幾星霜の時をこえても~再び紡ぐ深い絆・The.Last.Days

クズノハ

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19話

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ここは遥か異国の国、漁業が盛んで、また貿易の古代船が行き交うやや 活気ある港でもあるようだ!

その港へ入港してくるタラッサネーソス号‥帆をたたみ‥錨を降ろしている。  
副船長キリントゼストと舵手に船の見張りを命じる。
船長アリア、ゼンダ、晴樹、サーシェ一、黒龍.鋼はがねら達は港町へと足をのばす。

港町の住居はというと……
石を巧みに切り出し加工し建築した
建物、また石と、乾煉瓦 ひぼしれんがを積み上げて造った上流者の住居や商店街や一般の住居が建ち並ぶ‥。

ただ、郊外では大きな所得格差があり、外れの地区の北側が極度の貧困に苦しんでいる。
外れであり離れたこの地区は、特に犯罪発生率の高い、治安の悪い一帯で貧困率も高く、このエリアの犯罪件数は増加傾向にあり危険な場所なのだ。

船長アリア
《通行人を見るかぎり、あまりこちら
と変わらない服装だな~!》
サーシェ
「まあ、そう、気にしないでよいかね~♪︎」
晴樹
「そんな大きな港ではない感じだな!」
ロシーター
「ええ、そうね!だからちょっと早めに
食事処を探しましょう…」

食事処兼酒場の中は広く賑わっている
ようなのだ。
壁には、メニューらしき文字の看板。
どこも混んでいて、一つのテーブルが
空いていて案内された。

その横のテーブルには、西洋人、などや
小柄な男.、やや若い女と母親と思われる老年の女性達が美味しそうに料理に舌鼓を打っているのだった。


晴樹達に男らが声をかけてきたのだ。
[[なんだ!あなた達ら初めて見る顔だべなぁ~船乗りか?]]
[[こちらに、来たばかりなのだべか??]]

船長アリア、頷きして
《ああ、ワシらは船乗りだな!》
《なんか、ここらの面白い話しはないか?》
小柄な男が
[[あまり、ないな~船乗り達の方が変わった話しとか沢山知っているのではないかの!ハッハッハ~!]]
小柄な男
[[そういえば、かなり昔に西大陸にあった国が地震と洪水か津波で大被害らしいとのこと…滅んだ?]]
ロシーター
「えーそう、そうなんですね~!
昔に西大陸で…」
サーシェ(どこか暗い顔つきになり)
「-------ああ!!そう!」
若い女が
[[ああ、そういえば 確かに そんな噂が
あったねぇ!
海の向こうでの事だから余り詳しい 
ことはわからないけれどね~ぇ!]]
西洋人が
[[俺らも聞いたぞ、そんな噂なぁ!]]
[[ああ、こんな辺境の田舎までな
広がったぐらいだからな~アハハッハッ!]]
晴樹は(わぉ!噂なのか?まさか?)
「えっ!また聞きの.また聞きなのですか!?」
(単なる噂話じやないのか?)

晴樹らも料理を注文する、海が近い港町だけあって魚介類の料理が中心となるが、どれもこれも旨い。
もちろん日本人である晴樹には馴染み
あるのだから…
「たまに、白米が欲しいけど…」
「ああ~赤座海老みたいなエビの料理
がめっちゃ旨かったなぁ!」
満足感たっぷりの料理だった。

食事処を後にして辺りを警戒しながら
歩いてゆく…
この港町へと続く舗装の悪い悪路を‥
何日もかけて、長距離を行く旅だったのか牛で曳いて沢山の荷物を積んだ幌馬車がガタンゴトン、ガタンゴトンとたまに出入りしている。

晴樹(ん~なんだ?辺りを見回す)
「あーっ‥この香りは、なんだろう?」
なんとなく鼻につく香辛料の匂いが
風に乗って漂ってやってくるみたい…
船長アリア
《ああ、確かに様々な香辛料が混ざった香りですなぁ!ハッハッハッ》
《それ、あの幌馬車で何処かに運ばれているようですわ!》
ゼンダ
「町に香りが染み付いてるのね!」

香辛料を計り売りする出店やちょっと 変わった民芸品店などに気をとられて
注意散漫になっていた晴樹にドンッと
誰かが当たって倒れた。

とにかく晴樹は手を差しのべてから
散らばったモノを拾いながら謝った。
「やあ、ごめん、ごめん、悪かった!」
「おーい、キミ 大丈夫か?名前は…」

「[イタ~~ぃぃ~ッ!]」
「[ああ~だいなしだょ~あ、薬草が…
あっ、ボクも悪かったから…]」
「[えっとね~名前はココだよ!]」
出会ったココは年齢でいうと、12ー14才ぐらいの少年だった。

ちょっと着ている衣服は少しボロボロ
でみすぼらしく生地が痛み糸は解れて
ところどころが破れている。
するとゼンダが晴樹の耳元で、そっと
囁き教えてくる。
「たぶん…ですが、あの植物は毒草かも 知れないですよ!」
「私の住んでいた地域にも沢山生えて
ましたから…」

晴樹はわかったとばかり静かに頷きし
「ココ、なんか悩み事あるんでしょ!
お兄さんらに話してみないか!?」

晴樹はなにかを感じたのか、話を聞いてみることにした、ココ曰く母親の病のために近くの山で教えられた。
その病によく効く特効薬の原料の一つの薬草を採集して急いで帰途の途中だったと…
母親の病は原因不明で急に胸に痛みが
走り、その後に呼吸が苦しくなったり
激しい咳や身体のダルさなどや!
たまにくる頭痛も酷くなって最近は
ベッドから離れられないので…
お姉さんとココとで看病しているとの
ことだった。
その身の上話しを‥聞いて気になった
晴樹達はココの自宅へと行ってみることにした。

もちろん薬草の弁償もかねてだが…
ココの母親とお姉さんと一緒に住んでいる家は、乾煉瓦 ひぼしれんがを積み上げて造ったわりとよいものだっだが、少々壁の痛みが進んでいるようです。

ココが戸を開けて飛び込む。
「[ただいま~----お姉ちゃん!]」
「[港で知り合った、お兄ちゃん達を‥
連れてきたよ~ッ♪︎]」
「[お母さんの病を‥見てくれるって…]」

晴樹は‥(息を落ちつかせて)
「こんにちは、初めまして…港町でココ
と出会って仲良くなったのです!」
船長アリアも
《こんにちは、ワシらは船乗りで様々
な所を旅してるから‥なにかしら分かるかもしれないですわ!》

晴樹達は、ココの姉さんに出会った経緯を話してから‥とりあえず母親の病を‥
みてみることにした。
晴樹達は、先に薬草の弁償の話しを‥
母親たちにするのだった。
毒草かも知れないという部分を‥
一生懸命なココが傷つかないように
心配りしているようです。

ココの姉の名前はアルトリアと…
母親の名前はジョセフィーヌ。
ベッドの上でつらそうながらも、
上半身を起こして はだけた胸元を整え
しっかりと隠してから…

此方に頭を下げお辞儀してくるのだ!
「[すいません、こんな姿で…]」
「[----皆さん、お迎えして…]」

母親は病ながらも女の色香が全身に
漂って、肌も白い、肩下まで伸びる長い髪の色はというと、やや明るめなクリ色で、瞳はぱっちり二重の青空藍晶石カイヤナイトのような色だった。

もちろん、その娘であるココの姉も
つまり母親似なのだ。
ロシーター
「ほんと大丈夫ですか?
そのまま、そのままで良いですょ♪︎」

晴樹は母親であるジョセフィーヌの
顔から全体を‥ジッと見つめた。
「--------あっ、あれっ?これは…!!」
晴樹は何かしら気づいたのだろう

晴樹は黒龍.鋼はがねの顔を
見たのだった。鋼は小声で晴樹へ
『ああ、これは呪詛だな!!』
晴樹は頷きしてから
「あーっ‥や、やっぱりか~!」
「鋼殿!ちょっとお願いします!」
黒龍.鋼はがねは、えっとした
顔を一瞬だけみせたが…
『はっ、ワシがやるのか?』
『よし分かった..わかったわい。』

晴樹と黒龍.鋼はがね には
病より‥何やら別のなにかを感じたみたいだった。
晴樹は「ぜひ、お願いします!」

改めて、晴樹の霊能力スキル
ついて少しふれよう、そのスキルの中に分岐した一つである霊視能力clairvoyanceもある。
その能力を持っている眼は、この世ならざるモノを見抜く、遠い所のできごと
や人の心などを、感知する能力だった。

ココの姉のアルトリアは…
「[なにかしら、母のこの病が何か 
わかったのかな?]」

母親のジョセフィーヌが急に咳込みしてなにやらつらそうながらも頑張っているようです。
「[ゴホゴホ、わ、私‥‥助かりますか?]」
ゼンダが手を優しく握りて優しく
「ええ、きっと大丈夫ですょ。」
黒龍.鋼は母親のジョセフィーヌの傍に
行き右手を広げ頭に手かざしてから、
撫でながらこの場所だなと手を止めた

『-----少し、じっとしててくれ…』
ナニやら頭の中から抜き取るしぐさを
して、しっかり何かを掴み上げ。
『この手は神の手..苦手..下りよされ
毒蟲..如何なる祟りも消えよ!』

続けて心臓辺りに手をかざしてから
同じように胸の奥から抜き取る。

『フン!----やはりな!これは…』
『針金と髪の毛の輪になりキリキリと
頭と心を‥締め付けておったか!!』


晴樹は(かなりギョッとなった顔をして)
「キツイな~かなり強い…これは…」
「それ‥‥怨念がなにかしらが化けてる
よね!?ヘビかな!」

ただ、母親のジョセフィーヌやココの
姉のアルトリア達には…ほとんど見えてはいないようだ‥‥
黒龍.鋼はがね
『まあ、コイツら実体の気配ご魔化し
しているからな!』
『少し待て‥見せてやる!』

母親のジョセフィーヌが
「[はぃ、わかりました。]」
「[あ、急にすごく楽になったです♡
咳も止まって…かなり楽になりました!]」 

黒龍.鋼はがねは手に持った
母親のジョセフィーヌから抜き取った
針金と髪の毛の輪にフッと息吹きし。
『このよはうつし世..真澄鏡..うら鏡..
現しうつしませ!』

たちまち、かなりトゲトゲしい真っ黒な
枯れ蔓か針金の輪っかに蛇が沢山巻きつきしたモノが正体を‥はっきり現して
目にも見えるようになった。

母親のジョセフィーヌや娘は、ゾクッとして目をギョッとしたのだった。
「[ウワッ~~、気持ち悪い~~ぇ~ッ!]」

黒龍に手で強く握り締められ縄で強く
巻きつけられているかの如く丸められて逃げる身動きはムリそうだ。 

晴樹(うわっ、ヘビだったのか…)
「あ、それ‥‥…返すのだろうな~?」
「なんだ?真っ黒ベタついてて…」

黒龍.鋼はがねは母親に縫い針
はないのか?とたずねて針を2本貸してもらってから

外に出て呪詛カース返しを‥始めたのだ。

『神の矛をもって刺すときは、なにを‥
刺すとしてもかなわぬ者なし!』
『思いしれ、己れ為せる怨念も呪詛
も全て打ち破り返す!』

目に見えない丸めたヘビだった呪詛を
新しい媒体の枯れ葉に抑え込み一本の針を矛として強くさして動きを更に封じ
そのまま針は抜かず、もう1つの針を
何度もを突き刺し最後は燃やし滅した。

『まあ、間違いなく呪詛は相手に返って
行ったぞ~ハハハハハハッ!!』
晴樹(ホッとしている)
「そっか、治って良かった。」
「相手は酷いことになるだろうな~
まったく何処の誰か知らんけど…」

船長アリアとゼンダが食糧を少し‥
母親たちへ分けてから
「あとは、栄養を‥しっかり補給して
から養生してくださいね!」
《頑張って、早く元気になられるのだぞ!ハッハッハ!》

病の発生した理由や原因を‥話したが、他人に恨まれるような事はないと思われるが、もしかしたらって心当たりはあるようだ!

黒龍.鋼はがねは晴樹へ 
『たぶんだが、女の仕業だな!
呪詛したのは…嫉妬、逆恨み、からだろうかな!』
『長い女の髪がヘビたちと一緒になり
巻きつきしていたわい----!』

その、呪詛カース
一緒に真っ黒になった幾年の怨念や憎悪や死を呑み込んで積み重なり渦まく重たいモノなのだ、

しかし、他人の心の深い部分には、むやみやたらに立ち入るべきでないのだ…と黒龍.鋼はがねやゼンダ、晴樹達は分かって思っているようでした。

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