翠碧色の虹

T.MONDEN

文字の大きさ
69 / 137

幕間二十三:苦手な事ってありますか?

しおりを挟む

心桜「つっちゃー! ・・・って、あれ? 居ない?」
笹夜「七夏ちゃん・・・大丈夫かしら?」
心桜「ま、大丈夫だと思うよ!」
笹夜「一人になりたい時もありますからね」
心桜「そだね! んじゃ、今日はこのまま進めますか!」
笹夜「ええ♪」
心桜「メインヒロインがお休みなんて、業界初なんじゃない!?」
笹夜「そうかしら?」
心桜「これで、笹夜先輩もお休みされたら、あたし一人で漫談!?」
笹夜「心桜さんも、ご無理はなさらないでくださいね♪」
心桜「あたしは今の所、皆勤賞を狙ってるからねっ!」
笹夜「まあ!」
心桜「だってさ、本編ではどう頑張ったって・・・第一幕からあたしは居なかったし」
笹夜「それは、仕方がありません・・・」
心桜「さて、今日のお題なんだけど、笹夜先輩は苦手な事ってありますか?」
笹夜「苦手な事・・・沢山ありますね」
心桜「えーーー!? 完璧憧れ癒し系無敵羨望眼差し対象少女だと思ってるんですけど!」
笹夜「それは、なにかしら?」
心桜「笹夜先輩」
笹夜「真面目な顔で言わないでください・・・お返事に困ります」
心桜「あはは! でも、笹夜先輩は高値の花ってイメージがあるよ」
七夏「ここちゃー、高嶺の花です☆」
心桜「おわっ! ・・・っと、つっちゃー! びっくりした~」
笹夜「七夏ちゃん、こんにちは♪」
七夏「はい☆ こんにちはです☆」
心桜「つっちゃー、今回はお休みかと思ったよ」
七夏「遅れてごめんなさい」
心桜「いやいや、それはいいんだけど・・・で、なんで高値って分かるの?」
七夏「えっと、なんとなく・・・」
心桜「相変わらず、そういう所はスルドイよねー」
七夏「そうかな?」
心桜「高嶺の花ならここまで落ちて来いっ!」
七夏「え!?」
笹夜「まあ!」
心桜「なんか、そんな言葉があったような気がして・・・でも、自然に落ちてくる頃には枯れ---」
笹夜「心桜さんっ!」
心桜「わわっ! すみませーん!」
七夏「もう・・・ここちゃー!」
心桜「んで、笹夜先輩の苦手な事は?」
笹夜「体を動かす事・・・かしら?」
心桜「あたしと真逆! あたしは、じっとしてる事が苦手!」
笹夜「それは、とてもよく分かります♪」
心桜「つっちゃー! 苦手な事は?」
七夏「え!? えっと・・・どういうことなの?」
心桜「今日のお題! 苦手な事がテーマ!」
七夏「えっと、苦手な事・・・」
心桜「英語とピーマン!」
七夏「こ、ここちゃー!」
心桜「いや~、小学生時代はピーマンだけだったのにね~。いつから英語が加わったんだろうね?」
七夏「中学生・・・小学生の時は英語の授業は無かったから・・・」
心桜「そんな真面目に答えなくても!」
七夏「ここちゃーだって、昔は数学嫌いじゃなかったのにいつから・・・」
心桜「中学生・・・小学生の時は数学の授業は無かったからね~」
七夏「え!?」
笹夜「小学生は数学ではなくて、算数ですからね♪」
七夏「あ、そうでした☆」
心桜「つっちゃー、ピーマン食べてしっかり頑張るんだよ!」
七夏「・・・・・」
心桜「返事が無い・・・ただの屍のようだ」
笹夜「心桜さんっ! それ、前にも話してました」
心桜「そだっけ?」
笹夜「確か、勇者様が登場して・・・」
心桜「んじゃ、ピーマンで展開しますか!?」
笹夜「え!?」
心桜「昔、商店街でピーマンを食べて元気をつけよう! って、ピーマンのキャラクターが登場して販売促進活動をしていたんだ。その時、つっちゃーが『ピーマン食べたら可哀想だよ』って話してたけど・・・本当は・・・」
笹夜「まあ、ふたつの想いがありそうですね♪」
心桜「建前と本音・・・だねっ!」
七夏「ここちゃー!」
心桜「おっ! 『ふっかつのじゅもん』を唱えてないのに復活してきた!」
七夏「そうじゃなくて・・・その・・・」
笹夜「まあ、苦手な事はあってもいいと思います♪」
心桜「苦手な事だらけでも!?」
笹夜「ええ♪ 得意な事もあれば・・・かしら?」
心桜「なるほどね~ 笹夜先輩! 今の保身入ってませんか?」
笹夜「え!? えっと・・・」
七夏「ここちゃー!!」
心桜「あははっ!」
七夏「笹夜先輩! すみませんっ!」
笹夜「いえいえ♪ 心桜さんの事も、ある程度分かっていますので♪」
心桜「なんと! パターンを見抜かれておられる・・・と!」
笹夜「どうかしら?」
心桜「でもまあ、確かに苦手な事は、皆で補えあえばいいよねっ!」
笹夜「ええ♪」
七夏「・・・・・」
心桜「ん? どしたの? つっちゃー?」
七夏「えっと、みんな苦手だったら・・・」
心桜「うっ・・・その時は、みんなで仲良く戦術的撤退!!!」
笹夜「まあ!」
心桜「つっちゃーは、これから苦手な事を克服してゆかないと!」
七夏「はい☆」
心桜「って事で、つっちゃーが頑張る『翠碧色の虹』本編はこちら!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_frma_a.htm」
七夏「え!? あ、もうそんな時間なの?」
心桜「そうだよ! つっちゃー来るの遅いからっ! そして、あたしと笹夜先輩も頑張る『ココナッツ』宛てのお便りはこちら!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_suiheki_novel.htm#QUESTIONNAIRE」
笹夜「私も苦手な事・・・少しでも減らせるように頑張ります♪」
心桜「うんうん! 期待してます!」
笹夜「七夏ちゃんも頑張って♪」
七夏「はい☆ ありがとうございます☆」

幕間二十三 完

------------

幕間二十三 をお読みくださり、ありがとうございました!
本編の方も、どうぞよろしくお願い申しあげます!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

女帝の遺志(第二部)-篠崎沙也加と女子プロレスラーたちの物語

kazu106
大衆娯楽
勢いを増す、ブレバリーズ女子部と、直美。 率いる沙也加は、自信の夢であった帝プロマット参戦を直美に託し、本格的に動き出す。 一方、不振にあえぐ男子部にあって唯一、気を吐こうとする修平。 己を見つめ直すために、女子部への入部を決意する。 が、そこでは現実を知らされ、苦難の道を歩むことになる。 志桜里らの励ましを受けつつ、ひたすら練習をつづける。 遂に直美の帝プロ参戦が、現実なものとなる。 その壮行試合、沙也加はなんと、直美の相手に修平を選んだのであった。 しかし同時に、ブレバリーズには暗い影もまた、歩み寄って来ていた。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

【完結】年収三百万円台のアラサー社畜と総資産三億円以上の仮想通貨「億り人」JKが湾岸タワーマンションで同棲したら

瀬々良木 清
ライト文芸
主人公・宮本剛は、都内で働くごく普通の営業系サラリーマン。いわゆる社畜。  タワーマンションの聖地・豊洲にあるオフィスへ通勤しながらも、自分の給料では絶対に買えない高級マンションたちを見上げながら、夢のない毎日を送っていた。  しかしある日、会社の近所で苦しそうにうずくまる女子高生・常磐理瀬と出会う。理瀬は女子高生ながら仮想通貨への投資で『億り人』となった天才少女だった。  剛の何百倍もの資産を持ち、しかし心はまだ未完成な女子高生である理瀬と、日に日に心が枯れてゆくと感じるアラサー社畜剛が織りなす、ちぐはぐなラブコメディ。

ヤクザに医官はおりません

ユーリ(佐伯瑠璃)
ライト文芸
彼は私の知らない組織の人間でした 会社の飲み会の隣の席のグループが怪しい。 シャバだの、残弾なしだの、会話が物騒すぎる。刈り上げ、角刈り、丸刈り、眉毛シャキーン。 無駄にムキムキした体に、堅い言葉遣い。 反社会組織の集まりか! ヤ◯ザに見初められたら逃げられない? 勘違いから始まる異文化交流のお話です。 ※もちろんフィクションです。 小説家になろう、カクヨムに投稿しています。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

ループ25 ~ 何度も繰り返す25歳、その理由を知る時、主人公は…… ~

藤堂慎人
ライト文芸
主人公新藤肇は何度目かの25歳の誕生日を迎えた。毎回少しだけ違う世界で目覚めるが、今回は前の世界で意中の人だった美由紀と新婚1年目の朝に目覚めた。 戸惑う肇だったが、この世界での情報を集め、徐々に慣れていく。 お互いの両親の問題は前の世界でもあったが、今回は良い方向で解決した。 仕事も順調で、苦労は感じつつも充実した日々を送っている。 しかし、これまでの流れではその暮らしも1年で終わってしまう。今までで最も良い世界だからこそ、次の世界にループすることを恐れている。 そんな時、肇は重大な出来事に遭遇する。

処理中です...