君と夜の街とクリームソーダ

ナッツ高美

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手作りコロッケ

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「ベルが鳴ったら..  『またね』って言って、すぐホームの階段を降りて、私の前からいなくなってね。」



...





私たちは、結婚して2年目のまだまだ新婚ホヤホヤカップルで、しかし、最近私の仕事が忙しくなってきて、すれ違いの日々が続いている。




今朝も喧嘩して、嫌な気分で出勤した。
ふと、悲しくなって会社のトイレで泣いたりもした




私の帰りが遅いから、コミュニケーションが取れないと、、俊英は言う。






俊英「仕事、辞めれば?」






毎日ここのところ、疲れ気味の顔や、時にはイラついて帰ってくる私を、俊英は、心配してくれているんだと、わかっている。





「そうだね、ありがとう。俊英と一緒にいる時間が少なくなっちゃうなら、、仕事、、変えようかな、、、」



そう言えば、可愛かったのにな、、わたし。


人生で何が大事なのか、わかっているつもりなのに、私は正反対の言葉を発した。







彩音「私、今の仕事が好きなの!  なんで応援してくれないの? しばらく 離れて暮らそう」





冷えきった出来合いのスーパーの惣菜が、無造作に皿に乗せて食卓に置いてある。





俊英「なんだよ.....   その言い草......」






そして、私たちはしばらくの間、離れて暮らすことになった。





私は私達が住んでいる家を出て、会社の近くのマンスリーマンションに住むことにした。



家を出ていく日、


俊英が駅まで見送るよと言ってくれた。






彩音「ベルが鳴ったら..  『またね』って言って、すぐホームの階段を降りて、私の前からいなくなってね。そうしないと、なんか、、さびしくなっちゃうかもしれないから(笑)」






ファンファンファンファン...•*¨*•.¸¸♬︎





発車のメロディーがなる







「行って」と目配せをする彩音



動かない俊英






彩音「はやく....」





俊英は、彩音の手首を掴み、電車から引っ張り降ろし、自分の腕の中へ抱き寄せた






「.....え?」







電車のドアが締まり、電車は発車し、行ってしまった。



ホームには俊英と私だけが残った。







ホームに吹き抜ける冷たいからっ風が、
背中に当たって寒い



でも私は俊英の腕の中。



私が顔を上げると、俊英が微笑んでる....






俊英「やっぱりやだよ、離れるの。」









彩音「うん。(*´˘`*)」









私は、次の日、上司に事情を説明して、
社員から契約社員に変えてもらい、
勤務時間の見直しをしてもらった。





今日は帰ったら、俊英の大好物の手作りのコロッケを作る。






[完]
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