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中学生
これから
しおりを挟むこれは私の、恋の話。
【主な登場人物】
早瀬沙希(はやせ さき)←主人公?
霧崎陽向(きりさ きひな)
安部葎(あべ りつ)
今井慎(いまい まこと)
大西玲央(おおにし れお)
「いってきます!」
「いってらっしゃい」
新しい、制服。新しい髪型。
今日から、私は中学生
「沙希ちゃん、おはよう」
「おはよ!」
親友の陽向ちゃん。
いつもほわほわしてて可愛い。
抜けてるところもあるけど、頼りになる幼なじみ。
「はよー。」「よっ」
「お!おはよ!」「おはよー」
「あれ、髪きったんだ?」
気づいたのは、幼なじみの葎。
「あれに似てんな、あのーちびまる子!」
「は?!なにそれ、やめてよ!」
いじってくるこいつも、幼なじみ。慎。
「まあまあ、慎が言うことは...気にしない気にしない!」
こんな感じの会話はいつも通り。
4人で中学校に向かう。
長かった髪は切って、ボブにした。
なぜ?
心機一転したかったから!
今日は入学式。
昇降口にある、クラス分けの表。
1組から順に見ていく
あ!「あ、俺1組だ」
慎は1組だ…
「お!葵!俺たち同じクラス!一緒にいこーぜー」
「まじ?!お!いこーぜ!」
「じゃあとでなー」
「あ、うん!」「ばいばーい」
葵(あおい)っていうのは小学校の頃の友達。
...てか、あれ?葎がいないんだけど?
「葎なら1人でみにいったよー」
「あ、ちなみに沙希は2組だった」
「ほんと?!陽向は?」
「んーまだみてないー」
私は2組か、玲央(れお)は...何組だろうな。
玲央って...私の彼氏。
ませ小学生だよね。ほんと。
付き合って何してるんだよって感じ
でも、好きだから。一応、続いてます。
小学校は1クラス25人くらいで2クラスだった。少ないよね。中学校は4クラス。
小学校との差がありすぎて圧倒されている私。玲央を探せないくらい人で溢れてる。
中学校すごい。ってなんかわからない感動が。
そして、だれか、知ってる人と同じクラスだといいな。そう願うばかりだった。
結局クラスは、こうなった。
慎は1組、陽向は3組、葎は4組、私は2組。
と、綺麗に分かれましたね。
なんか残念だな。
入学式が終わったら写真を撮ることになっているから、あとでまたここで(昇降口)待ち合わせ。
1年生の階は4階だから、そこまで陽向と一緒に行くことにした。
「私人見知りだからさ。なんか...ちゃんと友達できたらいいけど。」
「大丈夫だよ、いける」
陽向はそんなことを言うけど、私の方が心配だよ。
陽向のほうが周りに人が集まりやすい。と
私は思ってる。
近寄りがたいオーラを放ってる私より、ましだと...思う。
「じゃあとでね!」「うん!」
ひらひら手を振る陽向に背を向けて、教室に入る。
うわっ...。
知らない...人ばっか。
取り敢えず、自分の席に.......
それで、となりの人はーーー
「?!?!」
ね、寝てる!!!
まじか?!
(じーーーー)
すご。んーそんなにかっこよくはないけど。
いい人そう?かな。
前は。
「華!」「沙希!」
華(はな)小学校の頃の友達
「これからよろしく!」「こちらこそ!」
よかったー!仲いいこがいて!
...思ったんだけど。
さっきからなんか呼ばれてる気が...
「早瀬ってやついるー?あ、お前誰だっけ」
って叫んでる方をみると?
「大西?!」
実は、というか、みんなの前では玲央のこと名前で呼べません.....。
どうしたんだろ。...というか呼んでるってことは違うクラスってことだよね。
みんな見てるしー!なんで今来たの?!
「なに?」「怒ってんの?」
「ううん!怒ってない」
「そ。あー俺4組だった」
そーなんだ。葎と同じか。
「たまに遊びにこいよ、」「え?!」
「なに、恥ずかしいの?ここでお前呼ぶおれだって恥ずかしかったんだけどなー」
.....こやつ。こいつ、私に4組に来いって、
ま、まあ。
「気が向いたら」「へいへい」
束縛は激しいものの、素直になれない私はすごくタチの悪い彼女だと思う。
それでも好きって思ってくれてて、ありがたい。
好きって、ほんとに思っててくれて.....
好きなんて、ほんとはわからないのに。
入学して、約1ヶ月が経った。
友達はそれなりに、うーん。それなりに
できたけど。
まだちゃんと素直には、本当の自分は見せられないでいる。
猫かぶってるってことかな。
そういう奴嫌いだなって思ってたけど、
それが、私。
ちゃんと、ちゃんと.......
席替えでは、全く知らない人と同じ班。
ただ、2人。後ろが幼稚園が一緒だった子と、小学校が同じだった男子と同じ班。
隣は、知らない人。
周りの男子には人気?っていうか親しみやすい人なのかな、休み時間に人は集まってくる
でも、なんか裏ありそー。って思ってたのは私だけみたいで、ただ、変態なだけだった。
隠さないで、...むしろさらけ出してた、変態だぜ俺!みたいな?
私と玲央が付き合ってることはもう既にみんな知ってて、私は男子と話せないでいた。
彼氏がいるから、みたいな。
出だしがだめだったなぁ。自分から話しかければいいのかな。
んー。でも、んーー。
玲央に遊びに来いって言われていたけど、1回も行ってない。怒ってるかな、でもメールは普通にしてくれてるし、大丈夫だよね?
陽向ちゃんがスマホを買ったから、玲央のメアド教えて、2人もなかよくなったみたいだし。
陽向ちゃんは玲央のこと苦手なタイプだったみたいで、
でも、
「ふつうだね」
って言ってたから安心した。
その安心が、いけなかった
6月。今日は校外学習。
ポテロンノ森というところで、班ごとに自炊する。
あいにくの雨で、ポテロンノには会えない。
(ポテロンノはポテロンノ森の妖精。キャラクター)
校外学習では毎年、カレーをつくる。
私は、野菜を切る担当になった。
料理は好きなほうだから、楽しくできる。
「お、はかどってるなー」
「へ?!」
玲央?!
「4組あっちでしょ?!」
あっちでしょ?あっちだよね?!
なんでここにいるの
「なんだよ、そんなに驚かなくても...薪とりにきたんだよ。」
「あ、そっか。」「そそ。じゃーな」
「うん。」
最近、なぜか寂しい。
玲央は人を引きつける、というか、話しかけやすいから、(ほんとは人見知りなんだけど)なぜか女友達が増えつつある。
男もいるけどね?!
喋ってもいいけど、いいんだけど!
体に触れたり、やっぱり手握ったり。
それは、嫌だよ。
それに、最近。陽向ちゃんとメールしてて、間違えて送られてきたり、陽向ちゃん優先で私は後になってたり。。
嫉妬かな。うーん。やだなんだ。とにかく
もやもやしたまま、カレーの野菜を黙々と切っていく。
「早瀬!野菜!はやく!水がやばい!」
そう叫んできたのはあの、変態。
(みんなからはみっくんと呼ばれている)
「あ、うん!」
急いで鍋の水に野菜を投入!
やばくはないけど、沸騰してた。
薪だから、弱めるとか難しいんだよね。
「みっくん、ないてんのー?」
あんまり話したことないけど弄ってみる。
「ちげーよ!灰が目に入って...痛いだけ」
「へー。」
「お前もここ来いよ!ほら、やってみ」
トングを渡されて火の調節をしていく。
最初は、こんなことするの初めてで楽しくて、なんだー普通じゃん、なんて思ってたけど。
「はーやーせー?どしたのー?ねえ、
ないてんのー?なんで?どした?」
にやにやしやがって!
「ないてなしい。」
「それのどこが泣いてないんだよ。」
そう言って私からトングを奪い、テーブルまで連れていく。
「ごめん、長くやらせすぎた。」
そう言ってタオルを濡らして私の目に当てる。玲央以外の男の子にドキッとしてしまう私が嫌だ。
「大丈夫だって!楽しかったし!」
うん、そう!普通に楽しかったし!
「あー。楽しそうだったからなー」
玲央にも、されないことをされてやっぱり心臓の動きが早くなる。
あ、でも。もしかしたら誰にでもこうするのかも!チャラ男だ!きっと!
「しばらく抑えてろよー。目開けてるといたいから、」
「うん。ありがと。」
「俺戻るから、痛くなくなったらこいよ」
「はーい」
んー。なんなんだこいつは。
いいやつなの?変態なのに?
わかんなくなってきたー
みんなで作ったカレーは美味しかった。
ご飯の固さも、野菜も、カレーもすごく丁度いい!
「沙希ちゃん、目大丈夫?」
心配してくれたのは同じ班の子。
優しいー!
「大丈夫!ありがとう」
「ごめんね、代わりにいけなくて」
「いやいやそんな、お米当番も大変だったし...ありがとう!」
「うん!」
このクラスはいい人がいっぱい。
今、すごく楽しい。
雨のため、ポテロンノ森から、博物館に行くことになった。博物館は暗かった。
怖いところ。まあ、こういうところが苦手な私はちょっと...引いた。
作り笑顔でなんとか、なんとかしよ。
「早瀬。」「ん?玲央」
声が玲央だ。
「お前、大丈夫なの?」「うーん!」
「どっちだよ。」「大丈夫!」
「ほんと?」
「ほんと!」じゃないけど。
わかってくれたんだ。暗いとこだめだって。
気づいてくれてたのか。でも。
迷惑は、かけたくないし、
デートなら別だけど、(デートでこんなとこ来ないけど)学校の行事だからさ。って思っちゃう。
「ならいいけど、それよりさ。」「ん?」
「目、大丈夫?」
ドキッ
「え?」「宮川に抑えられてただろ?目」
「あ、あぁ。うん!」
見られてた?!や。見られててもいいけど!
なに、ドキッ って!
や、そんなやましいことはないはずでしょ?
正直に、言えばいいじゃん。
「目に灰が入りすぎて痛くなったの、だから処置を...」
「そっか。で、今は?」「へーきです!」
「ん、ならよかった」「うん。」
「班行動だから行くな」「はーい」
.....玲央は嫉妬とかしないの?
「そっか。」なんだ?
なんとも、思わなかったのかな。
あ、これは。やばい。流石に.....怖いかも。
動物の模型みたいな所のエリア。
【夜行性動物コーナー】ってところ。
なんでここ入ったかって?
動物好きの子がいるからに決まってるじゃん!
そりゃ、そんな人からしたら博物館なんて夢の世界だよね!
私も動物は好きだけど!暗いとこは...
ドンッ
「んんっ!」
え、あ。こ、子供か.....
わー早く出たい。ここ迷路みたいになってて回らないと出れない。
あー最悪。ちゃんと言っておけばよかったな
暗いとこダメだから待ってるねって。
「キャッ」
あ、私以外にも怖い人いるんだ。
叫び声の方を向いてみると、
「れ、.....お?」
え、あの子誰。クラスの子?でも、
「え?!」
目の前が真っ暗になった。
「ちょ、な。誰?!」
「さー。誰だろーな」「みっくん?!」
「ばれた?」「や、声でわかるから」
「だよなー」「で、なんで?」
「んー?あれ、見たかった?」
あれ。玲央に女の子が抱きついてるところ。
「どーなの?」
そりゃ。
「見たくない」
「じゃあ、あっちじゃなくて違う方見とけ」
「はい。」
こうしないと、私はずっと見つめていた。
それを見透かしたようにこうしてくれた。
なんだ。カリを作ってばかっり。
うーん。いつ「カリ返せ」って言われてもおかしくないよね。
私が
暗いとこが嫌いなのは.....
去年の夏。小学校の校舎裏で肝試しをしていたらしい。
私は参加してないけど。
その時から、玲央と付き合ってた。
玲央とペアになった子が怖くて玲央と手を繋いで、ハグして。玲央が好きだったらしくて...キスも。
私は別れようって言った。
それを拒否しなかった玲央に腹が立った。でも玲央はごめんって、何回も言った。
自分からその事について話してくれたし。
許して、そのまま仲良くやってきた。
また、暗いところで、こんなところを見せられて、自信がなくなるっていうか、もう。
嫉妬より、悲しさしかない。
この頃はまだ考え方が子供で感情的だった。馬鹿な考え方しかできなかった私に腹が立つ。
みっくんは暗い間ずっと隣にいてくれた。
班の女の子たちは、はしゃいでいたから。
みっくんはよかったのかな。見ないで
「ありがとう」「なにが」
「んー。居てくれて」「なんだそれ」
そう言って笑った。
いい人。なんだ。
みっくんはモテる。
最近知った。そのとおりだな、と思った瞬間だった。
帰り道、バスの中は恋バナが飛び交っていた。
私は眠いから寝てたけど、うとうと。
爆睡して、起きようとした時、
「まもるー(クラスメイト)お前、早瀬のこと好きなんだろ?告れよ」
んふ?!これ、起きない方がいい?
「彼氏いるじゃん」
「そーだけどさ。あんなのよりお前の方が顔いいぜ?正直」
んー。確かにね。.....これは何とも言えない。
ほんとにそう思うから、
「え、あれ、なるみ!お前もだろ?」
「え?なるみも?!」
なるみ君って、女子に人気の!
だめでしょ!女子の前でそんな話!
あーもー。あとでどんな対応されるか...
いい人たちだと思うけど、このクラスの女子。でも、こういうのになると、人がかわるからなぁ女の子って。
「...んだよ。どーでもいーだろ」
「よくねーし!お前も告れ!」
「なるみ!ふぁいと!」
え?!かおりちゃん?!
クラスの女子ですごく可愛いなって私が勝手に思ってるかおりちゃん。
「彼氏いるから、てか俺寝るから」
「にげたな。」「にげたね。」
「チキンめ...」「うるせー!」
怒っちゃったじゃん。
「みっくんどー思うー?ねーねー」
お、モテ男みっくん!
女子からの質問になんと答えるか!?
「んー。俺は。ほんとに好きなら困らせない...かな。ただのチキンかもしれねーけど、やっぱり、困った顔は見たくないし。」
おおお!いいこと言ってる
「だからなるみはチキンじゃないと思うけど」
「だよな」
ちゃかっり起きてた!なるみ君!
私も盗み聞きしてますけど!
みっくんはチャラ男じゃ、ないや。
なぜか、校外学習の後からよく話しかけられるようになった。
なぜかは本当にわからないけど。
クラスの女子も、普通にしてくれていた。
なんか、ほんとにいい人たちばっかり。
このクラスでよかった。
そんな、楽しい日々は続かなかった。
「今日は陽向ちゃん休みー。風邪だって。」
「そーなんだ、慎もだよ。」
「2人して.....」「ほんとなー」
いつもは4人で登校するけど、2人が風邪だから葎と2人で。
玲央とは家が反対方向だから一緒に登校は出来ない。
「最近、玲央とはどー?」
「どー?って。普通に」
「そ。」「葎は?」
「んー。あればいいけど。」
「なんもないのか」「そーだね」
葎は恋とかに興味なさそうだけど。
してほしいな。
「部活は、テニスだっけ」「あーうん」
「ん?玲央と一緒?」「そーそー」
玲央もテニス部なんだ。
「沙希は陸上だっけ?」「うん!」
「陽向もー?」「そそ。」
そういえば、慎もテニス部。
特に入りたい部活とか無かったから陸上にしたけど。先生がちょっとねー。問題ある。
先輩たちは優しそうでよかった。部活の友達もいい人たち。裏表が激しそうだけど...。
「今日、陽向のお見舞いくけど...」
「あ、俺は慎の行くから...」
「わかった。」
「じゃ、」「うん」
今日ははじめて、玲央のクラスに行った。
帰りは一緒に帰ってくれてるけど、今日は帰れないやって言うため。
「あ、あの。」
教室の前でドアの近くにいた男の子に声を掛ける。
「ん?俺?」「あ、はい。」
「なに?」「えっと...大西を呼んで...」
「あ、早瀬!」「あ...」
呼ぶ前に来たーーー。
「なに?」「あ、お前の彼女?」「あ、うん」
どうも。とお辞儀をする。
「なにちゃん?」「沙希ちゃんです!」
「ぷはっ!はははっ」
やややってしまった。流れで。
恥ずかしい。
「おもしれぇな。ははっ」
(カァ.../////)
「だろ。ふははっ。」
「ちょ、ちょっと!話があってきたの!」
「あーごめんごめん。なに?」
え、えっと。あんまりカッコよくない顔なのに、その笑い顔でこっち見られるとキュンとするじゃん。
「え?なに?」「あ!」
「ん?」「今日は一緒に帰れない!」
「あ、俺も」「あ、そーなの、」
「そーなの。」
なんだ。じゃあ、いっか。
「明日は?」「平気!」
「ん、じゃあ。明日な」「はーい」
「ばいばーい!」「んー。」
背が高いから、かっこよくないのに、かっこよくみえるんです。身長マジック恐ろしい。
今現在、私が156cm、玲央が170cm。
高身長なんだよね。
それで好きになったとかじゃないよ?
いい人だから。それだけ。
帰りに、というか、家に帰ってから陽向ちゃんの好きなゼリーを持って陽向ちゃんの家に向かう。
大丈夫かな。高熱だって言ってたけど。
陽向ちゃんの家は私の家から徒歩10分。
まっすぐいって、角を曲がるとっ...?!
「玲央ー。まだ帰んないでよー」
陽向ちゃん?!
れ...お?
「んだよ。熱なんだから寝てろよ」
「えーじゃあなんかして!」
「なんかってなんだよ。」
「はーやーくー」
「キスとか?」
ドキッ。う...そ。
「風邪うつるよ?」
「いーよ。うつせよ。てかもらうか。」
「まっ...んんぅっ///」
い、いや。陽向ちゃん.........
その場から、逃げた出した。
堂々と出る勇気もなかった。
もしかしたら陽向ちゃんは熱だからあんなことをしたのかもしれない。
そう、信じたかった。
最近、陽向ちゃんが変わったなって思ってたけど、あんなに変わるなんて。
人って...怖い
私は近くの公園でずっと。ずっとないた。
もう、人は信じられない。
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