14 / 33
第十三話
しおりを挟む
昇格試験に関する詳しい内容をイサリアから説明されたヒロキではあったが、心構え以外については特別な準備や訓練を必要とするわけではなかった。何しろ地下迷宮の探索は挑戦するミーレ達の魔法を始めとする総合的な能力を確かめる実地試験だ。
魔法を使えない彼としては荷物持ちやアドバイス等の直接魔法に関わらない分野での協力しか出来ない。このような立場であったので、イサリアがヒロキに頼んだのは試験までの健康維持と、可能な限りベリゼート帝国の風俗や習慣に慣れることぐらいだ。
翌日から彼はイサリアに誘われるままに魔法とは関係のない講義を受けるといった地味な学院生活を送ることになった。
「こんにちわ、イサリアとヒロキ君。どう学院に慣れてきた?」
そんな生活が四日目になろうとする頃、歴史の講義を終えたヒロキは、席を立って移動を開始しようとしたところでクロリスに話し掛けられる。いつもはエリザと行動を共にすることが多い彼女だが、受ける講義を個人で選択出来るのが〝鷹の学院〟の教育方針なので不思議はない。
エリザは歴史よりも他の分野に力を注いでいるということなのだろう。もちろん、ヒロキがこの世界の歴史に特別な関心があるというわけでもない。前述の理由で魔法の才能を全く持たない彼が少しでも理解出来る講義の一つが歴史というだけだ。
「うん、まあまあの調子だよ!」
クロリスの呼び掛けにヒロキはイサリアよりも先に答える。彼女とエリザとはイサリアとの縁もあって何かと接することが多い。ヒロキも彼女達をクラスメート的な立場と見做すようになっていた。
たった一人で異世界の真っただ中に放り込まれたヒロキだが、持前の若さで日を重ねるごとに学院での生活に適応していた。もちろんこれは召喚者であるイサリアの手厚い便宜があったからこそだが、もう一つの要因としてベリゼート帝国の文明水準が現代日本と比べて大きな差がないことにあった。
魔法という日本では考えらない技術をエネルギーの要にしているが、料理や衛生観念、個人財産の尊重等の基本とする価値観は共通していた。唯一、政治体系は日本と大きく異なっており、帝国は民主主義国家ではなかったが、〝鷹の学院〟でも優秀ならば、生まれが貴族や有力部族でなくとも出世の門が開かれているように、才能次第では皇帝直属の高官に取り立てられる等の下から上に上がる階層間の流動性を備えている。
基本は封建制度を元にしているが、新しい血を随時採用するシステムを持っているのが、ベリゼート帝国の特徴だった。おそらく貴族達の完全な専横が許された社会ではヒロキも慣れることが出来なかっただろうし、帝国もここまで発展することはなかったに違いない。
「本当?後ろから見ていたけど退屈そうに見えたよ!」
「ええ、見られていたの!」
クロリスの言葉にヒロキは苦笑を浮かべる。彼女の指摘どおり先程までの歴史の講義は彼にとっては退屈な内容でしかなかったからだ。
講義の内容はこの国で数百年前に起った人体の精神に影響を及ぼす魔法の開発と、それによって引き起こされた社会的混乱についてだったのだが、異世界の人間であるヒロキとしては対岸の火事というよりは、地球の裏の南米辺りで起った火事のようなものである。
この国と世界に与えた影響は大きいのであろうが、あまり積極的にその背景を知ろうとは思えなかったのだ。それでも、礼儀として真面目に講義を受けるフリをしていたのだが、後ろから見れば彼の注意力が散漫であったのが丸見えだったのだろう。
「ヒロキをこの講義を誘ったのは私だ。彼は帝国に組み込まれて間もない部族の出身だからな。帝国の歴史に親身になれないのは仕方ないことだ。同じ三階の個室を使ってはいるが、ヒロキは短期留学のお情けで個室を与えられたに過ぎない。私やクロリスと一緒にしてはいかんぞ!」
「もう、イサリアは直ぐに酷いこと言うんだから!」
イサリアの言葉にクロリスは窘めるように反応する。彼女は平民出身ながら〝鷹の学院〟に入学が許可されただけでなく、優秀生としても認められた才能ある人物だ。魔法力ではイサリアが抜きん出ているようだが、真面目で争いを好まない性格は正に優秀生といった印象を持たせた。
もっとも第三者には嫌味の強い冗談に聞こえるイサリアの言葉も、ヒロキにとってはありがたいフォローである。毒舌を交えてヒロキの正体を勘付かれる可能性の芽を早めに摘み取ってくれたのだ。
「そう言えば、ヒロキ君はスエン族の出身だったね。それじゃ仕方ないか・・・ごめんね」
「いや、大丈夫。気にしないで」
「ありがとう。・・・それでイサリアにちょっとした相談があるのだけれど聞いてくれるかな?」
「・・・どうしたのだ、改まって?」
ヒロキの許しを得ると本題とばかりにクロリスは改めってイサリアに告げる。その真剣な態度にイサリアも表情を変えて先を促した。
「うん、エリザのことなんだけどね。最近、怒りっぽいの・・・最初はミゴールへの昇格試験が迫っているからそれで緊張しているじゃないかと思っていたのだけど、どうやらエリザの実家であるバルゲン家で何かが起っているようなの。イサリアのリゼート家とバルゲン家はライバル関係にあるけど、あなたなら何かしらの情報を知っているんじゃないかなって思って・・・」
「・・・それは」
クロリスの告白を受けたイサリアは周囲に視線を送ると声を濁らせる。いつもは小柄な体格とは思えないほど堂々としている彼女だが、他のミーレ達の存在が気になるようだった。
「・・・心当たりはあるが、ここで話すには少々やぶさかではない内容だ。場所を変えて話そう・・・ヒロキも付いてきてくれ!」
イサリアはそう告げると教室から出るために出入り口へと向かう。許可を得たことでヒロキはクロリスとともに頷くとその後に続いた。イサリアはエリザについて何か心当たりがあるに違いなかった。
「どこまで信憑性があるかは定かではないのだが・・・、エリザのバルゲン家が次代の後継者を早めに発表するのではかという噂話が出ているそうだ。これまでの慣習からしてバルゲン家は当主を決めるのに、いつも揉めていたからな。今回は面倒を早めに解決しようとしているのかもしれない。まあ、一度決めると結束する変わった一族なのだが・・・。おっと、話が逸れたな。まあ、そのようなことがあってエリザも気が立っているのではないか?もっともこれは、水面下のやり取りで流れている不確定な情報に過ぎない。同じ五大公家出身の私なら何か知っていると睨んだクロリスの判断は正しいが、事実だとしても当主選びはその家の問題だ。部外者が口を出すようなものではない。そっとしておくのが良いだろう。この話もここだけにしてくれ・・・」
中央棟の屋上テラスにヒロキとクロリスを連れて来たイサリアは、クロリスの質問に対して自分の持つ情報と見解を告げた。以前は陽の光に満ちていたテラスだったが、今日は生憎の曇り空だ。もっともそのためか利用する人影は彼ら三人のみである。内密の話をするのに調度よい環境だった。
「そっか、そういうことだったのね!私・・・知らず知らずの内にエリザを怒らせてしまったのかと思って心配していたのだけど・・・そういうことなら無理に不機嫌の理由を問いたりせずに、そっとしておくのが良いみたいね」
「うむ、それが最善だ・・・」
「ありがとう、イサリア!私も胸の支えが取れた気分になれたわ!さっそくだけど不調なエリザの代わりに試験に備えて魔法の調整に入るわね。相談に乗ってくれて本当にありがとう!」
イサリアの説明にクロリスは笑顔を見せて納得したように頷いた。どうやら彼女は親友の様子を案ずるともに、その原因が自分にあったのではないかと心配していたようだ。
確定した事実でないにしてもエリザの機嫌を煩わしている原因が知れたことで安堵したのだろう。礼を告げると思いついたようにイサリアとヒロキの前から去って行った。
「うお、何をする!変なことをして驚かすな!」
「なんか、ぼんやりしていたからさ。俺達も・・・ちょっと早いけど昼食としようよ」
クロリスを見送るイサリアの肩をヒロキは不意打ちのように軽く指で突いた。彼女とクロリスは友人関係にあるが、クロリスが昇格試験のパートナーに選んだのはエリザだ。
この事実についてイサリアは何も語ることはないが、クロリスを見送った彼女の寂しそうな表情を見るに複雑な思いを抱いていると想像出来る。ヒロキはそんなイサリアを自分なりに元気付けたのだ。
「本当にヒロキは食欲が旺盛だな!まあ、少し早いが昼食にしようか」
「うん、そうしよう!」
いつもの調子を取り戻したイサリアの笑顔にヒロキも口角を崩す。彼女はこの世界に自分を召喚した張本人で日本に戻してもらう契約の履行者でもあるのだが、今ではそれらの前提を越えた大切な存在になりつつあった。
頑固で傲慢だが、心根はそこまで捻くれていないはずのイサリアが自分に屈託のない笑顔を見せてくれる。それは彼にとっては心が満たされる出来事になっていた。
このようにしてヒロキはミゴール昇格試験までイサリアと充実した日々を過ごしたのだった。
魔法を使えない彼としては荷物持ちやアドバイス等の直接魔法に関わらない分野での協力しか出来ない。このような立場であったので、イサリアがヒロキに頼んだのは試験までの健康維持と、可能な限りベリゼート帝国の風俗や習慣に慣れることぐらいだ。
翌日から彼はイサリアに誘われるままに魔法とは関係のない講義を受けるといった地味な学院生活を送ることになった。
「こんにちわ、イサリアとヒロキ君。どう学院に慣れてきた?」
そんな生活が四日目になろうとする頃、歴史の講義を終えたヒロキは、席を立って移動を開始しようとしたところでクロリスに話し掛けられる。いつもはエリザと行動を共にすることが多い彼女だが、受ける講義を個人で選択出来るのが〝鷹の学院〟の教育方針なので不思議はない。
エリザは歴史よりも他の分野に力を注いでいるということなのだろう。もちろん、ヒロキがこの世界の歴史に特別な関心があるというわけでもない。前述の理由で魔法の才能を全く持たない彼が少しでも理解出来る講義の一つが歴史というだけだ。
「うん、まあまあの調子だよ!」
クロリスの呼び掛けにヒロキはイサリアよりも先に答える。彼女とエリザとはイサリアとの縁もあって何かと接することが多い。ヒロキも彼女達をクラスメート的な立場と見做すようになっていた。
たった一人で異世界の真っただ中に放り込まれたヒロキだが、持前の若さで日を重ねるごとに学院での生活に適応していた。もちろんこれは召喚者であるイサリアの手厚い便宜があったからこそだが、もう一つの要因としてベリゼート帝国の文明水準が現代日本と比べて大きな差がないことにあった。
魔法という日本では考えらない技術をエネルギーの要にしているが、料理や衛生観念、個人財産の尊重等の基本とする価値観は共通していた。唯一、政治体系は日本と大きく異なっており、帝国は民主主義国家ではなかったが、〝鷹の学院〟でも優秀ならば、生まれが貴族や有力部族でなくとも出世の門が開かれているように、才能次第では皇帝直属の高官に取り立てられる等の下から上に上がる階層間の流動性を備えている。
基本は封建制度を元にしているが、新しい血を随時採用するシステムを持っているのが、ベリゼート帝国の特徴だった。おそらく貴族達の完全な専横が許された社会ではヒロキも慣れることが出来なかっただろうし、帝国もここまで発展することはなかったに違いない。
「本当?後ろから見ていたけど退屈そうに見えたよ!」
「ええ、見られていたの!」
クロリスの言葉にヒロキは苦笑を浮かべる。彼女の指摘どおり先程までの歴史の講義は彼にとっては退屈な内容でしかなかったからだ。
講義の内容はこの国で数百年前に起った人体の精神に影響を及ぼす魔法の開発と、それによって引き起こされた社会的混乱についてだったのだが、異世界の人間であるヒロキとしては対岸の火事というよりは、地球の裏の南米辺りで起った火事のようなものである。
この国と世界に与えた影響は大きいのであろうが、あまり積極的にその背景を知ろうとは思えなかったのだ。それでも、礼儀として真面目に講義を受けるフリをしていたのだが、後ろから見れば彼の注意力が散漫であったのが丸見えだったのだろう。
「ヒロキをこの講義を誘ったのは私だ。彼は帝国に組み込まれて間もない部族の出身だからな。帝国の歴史に親身になれないのは仕方ないことだ。同じ三階の個室を使ってはいるが、ヒロキは短期留学のお情けで個室を与えられたに過ぎない。私やクロリスと一緒にしてはいかんぞ!」
「もう、イサリアは直ぐに酷いこと言うんだから!」
イサリアの言葉にクロリスは窘めるように反応する。彼女は平民出身ながら〝鷹の学院〟に入学が許可されただけでなく、優秀生としても認められた才能ある人物だ。魔法力ではイサリアが抜きん出ているようだが、真面目で争いを好まない性格は正に優秀生といった印象を持たせた。
もっとも第三者には嫌味の強い冗談に聞こえるイサリアの言葉も、ヒロキにとってはありがたいフォローである。毒舌を交えてヒロキの正体を勘付かれる可能性の芽を早めに摘み取ってくれたのだ。
「そう言えば、ヒロキ君はスエン族の出身だったね。それじゃ仕方ないか・・・ごめんね」
「いや、大丈夫。気にしないで」
「ありがとう。・・・それでイサリアにちょっとした相談があるのだけれど聞いてくれるかな?」
「・・・どうしたのだ、改まって?」
ヒロキの許しを得ると本題とばかりにクロリスは改めってイサリアに告げる。その真剣な態度にイサリアも表情を変えて先を促した。
「うん、エリザのことなんだけどね。最近、怒りっぽいの・・・最初はミゴールへの昇格試験が迫っているからそれで緊張しているじゃないかと思っていたのだけど、どうやらエリザの実家であるバルゲン家で何かが起っているようなの。イサリアのリゼート家とバルゲン家はライバル関係にあるけど、あなたなら何かしらの情報を知っているんじゃないかなって思って・・・」
「・・・それは」
クロリスの告白を受けたイサリアは周囲に視線を送ると声を濁らせる。いつもは小柄な体格とは思えないほど堂々としている彼女だが、他のミーレ達の存在が気になるようだった。
「・・・心当たりはあるが、ここで話すには少々やぶさかではない内容だ。場所を変えて話そう・・・ヒロキも付いてきてくれ!」
イサリアはそう告げると教室から出るために出入り口へと向かう。許可を得たことでヒロキはクロリスとともに頷くとその後に続いた。イサリアはエリザについて何か心当たりがあるに違いなかった。
「どこまで信憑性があるかは定かではないのだが・・・、エリザのバルゲン家が次代の後継者を早めに発表するのではかという噂話が出ているそうだ。これまでの慣習からしてバルゲン家は当主を決めるのに、いつも揉めていたからな。今回は面倒を早めに解決しようとしているのかもしれない。まあ、一度決めると結束する変わった一族なのだが・・・。おっと、話が逸れたな。まあ、そのようなことがあってエリザも気が立っているのではないか?もっともこれは、水面下のやり取りで流れている不確定な情報に過ぎない。同じ五大公家出身の私なら何か知っていると睨んだクロリスの判断は正しいが、事実だとしても当主選びはその家の問題だ。部外者が口を出すようなものではない。そっとしておくのが良いだろう。この話もここだけにしてくれ・・・」
中央棟の屋上テラスにヒロキとクロリスを連れて来たイサリアは、クロリスの質問に対して自分の持つ情報と見解を告げた。以前は陽の光に満ちていたテラスだったが、今日は生憎の曇り空だ。もっともそのためか利用する人影は彼ら三人のみである。内密の話をするのに調度よい環境だった。
「そっか、そういうことだったのね!私・・・知らず知らずの内にエリザを怒らせてしまったのかと思って心配していたのだけど・・・そういうことなら無理に不機嫌の理由を問いたりせずに、そっとしておくのが良いみたいね」
「うむ、それが最善だ・・・」
「ありがとう、イサリア!私も胸の支えが取れた気分になれたわ!さっそくだけど不調なエリザの代わりに試験に備えて魔法の調整に入るわね。相談に乗ってくれて本当にありがとう!」
イサリアの説明にクロリスは笑顔を見せて納得したように頷いた。どうやら彼女は親友の様子を案ずるともに、その原因が自分にあったのではないかと心配していたようだ。
確定した事実でないにしてもエリザの機嫌を煩わしている原因が知れたことで安堵したのだろう。礼を告げると思いついたようにイサリアとヒロキの前から去って行った。
「うお、何をする!変なことをして驚かすな!」
「なんか、ぼんやりしていたからさ。俺達も・・・ちょっと早いけど昼食としようよ」
クロリスを見送るイサリアの肩をヒロキは不意打ちのように軽く指で突いた。彼女とクロリスは友人関係にあるが、クロリスが昇格試験のパートナーに選んだのはエリザだ。
この事実についてイサリアは何も語ることはないが、クロリスを見送った彼女の寂しそうな表情を見るに複雑な思いを抱いていると想像出来る。ヒロキはそんなイサリアを自分なりに元気付けたのだ。
「本当にヒロキは食欲が旺盛だな!まあ、少し早いが昼食にしようか」
「うん、そうしよう!」
いつもの調子を取り戻したイサリアの笑顔にヒロキも口角を崩す。彼女はこの世界に自分を召喚した張本人で日本に戻してもらう契約の履行者でもあるのだが、今ではそれらの前提を越えた大切な存在になりつつあった。
頑固で傲慢だが、心根はそこまで捻くれていないはずのイサリアが自分に屈託のない笑顔を見せてくれる。それは彼にとっては心が満たされる出来事になっていた。
このようにしてヒロキはミゴール昇格試験までイサリアと充実した日々を過ごしたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
幼子家精霊ノアの献身〜転生者と過ごした記憶を頼りに、家スキルで快適生活を送りたい〜
犬社護
ファンタジー
むか〜しむかし、とある山頂付近に、冤罪により断罪で断種された元王子様と、同じく断罪で国外追放された元公爵令嬢が住んでいました。2人は異世界[日本]の記憶を持っていながらも、味方からの裏切りに遭ったことで人間不信となってしまい、およそ50年間自給自足生活を続けてきましたが、ある日元王子様は寿命を迎えることとなりました。彼を深く愛していた元公爵令嬢は《自分も彼と共に天へ》と真摯に祈ったことで、神様はその願いを叶えるため、2人の住んでいた家に命を吹き込み、家精霊ノアとして誕生させました。ノアは、2人の願いを叶え丁重に葬りましたが、同時に孤独となってしまいます。家精霊の性質上、1人で生き抜くことは厳しい。そこで、ノアは下山することを決意します。
これは転生者たちと過ごした記憶と知識を糧に、家スキルを巧みに操りながら人々に善行を施し、仲間たちと共に世界に大きな変革をもたす精霊の物語。
元万能技術者の冒険者にして釣り人な日々
於田縫紀
ファンタジー
俺は神殿技術者だったが過労死して転生。そして冒険者となった日の夜に記憶や技能・魔法を取り戻した。しかしかつて持っていた能力や魔法の他に、釣りに必要だと神が判断した様々な技能や魔法がおまけされていた。
今世はこれらを利用してのんびり釣り、最小限に仕事をしようと思ったのだが……
(タイトルは異なりますが、カクヨム投稿中の『何でも作れる元神殿技術者の冒険者にして釣り人な日々』と同じお話です。更新が追いつくまでは毎日更新、追いついた後は隔日更新となります)
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
貧乏で凡人な転生令嬢ですが、王宮で成り上がってみせます!
小針ゆき子
ファンタジー
フィオレンツァは前世で日本人だった記憶を持つ伯爵令嬢。しかしこれといった知識もチートもなく、名ばかり伯爵家で貧乏な実家の行く末を案じる毎日。そんな時、国王の三人の王子のうち第一王子と第二王子の妃を決めるために選ばれた貴族令嬢が王宮に半年間の教育を受ける話を聞く。最初は自分には関係のない話だと思うが、その教育係の女性が遠縁で、しかも後継者を探していると知る。
これは高給の職を得るチャンス!フィオレンツァは領地を離れ、王宮付き教育係の後継者候補として王宮に行くことになる。
真面目で機転の利くフィオレンツァは妃候補の令嬢たちからも一目置かれる存在になり、王宮付き教師としての道を順調に歩んでいくかと思われたが…。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる