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随筆四十五:小説世界の小説!?
しおりを挟む七夏「~♪」
心桜「つっちゃー!」
七夏「ここちゃー☆ いらっしゃいです☆」
笹夜「こんにちは♪ 心桜さん♪」
心桜「つっちゃー、小説読んでんの?」
七夏「はい☆」
心桜「笹夜先輩も、小説読まれてたのですか?」
笹夜「ええ♪」
心桜「おふたりとも小説・・・という事は、あたしは漫画でも読みますか!」
七夏「くすっ☆」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
七夏「~♪」
笹夜「~♪」
心桜「・・・・・」
七夏「~♪」
笹夜「~♪」
心桜「・・・・・」
七夏「~♪」
笹夜「~♪」
心桜「・・・・・あ゛~!」
七夏「ひゃっ☆」
笹夜「きゃっ!」
七夏「こ、ここちゃー? どしたの?」
笹夜「心桜さん? どうかなされました?」
心桜「どしたも、どうかなされたもないっ!」
七夏「え!?」
心桜「このままだと、座布団が飛んでくる事になるよ!」
笹夜「座布団?」
心桜「分からないのですか!? 今、すべき事ってなんですか!?」
七夏「えっと、小説を読むことかな?」
笹夜「ええ♪」
心桜「んじゃ、今、すべき事の最優先事項であるその小説ってどんなのよ?」
七夏「あ☆ えっと『コイアイ』かな?」
心桜「こいあい? 『恋つ&愛つ』・・・これってなんて読むの?」
笹夜「『こいつとあいつ』かしら?」
心桜「こいつとあいつ・・・当て字系か・・・んで、どんな話し?」
七夏「えっと---」
----------------------------------------
「恋つ&愛つ(こいつとあいつ)」 原作/著作:T.MONDEN
こいつにだけは負けていない・・・そう思っていた。
俺は大した特技もないし成績だって中の下、運動も苦手な所謂「落ちこぼれ」というやつだ。いっその事「落ちこぼれ」の頂点でも目指してみようかと思うくらいだ。
だが、どんな世界でも頂点を極めるとなると、なかなか難しいもので、それは「落ちこぼれ」であっても例外ではなかった。
「こいつ」の存在である。落ちこぼれの俺から見ても「こいつ」は更に上をゆく「おちこぼれ」であり、精神的な意味では助けられているとも言える。
何をやっても俺より劣っている「こいつ」は、俺の主観ではなく客観的にもそう認識されており「おちこぼれ」としてからかわれるのはいつも「こいつ」の方だ。
「こいつ」が居なかったら、俺がからかわれているはずだ。
俺と「こいつ」は、落ちこぼれ同士という事もあって、気が合う事もある。
いつも「こいつ」が身代わりになってくれている事を考えると、せめてもの恩返しとして俺は「こいつ」と一緒に過ごす事が多くなっていた。
だけど、心の中では「こいつには負けていない」と思っていた。
そう、ある出来事が起こるまでは・・・。
----------------------------------------
七夏「---っていうお話です☆」
心桜「ふーん・・・んで、結局、そのある出来事って何よ?」
七夏「それは、ここちゃーが小説を読んでみれば分かります☆」
笹夜「心桜さんも、小説を楽しまれてみればいかがかしら?」
心桜「え~! 文字ばっかだと眠くなる!」
七夏「くすっ☆」
心桜「なんかその、こいつだっけ? それも面倒なお話しのような気がしてさ・・・あたし、そういうの苦手なんだよね。もっとこう! スカッと爽快なのは無いの?」
七夏「そういう小説もあると思います☆」
笹夜「心桜さんでも楽しめそうな小説を、一緒に探してみましょう♪」
心桜「げっ、しくじった!」
七夏「どしたの? ここちゃー?」
笹夜「小説の世界は、とても素敵です♪ そうよね? 七夏ちゃん♪」
七夏「はい♪ とっても素敵です☆」
心桜「ちょ、ちょっと!」
七夏「~♪」
笹夜「~♪」
心桜「・・・・・あ゛~!」
七夏「ひゃっ☆」
笹夜「きゃっ!」
心桜「座布団が飛んできて、ぶつかるのは、こいつとあいつだ!」
七夏「!?」
心桜「ははは・・・もう、上手く回ってないよこれ・・・」
笹夜「???」
心桜「仕方が無いから、座布団が飛んでくる前に、座布団を回してみますか!?」
七夏「ここちゃー☆ 頑張ってです☆」
心桜「頑張るのは、つっちゃーなんだからねっ! ホント頼むよ!」
七夏「え!?」
心桜「って事で、今後もつっちゃーが頑張る『翠碧色の虹』本編はこちら!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_frma_a.htm」
心桜「あたしたち『ココナッツ』宛ての、お手紙はこちらです!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_suiheki_novel.htm#QUESTIONNAIRE」
笹夜「心桜さん!?」
心桜「まあ、今日の所は、おふたりとも小説の続きをどうぞ!」
七夏「はい☆」
笹夜「ありがとう♪ 心桜さん♪」
心桜「大丈夫なのか? これ・・・」
随筆四十五 完
------------
随筆四十五をお読みくださり、ありがとうございました!
本編の方も、どうぞよろしくお願い申しあげます!
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