優れたものではなく、部活動自体ただ体を動かすのを楽しみにしていたというだけらしかった。夏目曰く、顧問も怪我と事故だけには気をつけろと言うだけで力は入れておらず、活動のほとんどを部員に任せていたという。
俺は、中学時代、友達が部活に入っていたかどうか聞いた。俺も一度は聞いたことがあると思うが、記憶にはない。たぶん入っていなかったと思うが、間違っていてはいけない。
夏目は俺の記憶通り、友達は部活に入っていなかったと教えてくれた。俺はそれに頷き、オレンジジュースを飲んだ。
香月君とやらの連絡先は分かるだろうか。その問いに夏目は分からないと答えた。香月君と同じクラスだったのは中学一年生のときだけらしかった。
「彼の連絡先を知っていそうな人はいるかな?」
「分からない」
夏目は首を小さく振った。
彼女は自分で言ったように、あいつについてあまり知らないようだ。
「彼とは中学時代、三年間同じクラスだったけど、そんなに話したことはないのね。他の人もそうじゃないかな。あなたと笑いながら話してるのを見て驚いたくらい。だから、彼について知っていることはあまりないの。ごめん」
夏目はメロンソーダを飲みながら、ゆっくりと言った。
俺は謝る必要なはいと手を振ったが、彼女が期待はずれであったことを自分の中で認めた。それにしても、中学時代はさらに大人しかったとは。
他に夏目に聞きたいことはあるだろうか。夏目の他に――同じクラスに、友達と同じ中学校出身の生徒はいるだろうか。
「いることはいるけど……。あんまり話したことない。高校に入ってから、一回か二回だけ」
夏目は肩を小さくしながら答えた。
「それは誰?」
「紅根さんがそう。同じ中学」
紅根桜子。たしか、ソフトボール部に入っている、がっしりとした体格の女子だった。もし喧嘩したら負けるかもしれないと思ったことがある。
その子の……連絡先は自分で聞くか。俺がそう呟くと夏目は「そうね、私は知らないし」と少し機嫌が悪そうに言った。
これ以上は何もないかな、そう思い、これで最後にしようと、友達が死ぬ前、何か気になったことはなかったか聞いた。
彼女は何もないと答えた。
レジで会計を済ませ、外にでると、夏目冬子は俺にあることを聞いてきた。
俺の元彼女があなたについて語っていることは全部本当なのか、と。
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