嘘つき山猫は赤面症

nyakachi

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それからそれから。

熟れたようです【功刀】

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律が堕ちてきた。

「……好きにして」
吐息混じりの呟きは熱を孕み、跨ぐだけだった脚が立てられ俺の腰に絡みつく。

ぎゅうぎゅう絡みつけた足で俺を拘束するかのようで、これ以上なく密着している。

「律」
名を呼ぶと、へにゃっと崩れた笑みを浮かべ、
「功刀先輩、向こうの部屋に……」
指差す方向は寝室で。
好きな女から、見える範囲真っ赤に染めてのアプローチに理性が飛びそうになる。

体を屈め、律の尻肉を掴み、律の腕が首に回っているのをそのままに、一気に立ち上がる。
「ひゃっ」
幼児を抱くような姿勢に、不安に思ったのかさらに律がしがみつく。
「落とさない」
堕としはするけど。

初めて入った寝室は、まさにプライベートな空間で。
今までいた部屋が殺風景な分、余計に律自身が感じられた。
壁に収まった本棚は窓とドア以外を埋め、その大半が埋ってる。
ベット横のローテーブルに飲みかけのお茶が入ったマグカップ。
濃紺の寝具類とカーテン。

やはりチョイスが男性的だ。

ベットはダブル。

男の気配がする。

抱っこしたまま毛布を捲ると、ベットに律を抱っこのまま腰掛ける。
「律、俺だけだよな?」
この半年、男の気配はなかった。
ならそれより前か?

「どうして」
せっかく掴んだ尻なので左右バラバラにもみ込みながら、耳の下、首筋を舐める。
足を開いて抱きついているせいで、律の中心が熱を孕んでいるのが、感じられた。
尻を揉みこむ度、体を揺すらせ、そこを俺に擦り付ける。
「居たとしても離さないけどな」
「いない……先輩だけ……もうとっくにいない」
背中から尻、何度も往復すると、切なそうに吐息がもれる。
律の返答に脱力して背中を抱いたまま後ろに倒れる。
「あっ」
必然と律が俺に覆いかぶさる格好になる。
体を起こそうとする律を抱き寄せて、今度は本気のキスを…
「っ…」
律の舌の表面を深く突っ込んだ自身の舌でなぞり絡ませる。
逃げようとするが、後頭部を押さえて唇を食む。
上顎を舐めると大きく震え、俺の舌を律の舌が追い出すように蠢いた。

煽られる。

律ごと体を反転させると、服を剥ぎとった。
抵抗らしい抵抗はないが嫌ではないらしい。

「いいか?」

眦に浮かぶ涙。
しっとりと汗ばむ躰が、戦慄いた。

「……して」

ああ。

堕とされたのは……





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