37 / 49
冬、訪れた変貌
第一章 ①
しおりを挟む
空が、薄暗い。
空気も重く、寒々しい。
この季節になれば、寒くはなって当たり前だが、それだけとは、何か違う。
「章君、勇君」
生徒玄関で、立ち止まっていた二人に声がかかる。
あまり、学校では話さない人。
「純さん」
振り向いた二人は、相手を呼んだ。
「奇妙な薄気味悪さが漂ってるから、聖さんも気にしてて。二人だけで帰すのは危ないだろうから、帰るの遅くなるけど、一緒に帰ろう」
靴にも履き替えず、ただそこに立っていただけの二人は、純の言葉に頷いた。
二人も、この薄気味悪い空気に、足が止まっていたのだ。
「なんでしょう、この空気」
出所は、つかめない。
章にも、純にもわからないモノだった。
「何かが起こる前兆、とか?」
窓から外を見ながら、勇が呟く。
三人で、保健室に向かっていた。
「そうかも、しれないね」
純も、静かに返す。
ザワザワと不安だけが支配して行く。
ヒタヒタと何かが近付いて来ている予感。
重苦しさに、三人とも会話は途絶えてしまった。
コンコンコン
ノックをしたら、中から応答があった。
「聖さん、正さんたちとの連絡は?」
純は保健室に入るなり、聖へと問いかける。
純が二人を連れに言っている間に、聖は正と連絡を取っていた。
「正体不明、というわけでもないらしい。天野の気配だと」
自分たちにはわからないモノだったが、総責任者の彼はそう断言した。
今まで姿をまったく現さなかった相手。いきなり出て来たということか。
「出て来たと思ったら、周辺の空気がとんでもないことになったな」
聖は窓の外を見る。
「居場所の特定は、できたんですか?」
章が、聖にすがる目を向ける。秋人が絡んでいるからだろう。
相手が出て来た。秋人の居場所が、わかるのかもしれない。
「今のところ、居場所の特定はできてないらしい。ただ、相手が高速であちこち動いてるから、らしいがな」
ここだ、と思ったら、もう違う場所に移動している。
それでは、特定はできない。
「太一や、秀さんは?」
秀は大学で、自分たちとは違う場にいる。太一はたまに出かけたり、のんびりしてたり、まちまちだが。
純は二人の安否を知りたかったのだろう。
「太一は元から事務所にいたらしい。秀はこの空気が蔓延してすぐに、事務所に戻ったと聞いた。今は事務所であちこち動き回る相手を、監視してるようだが。あまりに動きすぎて、次にどこに動くか考える暇もないみたいだ」
厄介な相手、としか言いようがない。
「そう、ですか」
少し肩を落とした章。
相手が出て来たのに、秋人のことがわからないのだ。
「俺も、すぐに仕事片付けるから、待っててくれ」
明日に回せる分は回しても良いだろう。今日でないといけない分だけ、やってしまおう。聖は机に向かい出す。
章も勇も純も、何も手が付かないと言うように、ただただ外を見ていた。
※
「石井章君たちは、出て来ないねぇ」
あの中条の分家の人間と一緒に出てくる気かな。
まぁ、この体だ。車で学校を出て来られても、車を停めることはたやすい。
道端に立っているだけでも、彼らは停まるだろう。
あちこち移動して、場所の特定はさせてないが、いい加減面倒にもなってきた。
どうせ会うなら、最初は石井章だと思っていたが。
彼なら、絶望した顔を見せてくれるのではないか、と思っての行動だ。
「でも、思った以上に、僕の力が周辺に蔓延しちゃったんだよね」
これほどまでに、力が戻るのは、いつぶりだろうか。
この器は、実に良い。
抵抗は面倒だったが、今となれば、それも楽しかったことだ。
奥底に封印したら、大人しくなった体の持ち主。まぁ、封印は簡単には解けないから、大人しくなるより他なかったんだろうが。
「くくくくく」
笑いが込み上げてしかたない。
元々楽しい復讐劇の幕開けだ。
どれほどの抵抗をみせようと、この体相手にどこまで彼らは、やってくれるのだろうか。
最初から、抵抗ないのはつまらない。楽しませるだけの、抵抗は見せて欲しいのだ。
この体を返す気はない。だから、絶望に染まる顔を、早く見せて欲しい。
どうあがいても、自分たちが死ぬか、この体を殺すかだ。
「ふふふふふ」
この体を殺すことなんて、彼らにはできやしないだろう。
もとより、僕も死んでやるつもりもない。
これほどまでに、自分の力を引き出せる器だ。
どう抵抗してこようが、返り討ちできる自信はある。
この体に対して、どれだけの力で対抗してくるのか、そこには興味があるけれど。
「あぁ、鬱陶しい」
監視のように、動く僕の跡を追う、誰だかしらない奴の式が、鬱陶しい。
多分中条の人間のモノだろう。
今のこの姿を、まだアイツらには見せてやる気はないから、その式からも逃げる。寸分の狂いなく、僕の跡を追っているな。
なかなかの術者だとは、思う。でも、追うだけで、先回りはできていない。
そこまで考えが、読めないのだろう。動きすぎているから、先回りができないのか。
なんの法則もなく動いているから、先回りなんてできなくても、当たり前なんだよね。
元居た場所に戻ってみたり、今まで一切行かなかった所に行ってみたり。
相手を翻弄するのも、楽しいけれど。鬱陶しいには変わりない。
いつかはわかるよ。僕のことがね。
石井章君が出てきたら、確実に。
でも、まだ見せてはやらないから。早くあきらめれば良いものを。
今更、橘秋人がいなくなったことを悔いても、もうどうしようもないのだ。もうコレは、僕の器になったのだから。
「本当、今更だよね」
ふふふふふ。
あぁ、宵闇が近付いている。
この時期は、本当にすぐに暗くなるからね。
良い位置に立っててあげないと、彼らはこの姿を見付けられないかもしれない。
この時代には、街灯もたくさんある。立つ位置には困りはしないか。
街の明かりも消えやしない。
昔は暗くなれば、本当に闇だったのにねぇ。
時代というのは、便利になって行くものなのだろう。夜が無くなって、光が溢れるのが、便利かどうかは知らないけど。
少なくとも、今の僕には便利でしかないね。
「早く、出ておいで」
そして、絶望を、僕に見せておくれ。
空気も重く、寒々しい。
この季節になれば、寒くはなって当たり前だが、それだけとは、何か違う。
「章君、勇君」
生徒玄関で、立ち止まっていた二人に声がかかる。
あまり、学校では話さない人。
「純さん」
振り向いた二人は、相手を呼んだ。
「奇妙な薄気味悪さが漂ってるから、聖さんも気にしてて。二人だけで帰すのは危ないだろうから、帰るの遅くなるけど、一緒に帰ろう」
靴にも履き替えず、ただそこに立っていただけの二人は、純の言葉に頷いた。
二人も、この薄気味悪い空気に、足が止まっていたのだ。
「なんでしょう、この空気」
出所は、つかめない。
章にも、純にもわからないモノだった。
「何かが起こる前兆、とか?」
窓から外を見ながら、勇が呟く。
三人で、保健室に向かっていた。
「そうかも、しれないね」
純も、静かに返す。
ザワザワと不安だけが支配して行く。
ヒタヒタと何かが近付いて来ている予感。
重苦しさに、三人とも会話は途絶えてしまった。
コンコンコン
ノックをしたら、中から応答があった。
「聖さん、正さんたちとの連絡は?」
純は保健室に入るなり、聖へと問いかける。
純が二人を連れに言っている間に、聖は正と連絡を取っていた。
「正体不明、というわけでもないらしい。天野の気配だと」
自分たちにはわからないモノだったが、総責任者の彼はそう断言した。
今まで姿をまったく現さなかった相手。いきなり出て来たということか。
「出て来たと思ったら、周辺の空気がとんでもないことになったな」
聖は窓の外を見る。
「居場所の特定は、できたんですか?」
章が、聖にすがる目を向ける。秋人が絡んでいるからだろう。
相手が出て来た。秋人の居場所が、わかるのかもしれない。
「今のところ、居場所の特定はできてないらしい。ただ、相手が高速であちこち動いてるから、らしいがな」
ここだ、と思ったら、もう違う場所に移動している。
それでは、特定はできない。
「太一や、秀さんは?」
秀は大学で、自分たちとは違う場にいる。太一はたまに出かけたり、のんびりしてたり、まちまちだが。
純は二人の安否を知りたかったのだろう。
「太一は元から事務所にいたらしい。秀はこの空気が蔓延してすぐに、事務所に戻ったと聞いた。今は事務所であちこち動き回る相手を、監視してるようだが。あまりに動きすぎて、次にどこに動くか考える暇もないみたいだ」
厄介な相手、としか言いようがない。
「そう、ですか」
少し肩を落とした章。
相手が出て来たのに、秋人のことがわからないのだ。
「俺も、すぐに仕事片付けるから、待っててくれ」
明日に回せる分は回しても良いだろう。今日でないといけない分だけ、やってしまおう。聖は机に向かい出す。
章も勇も純も、何も手が付かないと言うように、ただただ外を見ていた。
※
「石井章君たちは、出て来ないねぇ」
あの中条の分家の人間と一緒に出てくる気かな。
まぁ、この体だ。車で学校を出て来られても、車を停めることはたやすい。
道端に立っているだけでも、彼らは停まるだろう。
あちこち移動して、場所の特定はさせてないが、いい加減面倒にもなってきた。
どうせ会うなら、最初は石井章だと思っていたが。
彼なら、絶望した顔を見せてくれるのではないか、と思っての行動だ。
「でも、思った以上に、僕の力が周辺に蔓延しちゃったんだよね」
これほどまでに、力が戻るのは、いつぶりだろうか。
この器は、実に良い。
抵抗は面倒だったが、今となれば、それも楽しかったことだ。
奥底に封印したら、大人しくなった体の持ち主。まぁ、封印は簡単には解けないから、大人しくなるより他なかったんだろうが。
「くくくくく」
笑いが込み上げてしかたない。
元々楽しい復讐劇の幕開けだ。
どれほどの抵抗をみせようと、この体相手にどこまで彼らは、やってくれるのだろうか。
最初から、抵抗ないのはつまらない。楽しませるだけの、抵抗は見せて欲しいのだ。
この体を返す気はない。だから、絶望に染まる顔を、早く見せて欲しい。
どうあがいても、自分たちが死ぬか、この体を殺すかだ。
「ふふふふふ」
この体を殺すことなんて、彼らにはできやしないだろう。
もとより、僕も死んでやるつもりもない。
これほどまでに、自分の力を引き出せる器だ。
どう抵抗してこようが、返り討ちできる自信はある。
この体に対して、どれだけの力で対抗してくるのか、そこには興味があるけれど。
「あぁ、鬱陶しい」
監視のように、動く僕の跡を追う、誰だかしらない奴の式が、鬱陶しい。
多分中条の人間のモノだろう。
今のこの姿を、まだアイツらには見せてやる気はないから、その式からも逃げる。寸分の狂いなく、僕の跡を追っているな。
なかなかの術者だとは、思う。でも、追うだけで、先回りはできていない。
そこまで考えが、読めないのだろう。動きすぎているから、先回りができないのか。
なんの法則もなく動いているから、先回りなんてできなくても、当たり前なんだよね。
元居た場所に戻ってみたり、今まで一切行かなかった所に行ってみたり。
相手を翻弄するのも、楽しいけれど。鬱陶しいには変わりない。
いつかはわかるよ。僕のことがね。
石井章君が出てきたら、確実に。
でも、まだ見せてはやらないから。早くあきらめれば良いものを。
今更、橘秋人がいなくなったことを悔いても、もうどうしようもないのだ。もうコレは、僕の器になったのだから。
「本当、今更だよね」
ふふふふふ。
あぁ、宵闇が近付いている。
この時期は、本当にすぐに暗くなるからね。
良い位置に立っててあげないと、彼らはこの姿を見付けられないかもしれない。
この時代には、街灯もたくさんある。立つ位置には困りはしないか。
街の明かりも消えやしない。
昔は暗くなれば、本当に闇だったのにねぇ。
時代というのは、便利になって行くものなのだろう。夜が無くなって、光が溢れるのが、便利かどうかは知らないけど。
少なくとも、今の僕には便利でしかないね。
「早く、出ておいで」
そして、絶望を、僕に見せておくれ。
0
あなたにおすすめの小説
禁書庫の管理人は次期宰相様のお気に入り
結衣可
BL
オルフェリス王国の王立図書館で、禁書庫を預かる司書カミル・ローレンは、過去の傷を抱え、静かな孤独の中で生きていた。
そこへ次期宰相と目される若き貴族、セドリック・ヴァレンティスが訪れ、知識を求める名目で彼のもとに通い始める。
冷静で無表情なカミルに興味を惹かれたセドリックは、やがて彼の心の奥にある痛みに気づいていく。
愛されることへの恐れに縛られていたカミルは、彼の真っ直ぐな想いに少しずつ心を開き、初めて“痛みではない愛”を知る。
禁書庫という静寂の中で、カミルの孤独を、過去を癒し、共に歩む未来を誓う。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
バイト先に元カレがいるんだが、どうすりゃいい?
cheeery
BL
サークルに一人暮らしと、完璧なキャンパスライフが始まった俺……広瀬 陽(ひろせ あき)
ひとつ問題があるとすれば金欠であるということだけ。
「そうだ、バイトをしよう!」
一人暮らしをしている近くのカフェでバイトをすることが決まり、初めてのバイトの日。
教育係として現れたのは……なんと高二の冬に俺を振った元カレ、三上 隼人(みかみ はやと)だった!
なんで元カレがここにいるんだよ!
俺の気持ちを弄んでフッた最低な元カレだったのに……。
「あんまり隙見せない方がいいよ。遠慮なくつけこむから」
「ねぇ、今どっちにドキドキしてる?」
なんか、俺……ずっと心臓が落ち着かねぇ!
もう一度期待したら、また傷つく?
あの時、俺たちが別れた本当の理由は──?
「そろそろ我慢の限界かも」
【完結】俺とあの人の青い春
月城雪華
BL
高校一年の夏、龍冴(りょうが)は二つ上の先輩である椰一(やいち)と付き合った。
けれど、告白してくれたにしては制限があまりに多過ぎると思っていた。
ぼんやりとした不信感を抱いていたある日、見知らぬ相手と椰一がキスをしている場面を目撃してしまう。
けれど友人らと話しているうちに、心のどこかで『椰一はずっと前から裏切っていた』と理解していた。
それでも悲しさで熱い雫が溢れてきて、ひと気のない物陰に座り込んで泣いていると、ふと目の前に影が差す。
「大丈夫か?」
涙に濡れた瞳で見上げると、月曜日の朝──その数日前にも件の二人を見掛け、書籍を落としたのだがわざわざ教室まで届けてくれたのだ──にも会った、一学年上の大和(やまと)という男だった。
転生したら乙女ゲームのモブキャラだったのでモブハーレム作ろうとしたら…BLな方向になるのだが
松林 松茸
BL
私は「南 明日香」という平凡な会社員だった。
ありふれた生活と隠していたオタク趣味。それだけで満足な生活だった。
あの日までは。
気が付くと大好きだった乙女ゲーム“ときめき魔法学院”のモブキャラ「レナンジェス=ハックマン子爵家長男」に転生していた。
(無いものがある!これは…モブキャラハーレムを作らなくては!!)
その野望を実現すべく計画を練るが…アーな方向へ向かってしまう。
元日本人女性の異世界生活は如何に?
※カクヨム様、小説家になろう様で同時連載しております。
5月23日から毎日、昼12時更新します。
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
平凡ハイスペックのマイペース少年!〜王道学園風〜
ミクリ21
BL
竜城 梓という平凡な見た目のハイスペック高校生の話です。
王道学園物が元ネタで、とにかくコメディに走る物語を心掛けています!
※作者の遊び心を詰め込んだ作品になります。
※現在連載中止中で、途中までしかないです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる