すなっくゆみ

ナッツ高美

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魔法のボトル

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ママ「ねぇ、
今日はね、常連の皆さんが揃ってるから、
見てもらいたいものがあるのよ。」












西村「ママが使ってる大人のおもちゃ?」



ママ「そうなのよ。すっごいのよ、このおもちゃ。あんあん♡が止まらないって、、って違うわよぉ笑笑    ばっかーーーん♡   ノリツッコミしちゃったじゃない♡ 」










これなんだけどね、、(ママ、奥の棚からボトルを出してくる)



熊さん「ママ、眩しいね」




ママ「え? わたすぃ?」




熊さん「笑笑  もちろん、ママも眩しいけどね、そのボトルのことだよ。」





あっあー、  ねっ。キランキランでしょ☆。.:*・゜ このボトル。ゴールドに輝いちゃって。






これね。
内緒だけどね。





魔法のボトルなのよ。





みんなのね、悲しいこととか、辛いこととか、悔しい思いしちゃったこととか、あった時にね、このボトルに、フッて、みんなの息を吹き込んでね。





そしたら不思議と気持ちが楽になるから。




善ちゃん「ママ、なにそれ? 笑 なんかの詐欺のグループが やってる商売みたいだね笑」






善ちゃん、ほんとなのよ。これ。 だから内緒よ、絶対。  この魔法のボトルの中に入った、みんなの悲しみやら辛い気持ちとかが、魔法によって、おいちーぃ♡梅酒になっちゃうのよ。




そいでね、私が夜な夜な、 その梅酒を
お湯割りにして、グビグビ、グビグビ、飲むから♡♡   まかしておいて。




だから、悲しみや辛くなったら、ここへ来て、このゴールド色のキラキラの魔法のボトルに、フッて、息を吹き込むのよ。







Monさん「ママは、それを飲んだら、寂しくなったり、苦しくなったりしないの、、?」




Monさん、大丈夫よ。私はね、みんなが毎日ここに通ってくれるじゃない。それでね、最近、私の心の中の寂しさや苦しさとか、とっても、今少ないのよ。 だから、梅酒を飲んで、悲しさや辛さのバランスがきっとちょうど良くなると思うわ。笑





私だって、悲しいことや辛いことが起きる時が、みんなと同じようにあるわ。






その時は、飲めないかもしれないけれどね。





(*´˘`*)






でも、このボトルのこと、大好きな常連さんだけには、教えたかったの♡





たっつん「ママ、ソーダ割りも合いそうですね(*´˘`*)」



ママ「たっつん、良いわね、それ。いただき!  ソーダ割りでも、グリびんちょしちゃうわ♡」





善ちゃん「ママ、いただき!なんて言っちゃって、いただきりりちゃんみたいだね」





ママをからかう善次郎。





ママ「あの子ねぇ、、、。やめてよぉ~、善ちゃん(笑)」





笑笑









ワチャワチャ..










ガヤガヤ..








..






ワチャワチャ..







ママ「西村く~ん、そのボトル、尿瓶じゃないからね、、お願いね。笑」








ワチャワチャ..






ガヤガヤ..








ママ、また来るね~。お会計~。




あーーーい♡


















みんなが帰って、静かな店内。




ママがカウンターで1人で、梅酒のお湯割りを飲む。





「おいしい。」





ママは、ほっとして、店のソファーで、ゴールド色のキラキラのボトルを抱えながら、横になって、目をつぶっています。





どうやら、寝ちゃったようです。






ママ「むにゃむにゃむにゃ..」







カランコロン、


「忘れ物しちゃった、、,あれ?ママ寝てるの?  戸締りもしないで、危ないよ。  風邪ひくよ。そんなところで寝たら。」





起きないママ。






「ママは本当にほっとけない人だな、、、笑」







その人は、ママが起きるまで横にいてくれました。






ママ「いつも、一緒にいてくれて、ありがとう。むにゃむにゃ...」









「寝言かぁ...」
































心が温かくなるような優しい夜を、みんなが、
過ごせていますように。☆。.:*・゜
ボトルをいつでも、使ってね♡ ママより









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