【完結】転生したので悪役令嬢かと思ったらヒロインの妹でした

果実果音

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23.『面接?』

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「じゃあ、早速だけど、面接しちゃおうか。」

め、面接??採用試験みたいな??

「は、はい。」

「母さん、面接って」

「だまらっしゃい。おかーさんは面接をすると決めていたのです。エナちゃん何か好きな食べ物ある?」

「食べ物ですか??....」

何故、食べ物??急に言われても....でも、やっぱり卵かけご飯が一番かな。ぷるんとした黄身に熱々の白米がなんともいえないくらい美味しい。ただこちらに来ては思ったような卵や白米に会えず満足のいく卵かけご飯は食べられていない。

「卵かけご飯です。」

「卵かけご飯?とは何かしら。」

え?.......そうか、王妃様に卵かけご飯を出す料理人などいないだろう。寮でも出たことがない。食べたといえば家で勝手に卵を割って食べてたくらいだ。

そのまま食べるの?とお母さんも疑問に思っていた様子だったし。もしかしたらそのような文化はないのかもしれない。

「な、名前の通りご飯に生卵を乗せて食べます。」

「へえ、そうなの。今度やってみるわね。」

「え、あ、はい。」

「次は、何色が好きかしら?」

「......白です。」

「白ね。分かったわ。」

何が分かったんだろ。
これは、面接なのかなあ??

「好きな異性はいないのよね。」

お、遂に本題かな??

「はい。おりません。」

「分かりました。では、早速パーティーはいつにしましょう。」

「へ?」

パーティ??何の??

「母さん、もっと詳しく言わないとエナに伝わってませんよ。」

「あら、ごめんなさい。婚約パーティーをいつ開きましょうかね。」

「こんやく....ぱーてぃー....こんやく、パーティー.....婚約パーティー....!??」

そんなにあっさり決まるもの!??

「私はただの平民です。そんな簡単に決めていいのでしょうか。」

「大丈夫よ。エナちゃんは可愛いから!自信を持っていいわ。」

「いえ、し、しかし、何の教養も無い私が役とはいえ婚約者になったら反感を買うのでは....。」

「役?」

と、王妃様は首を傾げた。

「母さん。」

その一言をティア様が言い、王妃様は何か納得したように頷いた。

「大丈夫!ティアは第三王子だから。それに、王位にも興味無いみたいだしね。何よりお母さんが認めてるんですから。文句がある人には直接私に言ってもらいます。」

とは言え、いくら役でも貴族の教養が無いのはまずいと思う。そこは最低限のマナーみたいな意味で。

「エナ、教養面を気にしているんだったら暫く学校は休んで、ここで寝泊まりしながらレッスンを受けたら?先生くらい探すよ。」

「え?そんな、迷惑をかけるわけなにはいきません。」

「迷惑なんて全く思わないよ。エナは授業を休んでも問題ないって言われてるじゃないか。それに、僕もだいぶ力がついてきたみたいでね休んでもいいみたいなんだ。だから、僕も一緒にレッスンを受けて復習し直すよ。」

ティア様は復習などしなくても問題ないだろうに私のために気を使ってくれてるのかもしれない。

「では、よろしくお願いしても良いですか??」

「もちろん。自分から言っておいて駄目だなんて思わないよ。これから、頑張ろうね。」

「はい。」

「お話中悪いけど、まだ日程を決めてないわ。今の話を聞いている限りエナちゃんはだいぶ優秀そうだから、二年半後とかでも大丈夫かしら?」

二年半後.....その間で全てを学ばなくてはいけないんだよね...できるかなあ。いや、でも、本当はもっと早くにするものなんだろうし...だって既に十二歳だよ?婚約者発表ってもっと早そう。

と、あれこれ悩んでいるうちに...

「はい。母さん。大丈夫です。」

とティア様が答えてました。

「そう。では、早速だけど明日、学園を休むというのはこちらから伝えておきますので、急だけど明日からこちらに来てくれる?」

「は、はい。分かりました。ありがとうございます。」

こうして、面接とは思えない面接が終了した。

明日から大丈夫かな????

不安で押しつぶされそうです。

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