マリーと青色のドラゴン

ナッツ高美

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第20話 夏休みの終わりに

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み~~ん みんみんみんみんみんみん み~ん
つーーーつくつくぼーー つくつくぼーー
じぃーーじぃ...じぃ...

なつみ「ほのかちゃーーん、夏休みもう終わるけど 宿題は終わったのぉ?」

ほのかが 居間の畳の部屋で ゴロゴロしながら
スイッチをやっていると キッチンからママの声がしてきた

ほのか( うるさいなぁ..)
          「もうほとんど終わってるよ」
なつみ「全部やっちゃいなさいよ やらないと最終日に慌ててやることになるんだから」

ほのか(まじで うるさ)
          「図書館に行ってやってきちゃうわぁ」

          (図書館に避難だよ。図書館なら口うるさ    
          いママの声も聞こえないし、涼しい
          し、にげよっと)

なつみ「やってきちゃいなさいよぉ、全部。遊ん    
            でないで。今日は夜用事があるから17時   
            には帰ってきてね」

ほのか「はーーーい  じゃっね いってきまーす」

ほのかは 夏の暑い日差しの中、徒歩5分の市立図書館まで 歩き出した 暑くて すぐ汗が出てきて 早く図書館の涼しい中に入りたいと思い、歩くスピードが早くなった。

図書館の前には公園があって、夏休みが終わってしまうのを惜しむ様に 子供たちが ジャングルジムや水遊びをしている。遊び納めだ。
ベンチが4つほど 間隔をあけて 設置してあり
その1つに みたことのある人物が座って 本を読んでいた

ほのか「あれ~、、?あの人 どっかで見たことあるよなぁ」

ほのかが そぉっと さりげなく 近づいてみた

その人物が顔を上げる

内藤「ほのかちゃん ? ほのかちゃんだよね? 」

ほのか「あっ!! あの時の 土手であった お兄ちゃん。 10頭のドラゴンとお姫様の!ほのね、 夏休みの宿題やりに 図書館に来たんだ 家にいるとママうるさくって」

内藤「そうなんだね おいらもこれから 図書館の自習室で勉強しようと思ってたんだ ほのかちゃん よかったら宿題みるよ?」

ほのか「いいのぉ? ありがとう あと少しなんだけど 最後の方の問題って ちょっと難しくなってくるから ちょっと困ってたんだ..」

図書館の自習室は 静かで 空調も整っていて快適だ 色々な年代の人達が それぞれに 参考書や問題集を広げて 学んでいる

ほのかは 自習室と内藤くんのおかげで 夏休みの宿題を集中してやることができて スイスイと進み終わった

ほのか「やった 宿題終わっちゃった!お兄ちゃんありがとう、そういえば ここの図書館にもあの本あるんだよ、ほのかが案内してあげるよ!一緒に見に行こう」と言うと

ほのかは内藤くんを児童書コーナーのさ行へ案内した

ほのか「たしか、、この辺 この辺...
  あった! ほら ね!」

ほのかは 1冊の本を棚から選び出し、内藤君に見せます

『10頭のドラゴンとお姫様』タイトルにはそう書いてあり、幼児時代に母に読んでもらった本と同じで お互いの方向を向き合うドラゴンとドラゴンの足位のサイズの女の子か描かれている 懐かしい表紙だった

ほのかが内藤くんに本を渡そうと差し出します

ほのか「お兄ちゃん 久々に開いてみてみな」

内藤くんがほのかから本を受け取り本を開いたその時です

本から光が放ち出し、2人は本の中に吸い込まれてしまいました

ちょうど2人の周りには人がいず、その目撃者は誰もいませんでした

2人が忽然といなくなった図書館のさ行の棚の前の床に 1冊の本がパタンと落ち置かれました。


それから2日後に、
1人の少女と4人の中学生が謎の行方不明  目撃情報求む という全国ニュースのトップニュースが、テレビのワイドショーやニュース番組で ひっきりなしに放送されることになるのです




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