欲求不満の解消方法

nyakachi

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調査

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「もったいなーい!」

澄絵は一気にグラスに残ったビールをあおって、音立ててグラスを置く。
キレイ系のカッコで、ビールと枝豆、焼き鳥と外見に似合わないコンボ。
飾り気のない仕草、行動が男女共に友人の多い所以だろう。
同期入社でか課もほぼ近いと合って社内の誰よりも仲がいい。
忌憚のない意見も澄絵からなら素直に聞ける。

でも、これは………。

「せめてこっちの飲み会に誘うとか、やり方あったでしょう?」
二人が嫌なら、とぶつぶつ呟かれた。

「同期会でしょう?
これに役職者がいたら雪見課長だって気を使うだろうし」

同期会と入っても来れない人もいて、総勢7人。
会社の最寄り駅に近い居酒屋で飲み放題のコースをとっている。
流石にベロベロに酔っ払うまで飲む人はいないが、皆いつもよりペースが早いのは明日が休日だからなのか。
お酒の強くない私はお酒効果か、本人の気質で盛り上がるテーブルを羨ましそうに見る。

「残念そうな顔するなら今からでも連絡して会えないか聞いてみたら」

テーブルに頬杖ついて、澄絵がテーブルの済のスマホを指差す。
「あれから時間も経ってるし、迷惑だろうからいいよ。
それに、があれば今度はそうさせてもらうね」

何より理由は雪見課長のプライベート連絡先は知らない。
流石にこんな気持ちがもやもやする程度で、志事用に持たされているケータイへの連絡はどうかと思う。

配属されて半年。
見目にまず心奪われた。
韓流アイドルみたいなスラっとしていて、細目。
笑うと糸のようになる目が印象的で、韓流ドラマが好きな私は内心ガッツポーズした。
そして声。
低すぎない、落ち着いた優しい声。
まるでナレーションのようにうっとりと聞き惚れてしまった。
今年29歳。
同期の中では出世は早い方で、今は事務系だが、元々は営業もしていたよう。
そのため、庶務課で用意する営業達が必要資料を予め推測し用意することがてきるときいた。
彼女がいるかはわからないが、結婚はしていない。
お酒は強いみたいで、外見はまったく変わらないザルまたはワクらしい。

たまに課の男性陣と飲みに行くこともあると聞くが、その場を目撃したわけではないのでわからない。

私が雪見課長について知ってるのなんてそんなものだ。
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