異世界の希望・転生勇者の新たな旅立ち

第一章

07話迷宮三

ジドルとロマは先ほどの階でのモンスターを打ち倒し、その後、下の階に進みました。しかし、そこでは新たな挑戦が待ち受けており、階のボスと対峙することになりました。
ボスとの戦いは激しく、ジドルは剣技を駆使して攻撃を仕掛け、ロマは魔法を使ってボスに打撃を与えようと奮闘していました。

「ロマ、あいつ素早いから地面に蔓を生やしてくれ。」
「了解、リーフマジック！」
「グワァァン！」
「いいぞ、今だ！ライトスラッシュ！」
「ギャァァン！」
「倒せたね、ジドル。」
「あぁ、とりあえずアイテムを拾おうか。」
「はい。」
「このまま休憩しようか。魔力も少なくなってきたし。」
「そうだね、ロマ、お願い、料理を作ってくれないか。」
「了解です。」

ジドルとロマは前回の戦いの後、疲れを癒すために少しの休息を取り、下の階に進んでいきました。そして、彼らの最後の階に到着しました。
その階に足を踏み入れると、以前ジドルが見た人達がそこにいるのが見えました。

「なんで倒せないんだよ？」
「でも、あの数だぞ。」


ジドルとロマが最後の階に到達すると、そこには他の冒険者たちが集まっていました。彼らは熟考しながら何かを話し合っているようでしたが、その話し声が途切れ、彼らの視線がジドルとロマに向けられました。

「お前らなんだ、ここは俺たちが…」
「そんなの関係ないだろう。俺たちが先に行っていいか？」
「何言ってんだ？」
「待て、少し話をさせろ。」
「分かった。」

彼らがジドルとロマに向かって、話し合っていた提案を共有しました。その冒険者たちは団結し、協力して最後の階に立ち向かおうという提案をしてきました。

「みんなで行かないか。この先、案外苦労するかもしれないし。」
「そうなのか？」
「あぁ、モンスターがたくさん出てきてる。」
「どういう意味だ？」
「行けば、分かるさ。」

そいつらは何か企んでそうだが俺は・・・

「そう。」
「ジドル、大丈夫、 この人たちは…」
「そうだな、俺たちをおとりにしたいみたいだ。」
「だったら…」
「このまま行かないと、面倒が増えるし。」
「分かった。」
「じゃあ、行こうか。」
「そうだな、先にどうぞ。」
「了解。」

俺たちは扉の先に行くと、何もない広い空間にいた。そこには黒いうさぎと白いうさぎがいた。何だあれ？

「おい、あれがこの階のボスか？」
「そうだよ、じゃあ頼んだぞ。」
「あぁ。」

攻撃すればいいのか、とりあえず

「ライトショット！」

その時、そいつらは笑みを浮かべていた。どうしてだ、そのまま攻撃が、黒いうさぎにすると消えてしまった。すると白いうさぎからモンスターたちが出てきた。それにまた黒いうさぎが出てきた。これは…

「おい、まさかあいつら！」
「そうだよ、攻撃するとモンスターが出てくるんだよ。しかも…」
「何だ、俺のところばかり攻撃をなんで？」
「そいつら、攻撃した奴に行くんだよ。」
「嘘だろう、だからか。」
「よしお前ら、あいつがおとりになってる間にあの白いうさぎを…」
「了解！」
「ジドル、待っていてくれ。リーフマジック！」
「お嬢さん、あまり攻撃しない方がいいぜ。」
「えっ、なんで黒いうさぎが…」
「まさかあいつ、自分から受けに来るのか？」

ロマの攻撃が当たり、またモンスターたちが増えてしまった。

「これじゃあきりがない！」
「よし、いいか、お前らしくじるなよ！」
「了解！」
「いけぇぇ！」

彼らは白いうさぎに攻撃をして倒したが、その瞬間大きい鳥が現れた。

「何で、こいつが？」
「まさか、サンダーバード。こいつはA級モンスターだぞ、こんなところに現れるのか！」
「シャァァン！」

その鳥は雷をあちこちに放ってきた。

「お前ら、逃げるぞ！おい、ゲートを出せ！」
「分かった！」

彼らは逃げてしまった。すると、モンスターたちも逃げ出した。森にモンスターが大量発生したのは、このせいか。俺たちは逃げようとしたが、すべてが尽きた。

「ロマ、お前は防御魔法で自分を守れ！」
「はい！」

どうすればいいんだ、何か目覚めろよ、俺にも勇者になる資格があるんだろう。頼む。俺が考えていると体から何か力が湧いてくる。何だ、しかも目が熱い。

「何だこれ、目が熱いうぉぉぉ！」

その時、モンスターの雷が…

「ジドル！」
「やばいえっ！」

俺はその雷を見た瞬間、目の前に岩が出現した。

「なんで、俺は土魔法を…」
「ジドル？」
「よしそれなら、行くぞ！」

俺は風のイメージで空を飛ぶことにした。

「ジドルが飛んでる、あれは飛行魔法だ、すごい！」
「これでもくらえ、シャイニングギガスラッシュ！」

俺の光魔法が剣を大きく纏い、そのモンスターに攻撃を与えた。

「ギャァァァン！」

「よし、倒せた！」
「ジドル、大丈夫か？」
「大丈夫、俺の左目は大丈夫か？」
「何もないよ、でも一瞬だけ何か光がそこにあったような…」
「どういうことだ？」
「でも、無事でよかったよ。」
「ありがとう、でもここから出る方法は…」

俺たちが考えていると、奥の扉が開いた。

「あれ、まだ先があるのか？」
「行ってみよう。」
「分かった。」

俺たちは奥の扉の先に進むことにした。