マジカル・ワールド210

稲荷As

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レコード10:カメラとヴァンパイア

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9月22日
02「おはよう!」
朝が来た。アケミはボーダー本部にやって来た。
03「おはよう」
02「あれ?ナゴム君は?」
アケミがその場にいたマナブ達に聞いた。
04「さあな。見てない」
05「いつもならいるのにね」
02「どこにいるんだろ?」
アケミが不思議そうに言った。
06「もしかして、コバ・スコーピオンを探しているとか?」
02「確かにそうかも!」
アケミ達は笑って話していた。

一方その頃、ナゴムは、
カシャ!カシャ!カシャ!
商店街で、コロッケやたい焼きなどの写真を撮っていた。
01「うん、こんなもんかな?いただきます」
ナゴムはまずコロッケを一口食べた。
01「うまぁ~…」
なんとも幸せそうな声でそう言った。そして、コロッケを食べ終えた。
01「じゃあ次は…、ん~…」
ナゴムは指を舐め、次はどれを食べようか考えていた。
14「ナゴム?」
誰かに名前を呼ばれてナゴムが振り返ると、そこには一人の男性がいた。
14「ナゴムじゃないか」
01「えっと…」
ナゴムはその男の人が誰か分からず気まずそうに戸惑っていた。
14「あっ、ごめん。僕はアイカワ アルト。アケミのお父さん。ね」
その男の人は、どうやらアケミのお父さんだった。
01「あぁ~はいはい。あっ、えっと僕は…」
ナゴムはアルトさんになんて言おうか考えていた。
14「アケミから聞いてるよ。君は他の世界から来たんだってね」
アルトさんは「気にしないで」とでも言うような少し笑った顔でそう言った。
01「あっ、話してたんだ…」
ナゴムは少し驚いたというか少し面倒くさいと言うような顔でそう言った。
01「まぁはい。まぁそうですね…」
ナゴムは少し話す内容に困っていた。
14「えっと…何してるの?」
アルトさんが聞いた。
01「えっと…朝食というより、食べ歩きですね…」
ナゴムは少し気まずそうにそう言った。
14「いつもそういうの食べてるの?」
アルトさんは少し心配した顔で聞いた。
01「いえ、今日はただの気分です」
ナゴムはまだ、気まずそうにしている。
14「そうなんだ…」
アルトさんは少し意外というような顔でそう言った。
14「なんか美味しいのはあった?」
アルトさんは興味深そうに聞いた。
01「ん~…、まだコロッケしか食べれてませんね」
ナゴムは少し残念そうにそう言った。
14「あぁ、ごめんね」
アルトさんは申し訳なさそうに謝った。
01「いいですよ。そもそもコロッケも美味しかったし。中にもしっかりと火が通って肉はジューシーで、衣のあのサクサク感はかなり音が出てあそこまで音を出すのはかなり難しいものだと思うよ~。要はうまかった」
ナゴムはさっきと違い、「食レポか!」とでもいうようにペラペラと感想を言った。
14「へぇ~!そうなんだ!じゃあ俺も買っていこうかな?アケミ達にも食べさせたいしな!」
アルトさんはニコッと笑ってそう言った。
01「いいんじゃないですか?」
ナゴムは少し笑った顔でそう言った。
ーー~~ーー
ナゴムは何かに気づいた。
01「ん、すいません。ちょっと用事があるので行っていいですか?」
今はさっきまでに比べると、なぜか活き活きした顔をしている。
14「あぁ、こちらこそ止めてすまない。それでは、また会おう」
01「えぇ、会うことがあれば」
そう言ってナゴムは、たい焼きなどを食べながら走っていった。

『ピーピーピー』
「エリアK19の地下の貯水地、魔獣発見、現場に急行せよ」
魔獣が現れた。今回の魔獣は地下にいるらしい。
06「現場に到着!」
アケミ達は現場に到着した。
ヴァンパイア「グォォォ!」
魔獣が大声で叫んでいる。
01「ヴァンパイアか」
ナゴムが突然後ろからそう言った。
05「わっ!びっくりした、いつの間に?」
突然後ろに現れたので、アケミ達はびっくりしていた。
01「ちょうど今来た」
ナゴムはポケットに手を突っ込みながら喋った。
02「何してたの?」
アケミが少し心配な顔でナゴムに聞いた。
01「商店街で食べ歩きしてた。そういや途中でアケミのお父さんに会ったな」
02「えっ!そうなの!何話したの?」
アケミはかなり驚いていた。アケミがなぜか少し心配している気がする。…気のせいか。
01「大したことは話してない。俺が何してたかぐらい。それよりもやるぞ」
ナゴムがみんなに戦いに集中するように言った。
ヴァンパイア「グォォォ!」
コバ・ヴァンパイアは、翼を広げ、飛び上がった。
01「行くぞ」
02「うん!」
01・02・03・04・05・06「チェンジ!」
ナゴム達は装備を装着し、戦闘態勢に入った。
ヴァンパイア「グォォォ!」
コバ・ヴァンパイアは超音波を発生させ、ナゴム達を攻撃した。
04「うっ…うるせぇ…」
03「くっ…バーニングシュート!」
ヴァンパイア「キシャ~~!」
ヒカリが攻撃したが、コバ・ヴァンパイアは複数のコウモリに分裂して避けた。
ヴァンパイア「キシャ~~!」
コバ・ヴァンパイアはコウモリのまま攻撃をしてきた。
01「オウルカメラ!」
ナゴムがカメラを前に出してそう言うと、そのカメラは変形し、フクロウのような形になった。
パシャ!パシャ!
ヴァンパイア「グアッ!」
そしてそのカメラはフラッシュし、コバ・ヴァンパイアの目をくらませ、コバ・ヴァンパイアは元の姿に戻った。すると、それまで発生していた超音波が止まった。
01「グラビティ」
ナゴムの魔法によりコバ・ヴァンパイアは、地面に叩きつけられた。
01「チェーン!」
そして、透明な鎖みたいなもので、コバ・ヴァンパイアは拘束された。
01「今だ!」
ナゴムはアケミ達に合図を出した。
03「バーニングブラスト!」
02「ハリケーンストライク!」
04「ブリザード!」
05・06「オーシャンスラッシュ!」
ドガーーーン!
アケミ達は、同時に攻撃し、コバ・ヴァンパイアを倒すことができた。
03「…?」
ドガーーーン!
ビュン!
02・03・04・05・06「うわぁぁぁ~!」
アケミ達は突然何者かに攻撃された。ナゴムはその攻撃を避けたが。
04「くっ…何だ…」
スコーピオン「フンッ、こんなもんか…」
そこにいたのはコバ・スコーピオンだった。
02「コバ・スコーピオン…」
スコーピオン「俺をあそこまで追い詰めたからな、多少は強くなったと思ったらこんなもんだったかぁ」
コバ・スコーピオンは煽るような口調でそう言った。
05「前よりかは強くなったけどな…」
06「そっちは前よりも速くなってるし…」
アケミ達はまだ倒れていて頑張って立とうとしている。
スコーピオン「はっ!その程度じゃあ俺を倒せねぇよ!もっと俺を楽しませろ!」
コバ・スコーピオンはかなり大きい声で、元気な声でそう叫んだ。
01「アイカワ アケミ!」
突然ナゴムがそう叫んでアケミはびっくりした。
01「あいつ、俺が倒していいんだろ?」
ナゴムは、少し微笑んだ顔でそう言った。
02「うん、お願い!」
アケミは嬉しそうで、決意に満ちた顔で言った。
01「分かった!」
ナゴムはコバ・スコーピオンの方を向き、少し笑った顔でそう言った。
スコーピオン「何だぁ?お前が楽しませてくれるのか?」
コバ・スコーピオンは嬉しそうにそう言った。
01「悪いが…楽しむ余裕はないかもしれないぞ」
ナゴムは真面目な顔で、さっきとは違う声でそう言った。
スコーピオン「へっ!いいねぇ。そうこなくちゃな!」
01「はぁ…」
ナゴムは少し目を閉じ、ため息をついた。
01「その命、天に返しなさい」
そう言ってゆっくりとナゴムは目を開いた。その時、誰もが、コバ・スコーピオンさえも、さっきまでのナゴムとは違う気迫なのに気づいた。
スコーピオン「…」
01「いくぞ…、「アーマー・オン」」



~ナゴムの解説〈マジカル⊕ワード〉のコーナー~
『オウルカメラ』
ナゴム、つまり僕の愛用品のカメラ。普段はカメラとして使うが、オウルモードに変形すると自立行動ができるようになり、戦闘の援護や偵察などもできる。カメラの機能としては、遠く離れたものも撮ることができ、赤外線カメラや夜用カメラなどの様々な機能がある。また、フラッシュ機能もあり、敵の目を眩ませることもできる。


あとがき
 どうもこんにちは。稲荷Asです。ちょっと待ってください。今思いましたが、全員で「チェンジ!」と言ってるのが、「戦隊か!」って思いました。確かに、5、6人で同時変身してますが…、なんかもう大変だ!まぁ、これからのストーリーは大体決めてるので、戦隊じゃないような感じになってると思うので、お楽しみください。
 あと、ナゴムはグルメではなく、食いしん坊でもなく、ただただ美味しいものを食べたいと思っているだけです。ただ、食べれないわけではないけれど、好き嫌いが多いです。
 まぁ最後、コバ・スコーピオンが現れて、最後にナゴムが「アーマー・オン」と言いましたが、一体何が起こるのか?
 それではまた、次のお話で。
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