翠碧色の虹

T.MONDEN

文字の大きさ
125 / 137

随筆四十五:小説世界の小説!?

しおりを挟む

七夏「~♪」
心桜「つっちゃー!」
七夏「ここちゃー☆ いらっしゃいです☆」
笹夜「こんにちは♪ 心桜さん♪」
心桜「つっちゃー、小説読んでんの?」
七夏「はい☆」
心桜「笹夜先輩も、小説読まれてたのですか?」
笹夜「ええ♪」
心桜「おふたりとも小説・・・という事は、あたしは漫画でも読みますか!」
七夏「くすっ☆」

 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

七夏「~♪」
笹夜「~♪」
心桜「・・・・・」
七夏「~♪」
笹夜「~♪」
心桜「・・・・・」
七夏「~♪」
笹夜「~♪」
心桜「・・・・・あ゛~!」
七夏「ひゃっ☆」
笹夜「きゃっ!」
七夏「こ、ここちゃー? どしたの?」
笹夜「心桜さん? どうかなされました?」
心桜「どしたも、どうかなされたもないっ!」
七夏「え!?」
心桜「このままだと、座布団が飛んでくる事になるよ!」
笹夜「座布団?」
心桜「分からないのですか!? 今、すべき事ってなんですか!?」
七夏「えっと、小説を読むことかな?」
笹夜「ええ♪」
心桜「んじゃ、今、すべき事の最優先事項であるその小説ってどんなのよ?」
七夏「あ☆ えっと『コイアイ』かな?」
心桜「こいあい? 『恋つ&愛つ』・・・これってなんて読むの?」
笹夜「『こいつとあいつ』かしら?」
心桜「こいつとあいつ・・・当て字系か・・・んで、どんな話し?」
七夏「えっと---」


----------------------------------------
「恋つ&愛つ(こいつとあいつ)」 原作/著作:T.MONDEN

こいつにだけは負けていない・・・そう思っていた。
俺は大した特技もないし成績だって中の下、運動も苦手な所謂「落ちこぼれ」というやつだ。いっその事「落ちこぼれ」の頂点でも目指してみようかと思うくらいだ。
だが、どんな世界でも頂点を極めるとなると、なかなか難しいもので、それは「落ちこぼれ」であっても例外ではなかった。
「こいつ」の存在である。落ちこぼれの俺から見ても「こいつ」は更に上をゆく「おちこぼれ」であり、精神的な意味では助けられているとも言える。
何をやっても俺より劣っている「こいつ」は、俺の主観ではなく客観的にもそう認識されており「おちこぼれ」としてからかわれるのはいつも「こいつ」の方だ。
「こいつ」が居なかったら、俺がからかわれているはずだ。
俺と「こいつ」は、落ちこぼれ同士という事もあって、気が合う事もある。
いつも「こいつ」が身代わりになってくれている事を考えると、せめてもの恩返しとして俺は「こいつ」と一緒に過ごす事が多くなっていた。
だけど、心の中では「こいつには負けていない」と思っていた。
そう、ある出来事が起こるまでは・・・。
----------------------------------------


七夏「---っていうお話です☆」
心桜「ふーん・・・んで、結局、そのある出来事って何よ?」
七夏「それは、ここちゃーが小説を読んでみれば分かります☆」
笹夜「心桜さんも、小説を楽しまれてみればいかがかしら?」
心桜「え~! 文字ばっかだと眠くなる!」
七夏「くすっ☆」
心桜「なんかその、こいつだっけ? それも面倒なお話しのような気がしてさ・・・あたし、そういうの苦手なんだよね。もっとこう! スカッと爽快なのは無いの?」
七夏「そういう小説もあると思います☆」
笹夜「心桜さんでも楽しめそうな小説を、一緒に探してみましょう♪」
心桜「げっ、しくじった!」
七夏「どしたの? ここちゃー?」
笹夜「小説の世界は、とても素敵です♪ そうよね? 七夏ちゃん♪」
七夏「はい♪ とっても素敵です☆」
心桜「ちょ、ちょっと!」
七夏「~♪」
笹夜「~♪」
心桜「・・・・・あ゛~!」
七夏「ひゃっ☆」
笹夜「きゃっ!」
心桜「座布団が飛んできて、ぶつかるのは、こいつとあいつだ!」
七夏「!?」
心桜「ははは・・・もう、上手く回ってないよこれ・・・」
笹夜「???」
心桜「仕方が無いから、座布団が飛んでくる前に、座布団を回してみますか!?」
七夏「ここちゃー☆ 頑張ってです☆」
心桜「頑張るのは、つっちゃーなんだからねっ! ホント頼むよ!」
七夏「え!?」
心桜「って事で、今後もつっちゃーが頑張る『翠碧色の虹』本編はこちら!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_frma_a.htm」
心桜「あたしたち『ココナッツ』宛ての、お手紙はこちらです!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_suiheki_novel.htm#QUESTIONNAIRE」
笹夜「心桜さん!?」
心桜「まあ、今日の所は、おふたりとも小説の続きをどうぞ!」
七夏「はい☆」
笹夜「ありがとう♪ 心桜さん♪」
心桜「大丈夫なのか? これ・・・」

随筆四十五 完

------------

随筆四十五をお読みくださり、ありがとうございました!
本編の方も、どうぞよろしくお願い申しあげます!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

【純愛百合】檸檬色に染まる泉【純愛GL】

里見 亮和
キャラ文芸
”世界で一番美しいと思ってしまった憧れの女性” 女子高生の私が、生まれてはじめて我を忘れて好きになったひと。 雑誌で見つけた、たった一枚の写真しか手掛かりがないその女性が…… 手なんか届くはずがなかった憧れの女性が…… いま……私の目の前にいる。 奇跡みたいな出会いは、優しいだけじゃ終わらない。 近づくほど切なくて、触れるほど苦しくて、それでも離れられない。 憧れの先にある“本当の答え”に辿り着くまでの、静かな純愛GL。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

妻に不倫され間男にクビ宣告された俺、宝くじ10億円当たって防音タワマンでバ美肉VTuberデビューしたら人生爆逆転

小林一咲
ライト文芸
不倫妻に捨てられ、会社もクビ。 人生の底に落ちたアラフォー社畜・恩塚聖士は、偶然買った宝くじで“非課税10億円”を当ててしまう。 防音タワマン、最強機材、そしてバ美肉VTuber「姫宮みこと」として新たな人生が始まる。 どん底からの逆転劇は、やがて裏切った者たちの運命も巻き込んでいく――。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

処理中です...