マリーと青色のドラゴン

ナッツ高美

文字の大きさ
21 / 23

第21話 行方

しおりを挟む
「 なにしてんだよ!!!!」

「ごめんなさい..」



お財布の中にいつも入れてある銀行のカードが、なくなっている事に気づくと、まず銀行のカードを使用できないように停めるためコールセンターに電話する。 ついうっかりATMの操作するところに忘れてきてしまって、ATMに戻ると置いてあったり、慌てていたのか しっかり仕舞わずに バックの底に落ちて沈み隠れていたり、車の肘掛の下のボックスの中にあったり、ポケットの中にあったり、焦り探し回って、そんな中 冷静になる事が必要だともう1人の私が 記憶を辿っていき、ほとんどの場合がみつかる。



ある夫婦が 銀行のカードとは比べ物にならないほどの 大切なものを なくした




後悔と焦りと不安の波が 心に一気に押し寄せてきて 冷静さ なんぞ取り戻せない



なつみは 狼狽し ずっと泣いている



警察「お母さんね、ほのかさんは今日は何時頃に家を出たのかな?」
なつみ「たしかお昼ご飯を食べて、、午後1時くらいだったと、、」
なつみの旦那「なんで ほのか1人で図書館に歩いて行かせたんだ! まだ7歳だぞ! 」
なつみ「図書館近いし.. ほのかは学校も一人で歩いて行けるから、図書館も大丈夫だって思ってた..」
なつみの旦那「学校は登校時間、下校時間が決まっていて、他にも友達や生徒が通学路を歩いているだろ、わけも分からない時間帯に1人で歩かせて、ほのかに何かあったらどうするんだ、おまえ。しっかり親が見てなきゃだめだろ!」

なつみは シクシクと涙が止まりません
「私だって、こんな事になるなんて思ってもみなかったし、 ほんとうに ほのちゃんに何かあったら どうしよう..」  

警察「お母さん、お父さん落ち着いてください、私達が今、こうして質問しているのは 家出かもしれませんし、迷子になったかもしれません、しかし同時刻に4人の中学生も失踪していまして、、不可解なところもあり、 誘拐の可能性も視野に入れています、一刻も早くほのかさんを見つけ出すために 正確な情報を収集しています 協力して下さい」

夕方になっても帰ってこない、夜になっても帰ってこない 公園も図書館も なつみは自分の足で探し回ったが、そのあと警察に連絡をした
なつみは オロオロしてばかりで まともな精神状態でいられないでいる

なつみ ( ほのちゃん、無事で元気でいてね、、ママが悪かったよ。早く帰ってきて..)


夏休みの宿題のことや家で口うるさく言ってしまていたことを 今になっては そんなことはどうでもよかったと ほのかが毎日元気に私のそばにいてくれていれば、それでよかったんだと、

一昨日までの当たり前の日々が とても遠くに感じて もうそんな日々を過ごせなくなってしまうのかもと頭によぎると不安が増し、現実逃避したくなってしまうような しかし ほのかの方が今 もっと苦しいだろう  目の前にある現実を受けいれ 少しでも良い方向に行くように 自分が動いていかなければと なつみは 呆然としながらも思っていた






なつみ (  ほのかちゃん  どこ?  ママさがしているよ..   )















ヒューーーー       ヒューーーーー
爽やかな風が2人を包み込みます

ほのか「 あれ? ここどこ、、?  図書館にいたよね。お兄ちゃん。」

内藤君「うん、そうだよね、ほのかちゃん。オイラたち..」



2人の目の前に広がるのは、辺り一面、広大な青々とした草原と すっきりと澄み渡る水色の空でした

内藤君「おかしいね.. こんな所に急に オイラたち どうしたんだろうか..」

風が草原の波を弛ませ、緑の草の香りが
空気中に満ちて 風に乗って転がり遊んでは
2人の嗅覚に届いた


向こうから何か 大群の群れが走る音が聞こえ その音が 徐々に近づいてきます


内藤君「ここは チベット、、? 放牧か、、? 」


豚に乗った男たちが 何十人と群れを成して 内藤君とほのかの方に向かって走ってきます

そして2人の前までくると大群は止まり
一人の男が内藤君に話しかけてきました



ホグライダー「 おーーーー!!! ang様!!!  ここにおられましたか!!!  なんて 懐かしきお顔 拝見できまして 私光栄で、感涙。お元気なお姿を王様もご覧になられたらお喜びになるでしょう! さぁ参りましょう!!」

ファンキーなモヒカン頭、口の周りには髭を蓄え、色黒の筋肉隆々な健康的な男が 前のめりに 意気揚々と 2人にどこかへ行こうと誘ってくる


内藤「????」
ほのか「???なにこのおじさんは..? なんだチミは?」


ホグライダー「ang様 この少女は? どのようなご関係で?」


ほのかは 内藤くんの後ろに隠れるようにしていましたが 少し前に出てきます


ほのか「わたし ほのか だよ!」

知らない人と話しては行けないとパパとママに言われていたけれど、、ほのかは このおじさんはお兄ちゃんの事 知ってるみたいだし 少しだけ話してみようと思いました。
名前を元気よく言います。小学校でお名前を聞かれたら 大きな声でお名前を言いましょうね と担任の先生から教わった通りに ほのかはやってみせました。



ホグライダー「  これはこれは 男勝りな元気な女の子ですね  御意」


ホグライダーが微笑みます



ホグライダーが乗っているブヒブヒが
ホグライダーに話しかけます



ブヒブヒ「クンクンクン、ホグライダーさん、なんだか また新しい旅の始まりの匂いがしますね 私はなんだか ソワソワ ワクワクしちゃいますよ ブヒブヒ」



ほのか「  あぁっ!豚が しゃべった!!」



つづく
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

 【最新版】  日月神示

蔵屋
歴史・時代
 最近日月神示の予言本に不安を抱いている方もあると思うがまったく心配いらない。  何故なら日月神示では「取り越し苦労や過ぎ越し苦労はするな!」 「今に生きよ!」  「善一筋で生きよ!」  「身魂磨きをせよ!」  「人間の正しい生き方」  「人間の正しい食生活」  「人間の正しい夫婦のあり方」  「身も心も神さまからお借りしているのじゃから夜になって寝る前に神さまに一旦お返しするのじゃ。そうしたら身と心をどのようにしたらよいか、分かるじゃろ!」  たったのこれだけを守れば良いということだ。  根拠のない書籍や情報源等に惑わされてはダメだ。  日月神示も出口王仁三郎もそのようなことは一切言っていない。  これらの書籍や情報源は「日月神示」が警告する「臣民を惑わすものが出てくるから気をつけよ!」 という言葉に注目して欲しい。  今回、私は読者の皆さんに間違った解釈をされている日月神示を分かりやすく解説していくことにしました。  どうか、最後までお読み下さい。  日月神示の予言については、私が執筆中の「神典日月神示の真実」をお読み下さい。    

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

偽夫婦お家騒動始末記

紫紺
歴史・時代
【第10回歴史時代大賞、奨励賞受賞しました!】 故郷を捨て、江戸で寺子屋の先生を生業として暮らす篠宮隼(しのみやはやて)は、ある夜、茶屋から足抜けしてきた陰間と出会う。 紫音(しおん)という若い男との奇妙な共同生活が始まるのだが。 隼には胸に秘めた決意があり、紫音との生活はそれを遂げるための策の一つだ。だが、紫音の方にも実は裏があって……。 江戸を舞台に様々な陰謀が駆け巡る。敢えて裏街道を走る隼に、念願を叶える日はくるのだろうか。 そして、拾った陰間、紫音の正体は。 活劇と謎解き、そして恋心の長編エンタメ時代小説です。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話

登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。

処理中です...