嘘つき山猫は赤面症

nyakachi

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日常と感情と愛情と相性

キス【律】

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キスは好き。

触れるだけのキスはもどかしい。
唇を舐められるのは恥ずかしい。
舌を絡めとられるのは苦しい。
口腔内をねぶられるのはその先にあるものが欲しい。

求められてる感がたまらなく愛おしい。

部屋に入ってくるなり彰さんが唇を落としてくる。
応えたくても、彰さんの舌が縦横無尽なため、好き勝手暴れてるのでそれもままならない。
彰さんのキスが好き。
食べられてしまいたくなる。

力が入らなくて玄関先なのに彰さんに抱きつくと、既に彰さんの中心は熱を持って私を押し返す。
「シャワーとか待ってらんない」
耳元で低く囁かれると、ゾクリと背が泡立つ。
抱きついたままパンプスを脱いで身体を引き剥がす。
「無理。シャワー浴びたい」
「なら一緒に入る」

もぅやだ、この、ニセ草食系!

シャワーは確かに浴びさせてもらった。
背後から腕をクロスさせ抱き寄せ、ボディーソープを垂らした指先は乳首をつまみこね回す。
密着しているせいで立ち上がったものがお尻の割れ目に足つけられて熱い。
「も……やだぁ……あぁ……」
乳首がねじだったら取れそうなほどこねくり回される。
温かい湯を二人で浴びながら、熱い刺激に脚がガクガクする。
「やだじゃない」
無駄に色気のある声で、耳元に囁くと腰を引いた。
お尻の割れ目にぐっ、と力を入れられたそれは自身のヌメリかボディーソープなのか、足の間に挟み込まれる。
「やぁ………」
乳首で充分快感はは溜まってる。
ようやくその場所に与えられた刺激は、鋭利な角度で起き上がりたい彰さんの分身に強く圧力を加えられ、どうしょうもなくもどかしい。
頭の中で三角木馬に跨る自分を想像し、身を振るわせる。
その間も彰さんは乳首を弄るのをやめない。
「彰さんっ……あン…まり…イジるの……やめて…」
これ以上されると皮が剥けたのかと思うほど、赤く腫れてじんじんする。
強く擦られてるわけじゃないが、次の日衣服に擦れて恥ずかしい思いをするのは自分なのだ。
悦びそうなので告げることはできないが。
「どうして?キモチイイでしょ?」
ヨ過ぎて困るんですっ!
壁に手をついて、息を整えようとしても、脚の間に挟まったそれは熱いし、胸の前でクロスした腕は深い呼吸ができないほどぎゅうぎゅう抱き寄せる。
「も、立って……らン……ない」
こんな声、恥ずかしいっ!
鼻に抜けた声に、全身が震える程赤くなる。
彰さんは片手を外すとシャワーを止めて
手早く密着させたままタオルで身体を拭きとる。
彰さんが身動きする度、素股状態のそれに刺激を受けるが体は離させてもらえない。
彰さんが拭き終わったタオルを放り投げ、私を抱き寄せると、挟ませたまま動く。
「えっ!ひゃっ……」
首根っこ掴まれた猫みたいに足と手が下がったまま、クロスした腕で抱き上げられ寝室へ運ばれる。
もちろんその間、彰さんは挟んだままだ。
彰さんが歩くたび、その部分に刺激を受けどうしょうもなく声が漏れる。
股間にある芽が擦れて潰されて、目の前がぼやけてくる。
あの日
『突かれて中イキされるのもいいけど、おれはもっとイロイロしたい』
言葉通り、彰さんにイロイロされている。
特に乳首。
なんだが最近乳首が大きくなった気がする。
私を抱いたまま体を倒すと、ベッドの縁にとをつかされ、腰を抱えられる。
突かれる予感に入り口が戦慄く。
彰さんは尖端を刺激の強い芽からお尻との境目まで、焦らすように往復させる。
膝から崩れ落ちそうになるのを支え、彰さんが覆いかぶさってくる。
濡れてぐちゃぐちゃなそこに尖端が埋まる。
今日は、指で慣らされていないせいで濡れてはいても分け入ってくる質量に、開かされた感がたまらない。
「せっまっ……力ぬけっ」
ちかちか目の前が真っ白に染まる。
「ァ…む……りぃ……」
太いソコを自身がぎゅうぎゅう締め付けてしまうのがわかる。
奥まったとこもスキだけど、入り口の浅いところもたまらなく感じてしまうのは彰さんに抱かれるようになってからだ。
きゅーっ、と背中を駆け抜けた快感が目の前にハレーションを起こす。
声もなく震え、かさついた唇を舌で何度も湿らす。

その唇に彰さんがかぷりと噛み付いた。
「ンッ……んっ……」
イッたばかりで脈打つそこを彰さんは容赦なく、突き入れる。
行き止まりを突き破るような激しい注挿に、「まって」
「勘弁して」
「もうだめ」
の声も届かない。
「入り口で締めたら容赦しない、って前に言ったろ」
ぽたぽた汗が背に落ちる。
その刺激もぞわぞわと蓄積する。
腕を支える力が抜けて、上半身はシーツにくっつき、乳首が予期せず擦れてしまう。
前から手を回し、結合する部分の快感の芽を摘む彰さんは体を起こして深く突く。
「も、ダメ……イッ………くぅ……」
突いた行き止まり、彰さんが腰を揺らすと、耐え切れず、私はまたも高みに突き上げられ………イった。



目を開けるとそこは肌色の壁だった。
乳首は熱を持ち、足の間は汗だがなんだかわからないもので湿ってる。
そんなに時間が立ってないのだろう。
見上げると、満足そうな笑みを浮かべて彰さんが見下ろしていた。
「もうちょいで乳首だけでイキそうだな」
「やめてください」
何言ってるの、この人。
「真っ赤でおいしそう。」
向かい合わせになるように横になっているせいか、毛布の隙間から覗く乳首に手を伸ばしてきた。
人差し指の爪で引っ掻くような刺激に、体の奥がジリと火がつきそうだ。
「彰さん、もうダメです」
寝かせてください。
明日は休みとはいえ、もう12時回ってます。
伸ばした手を抑えると、彰さんは背中に手を回し抱き寄せた。
「泊まっていい?」
「……こんなとこでよければいくらでも」
胸に頬を摺り寄せて目を閉じる。
「も一回していい?」
「それは却下です」
ジト目で睨むと、むっとした表情で見下ろしてきた。
「もうちょっと余韻を味わいたいんです」
このまま眠りに落ちる、ものすごく安眠できるし、快眠なのだ。
抱き潰されてはたまらない。
明日はベッドの住人ではなく、スーパーへ買い物に行きたい。
背中をなでつける手が、尻へと伸びる。
「もぅ、ダメですって!」
正直、腕は先程の情交で力が出ない。
抵抗は虚しく尻肉をもみこまれると、先程まで彰さんを迎え入れていた入り口が引っ張られるようにパクパク開いてしまう。
とろりと、先程の蜜が溢れるのがわかった。
ああ!もう!
もうちょっと休ませて!
「くっ…」
目の前の彰さんの乳首を甘噛みする。
びくり、と彰さん身を震わせると、
「律」
低く呻いた。
あれ?
やっちまったかな?
恐る恐る目を向けると、彰さんは暗闇の中でも爛々と目を光らせて、見下ろしていた。
「そっか。そうだよな。さっきはつまむだけで、ここにキスしてなかったよな。悪かったな」
ペロリと舌を出し。見せつけるように自身の唇を舐める。
ベッドの中で反転させると、彰さんは覆いかぶさってきた。
足の間にはいりこまれ、押さえつけられる。

ちゅっ。
片方を摘まれ、もう片方の乳首に唇を落とされると身が震えてしまう。

ああ。

やっぱり。

彰さんのキスは好き…………


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