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離婚と再会
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私の結婚生活はわずか二年で幕を閉じた。
夫から離婚してほしいと言われ、紙切れ一枚であっさり他人に戻った。
家族になるときに紙切れ一枚なら、終わるときも紙切れ一枚。
あまりの呆気なさに、離婚に対して何らかの感情を抱くこともできなかった。ただ、結婚生活が終わったという事実だけを受け止めた。
お互いを尊重し合ってうまく生活できていたと思っていた。側から見ても仲の良い夫婦だったはずだ。
けれど、夫はそう思っていなかったらしい。
「本当に突然言われたんだよね。前触れもなく。私といても虚しいって」
何度目かのその台詞を口から溢す。
「ふーん。みずきはさー、自立心が強すぎて甘えたりしないからさ、そういうのが寂しかったんじゃないの」
「私がそういう人間なのは結婚する前からわかってたはずじゃん。ちゃんと役割分担して滞りなく生活できてたのに……」
「役割分担て……そういう淡々とした感じが虚しかったんじゃないの?」
ぴしゃりと言われて言葉を飲み込む。
「あーもう!今日くらい私を甘やかしてよ。ななちゃんいつも私に厳しい」
ななちゃんは私をじっと見た後にため息をつく。
高校からの友人であるななちゃんこと白鳥奈々恵に離婚の報告をしたところ、すぐに飲みの誘いがあった。私を慰める会をすると言っていたが、今のところ全く慰められていない。
「真剣に慰めるとみずきはもっと凹むでしょ。これも優しさよ」
「そうかもだけど……そうは言っても少しはさあ……」
「それは私の役目じゃないの。これからみずきをちゃーんと慰めてくれる人来るからちょっと待ってなさい」
「ん?誰かくるの?」
「慰める会って言ったでしょう。私1人だったらわざわざ会だなんて言わないわよ。あ!きたきた」
ななちゃんが店の入り口の方向に手を振る。その目線の先を追い、視界に入った人物を認識して思わず息を飲む。
「久しぶり。……田中、離婚したんだってね」
懐かしい柔らかな笑顔を向けられ、ドクンと心臓が大きく鳴った。
「……ゆうき」
驚いてうまく返事ができない。呆然とする私を見てゆうきは不思議そうに首をかしげる。
その様子にはっとして慌てて口から言葉を引きずり出す。
「もうさー、挨拶の次にいきなりそれ? そうですよー離婚しましたよー」
目線をゆうきから外し、ビールが半分ほど残ったジョッキを持ち上げ、中身を一気に煽る。
「おーおー荒れてるなぁ」
笑いながらゆうきは私の隣に座り、お通しを持ってきた店員にビールを注文する。気にした風もないその態度に、自分の動作におかしいところはなかったのだと安堵した。
しかし、安堵の次に私の中に湧き上がったのは絶望だった。ジョッキを机に置き、小さく息を吐く。
結婚したのに、二年も経ったのに……。
ゆうきを見た途端に私の心臓は跳ね、予想外の自分の感情に動揺する。
私は高校生のとき、このゆうきに一目惚れした。大学で離れて、その気持ちはなくなったと思っていた。けれどこの一瞬で、それは事実ではなかったことがわかった。まだ、こんなにも私の心にこの気持ちが巣食っていたなんて。
夫と結婚するとき、ゆうきへの気持ちは捨てたはずだった。というよりも、その時はもう好きではないと思っていた。心の中にあるちょっとしたしこりは、長かった青春時代の片思いとの完全なる決別に対する寂しさだと思っていた。
本当は、夫が私に離婚を切りだした理由はわかっている。
夫のことは好きだった。その気持ちに嘘偽りはない。けれど、夫と暮らす中で違和感を覚えていった。夫に対しては、ゆうきに対するように胸が高鳴ることはなかった。好きの中身が違ったのだ。
私が夫に対して持っていた感情は親愛であって恋愛ではなかった。夫のことは大事だったし情もあったけれど、きっと夫はそれが恋愛ではないことに気付いたのだろう。私といても虚しい、というのはつまりはそういうことだ。まだまだ新婚といえる時期の温度差は夫を失望させるのに十分だったのだろう。
「田中?」
「ん?あ、ごめん。ぼーっとしてた。何?」
「今度また改めてみんなで集まろうよって話。田中のこと知って他のみんなも心配してたからさ。」
「え、最近会ったの?」
「先週部活の同窓会あってさ、そこでたまたま田中とかはどうしてんのって話になって、あ、ごめん勝手に言っちゃった」
「いや全然問題ないけど……。そうだねー。ななちゃんは厳しいし、ゆうきは躊躇いなく私を田中と呼ぶし、他のみんななら優しく慰めてくれそうだなー」
「いや田中は田中じゃん」
「この間まで藤本だったんですぅー。はぁ。田中って呼ばれると離婚を実感するわ」
両手で顔を覆うと向かいに座っていたななちゃんが私の肩をぽんぽんと叩く。
「まぁ離婚は残念だったけどさ、私たちまだ若いんだし、次いこ次。今度合コンするからみずきもおいで」
「離婚したばっかで合コンて……相手も困るでしょ。私もそういうの楽しめる気分じゃないし」
「そう言うと思った。でもさ、気を紛らわすにはいいと思うのよね。というか、ぶっちゃけフリーな子が周りにほとんどいなくてメンツ集めるの大変だから協力すると思ってさ」
「ななちゃん本当私のこと慰める気一切ないよね。驚くわ」
「だってさー、付き合って半年で電撃結婚からの二年で離婚。スピード感ありすぎて離婚というか恋人と別れたくらいに感じちゃって」
「なな、それはないでしょ。期間は短くても一緒に生活していた人と別れたんだから単なる失恋と一緒にするのは違うでしょ」
あんまりなことを言うななちゃんをゆうきが窘める。すると、ななちゃんはハッとした顔をした。
「ごめんみずき。みずきがそんなに落ち込んでるように見えなかったからつい……本当ごめん」
ななちゃんは思ってることをはっきり言う子だから、悪気がないのはよくわかっているけれど、今の私にはその言葉が刃のようだ。私が離婚したことにそこまで落ち込んでいないのは事実だから。
「ななちゃんに悪気ないのはわかってるから大丈夫だよ。そこまで言うならその合コンにはいい男がくるんでしょうね」
そのことを悟られないように明るく振る舞う。
すると、ゆうきが一瞬驚いたような顔をし、困ったような顔になる。
「ふっふっふ。その合コンはゆうき企画の合コンだからね。ゆうきが変な男をあてがうと思う?」
ゆうきが合コンをするという事実に脳を直接殴られたような衝撃を受ける。私の知らないところでゆうきが誰かと出会っている可能性に心が震える。お互い社会人でそれぞれのコミュニティをもっているのだからそんなことは当然であるはずなのに、実際にその現実を突きつけられ動揺する。
「ななの写真見せたら同僚から頼まれてさ。ななは黙ってたらただの美人だからなぁ」
「どういう意味よ!」
動揺を悟られないよう何でもない顔をして話を聞く。動揺自体はすぐにおさまったけれど、ゆうきがななちゃんを「なな」と呼ぶたび、胸を締め付けられる。だって、ゆうきは、私をみずきとは呼ばない。
「じゃあみずき?来週の土曜の夜空けておきなさいよ」
「はいはい」
高校の頃から気持ちを隠し続けてきたせいで、ポーカーフェイスだけはうまくなった。ゆうきが合コンをしていることや、自分とななちゃんとの扱いの違いへのショックなんて噯にも出さずにへらへら笑う。
それでも、心へのダメージは甚大で、その後話したことは何も頭に残らなかった。
夫から離婚してほしいと言われ、紙切れ一枚であっさり他人に戻った。
家族になるときに紙切れ一枚なら、終わるときも紙切れ一枚。
あまりの呆気なさに、離婚に対して何らかの感情を抱くこともできなかった。ただ、結婚生活が終わったという事実だけを受け止めた。
お互いを尊重し合ってうまく生活できていたと思っていた。側から見ても仲の良い夫婦だったはずだ。
けれど、夫はそう思っていなかったらしい。
「本当に突然言われたんだよね。前触れもなく。私といても虚しいって」
何度目かのその台詞を口から溢す。
「ふーん。みずきはさー、自立心が強すぎて甘えたりしないからさ、そういうのが寂しかったんじゃないの」
「私がそういう人間なのは結婚する前からわかってたはずじゃん。ちゃんと役割分担して滞りなく生活できてたのに……」
「役割分担て……そういう淡々とした感じが虚しかったんじゃないの?」
ぴしゃりと言われて言葉を飲み込む。
「あーもう!今日くらい私を甘やかしてよ。ななちゃんいつも私に厳しい」
ななちゃんは私をじっと見た後にため息をつく。
高校からの友人であるななちゃんこと白鳥奈々恵に離婚の報告をしたところ、すぐに飲みの誘いがあった。私を慰める会をすると言っていたが、今のところ全く慰められていない。
「真剣に慰めるとみずきはもっと凹むでしょ。これも優しさよ」
「そうかもだけど……そうは言っても少しはさあ……」
「それは私の役目じゃないの。これからみずきをちゃーんと慰めてくれる人来るからちょっと待ってなさい」
「ん?誰かくるの?」
「慰める会って言ったでしょう。私1人だったらわざわざ会だなんて言わないわよ。あ!きたきた」
ななちゃんが店の入り口の方向に手を振る。その目線の先を追い、視界に入った人物を認識して思わず息を飲む。
「久しぶり。……田中、離婚したんだってね」
懐かしい柔らかな笑顔を向けられ、ドクンと心臓が大きく鳴った。
「……ゆうき」
驚いてうまく返事ができない。呆然とする私を見てゆうきは不思議そうに首をかしげる。
その様子にはっとして慌てて口から言葉を引きずり出す。
「もうさー、挨拶の次にいきなりそれ? そうですよー離婚しましたよー」
目線をゆうきから外し、ビールが半分ほど残ったジョッキを持ち上げ、中身を一気に煽る。
「おーおー荒れてるなぁ」
笑いながらゆうきは私の隣に座り、お通しを持ってきた店員にビールを注文する。気にした風もないその態度に、自分の動作におかしいところはなかったのだと安堵した。
しかし、安堵の次に私の中に湧き上がったのは絶望だった。ジョッキを机に置き、小さく息を吐く。
結婚したのに、二年も経ったのに……。
ゆうきを見た途端に私の心臓は跳ね、予想外の自分の感情に動揺する。
私は高校生のとき、このゆうきに一目惚れした。大学で離れて、その気持ちはなくなったと思っていた。けれどこの一瞬で、それは事実ではなかったことがわかった。まだ、こんなにも私の心にこの気持ちが巣食っていたなんて。
夫と結婚するとき、ゆうきへの気持ちは捨てたはずだった。というよりも、その時はもう好きではないと思っていた。心の中にあるちょっとしたしこりは、長かった青春時代の片思いとの完全なる決別に対する寂しさだと思っていた。
本当は、夫が私に離婚を切りだした理由はわかっている。
夫のことは好きだった。その気持ちに嘘偽りはない。けれど、夫と暮らす中で違和感を覚えていった。夫に対しては、ゆうきに対するように胸が高鳴ることはなかった。好きの中身が違ったのだ。
私が夫に対して持っていた感情は親愛であって恋愛ではなかった。夫のことは大事だったし情もあったけれど、きっと夫はそれが恋愛ではないことに気付いたのだろう。私といても虚しい、というのはつまりはそういうことだ。まだまだ新婚といえる時期の温度差は夫を失望させるのに十分だったのだろう。
「田中?」
「ん?あ、ごめん。ぼーっとしてた。何?」
「今度また改めてみんなで集まろうよって話。田中のこと知って他のみんなも心配してたからさ。」
「え、最近会ったの?」
「先週部活の同窓会あってさ、そこでたまたま田中とかはどうしてんのって話になって、あ、ごめん勝手に言っちゃった」
「いや全然問題ないけど……。そうだねー。ななちゃんは厳しいし、ゆうきは躊躇いなく私を田中と呼ぶし、他のみんななら優しく慰めてくれそうだなー」
「いや田中は田中じゃん」
「この間まで藤本だったんですぅー。はぁ。田中って呼ばれると離婚を実感するわ」
両手で顔を覆うと向かいに座っていたななちゃんが私の肩をぽんぽんと叩く。
「まぁ離婚は残念だったけどさ、私たちまだ若いんだし、次いこ次。今度合コンするからみずきもおいで」
「離婚したばっかで合コンて……相手も困るでしょ。私もそういうの楽しめる気分じゃないし」
「そう言うと思った。でもさ、気を紛らわすにはいいと思うのよね。というか、ぶっちゃけフリーな子が周りにほとんどいなくてメンツ集めるの大変だから協力すると思ってさ」
「ななちゃん本当私のこと慰める気一切ないよね。驚くわ」
「だってさー、付き合って半年で電撃結婚からの二年で離婚。スピード感ありすぎて離婚というか恋人と別れたくらいに感じちゃって」
「なな、それはないでしょ。期間は短くても一緒に生活していた人と別れたんだから単なる失恋と一緒にするのは違うでしょ」
あんまりなことを言うななちゃんをゆうきが窘める。すると、ななちゃんはハッとした顔をした。
「ごめんみずき。みずきがそんなに落ち込んでるように見えなかったからつい……本当ごめん」
ななちゃんは思ってることをはっきり言う子だから、悪気がないのはよくわかっているけれど、今の私にはその言葉が刃のようだ。私が離婚したことにそこまで落ち込んでいないのは事実だから。
「ななちゃんに悪気ないのはわかってるから大丈夫だよ。そこまで言うならその合コンにはいい男がくるんでしょうね」
そのことを悟られないように明るく振る舞う。
すると、ゆうきが一瞬驚いたような顔をし、困ったような顔になる。
「ふっふっふ。その合コンはゆうき企画の合コンだからね。ゆうきが変な男をあてがうと思う?」
ゆうきが合コンをするという事実に脳を直接殴られたような衝撃を受ける。私の知らないところでゆうきが誰かと出会っている可能性に心が震える。お互い社会人でそれぞれのコミュニティをもっているのだからそんなことは当然であるはずなのに、実際にその現実を突きつけられ動揺する。
「ななの写真見せたら同僚から頼まれてさ。ななは黙ってたらただの美人だからなぁ」
「どういう意味よ!」
動揺を悟られないよう何でもない顔をして話を聞く。動揺自体はすぐにおさまったけれど、ゆうきがななちゃんを「なな」と呼ぶたび、胸を締め付けられる。だって、ゆうきは、私をみずきとは呼ばない。
「じゃあみずき?来週の土曜の夜空けておきなさいよ」
「はいはい」
高校の頃から気持ちを隠し続けてきたせいで、ポーカーフェイスだけはうまくなった。ゆうきが合コンをしていることや、自分とななちゃんとの扱いの違いへのショックなんて噯にも出さずにへらへら笑う。
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