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28.『お外withルリ』
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「ねぇ、エナ、このまま二人で外へ行ってみない?」
「え?でも、ルリは王女様だよ?ルリに何かあったら.....」
「大丈夫よ!私もエナも強いじゃない。何かあったらエナに守ってもらうわ。なんたってエナは先生よりも強いんだから。」
「私はそんな......。でも、確かにルリ強いし、少しだけなら....。」
「ありがとうっ。それじゃあ、行きましょう!」
ここへ来てからずっと授業でお外へ行くなんてなかったから結局頷いてしまったけど、大丈夫だよね?
何もありませんようにっ。
「エナ、私ここへ来るの久しぶりなの。そうだわ、エナの家に寄ってもいいのよ?寄っていかれる?」
「あー、うん、そうだね、ちょっと気になってることもあるし寄らせてもらおうかな。」
「お母さん、ただいまぁ!」
「え?......」
パタパタパタ
「エナ?エナなのね。お休みをもらったの?会いに来てくれてとても嬉しいわ。」
「お母さん.......」
お母さんは昔よりも遥かに細くなっていた。しっかり食べられてないのかもしれない。
わざわざお忍びで来てるだなんて言って心配させることもないよね。
「そいえば、前回帰ってきた時に姉さんの事とか何も聞かなかったんだけど、大丈夫?何ともない?」
既になにか連絡があってからでは遅いのだけれど。だって連絡がある時は問題がある時しかないもの。
「それが、何も連絡がないのよ。だから、大丈夫なんだと思うのだけど...。」
何も無い?姉に限ってそんなことがあるのだろうか......いや、もちろん何も無いならばそれが一番なのだから良いんだよね.....。
でも、私もお母さんも姉の性格を知っており、尚且つ私は姉がぶりっ子になったことも知っている。
そもそも姉は二年前、つまり四年生の夏休みの時帰ってきたのだろうか?
そういう風に考え込んでいると、お母さんが話し始めた。
「お母さんね、ナツキの事とても心配しているわ。でもね、だからってエナの事を心配していないわけじゃないし、とっても大事よ。だから、ナツキのことは何か連絡が来たってお母さんに任せて。たからエナは自分の事を考えていいのよ。」
「お母さん........。」
「ほら、お友達を待たせているのでしょう?いってらっしゃいな。」
「あ、うん、そうだね。」
私のお部屋に通したけれどルリからしたらとても狭く感じてストレスを感じているかもしれない。
「ルリー!お話終わったよ。」
「あら、もういいんですの?もっとお話されても良いですのに。」
「うん。また、今度来た時にも話せるから。今はルリとお外に来てるんだし、いっぱい遊びたいよー。」
「そうですの?では、行きましょうか。エナのお母様、お邪魔致しました。」
「お母さん、いってきます。また、来るからね。」
「大したお構いも出来なくてすみませんでした。
エナ、気をつけてね。いってらっしゃい。」
そう言って手を振ってくれた。
私も振り返した。
「え?でも、ルリは王女様だよ?ルリに何かあったら.....」
「大丈夫よ!私もエナも強いじゃない。何かあったらエナに守ってもらうわ。なんたってエナは先生よりも強いんだから。」
「私はそんな......。でも、確かにルリ強いし、少しだけなら....。」
「ありがとうっ。それじゃあ、行きましょう!」
ここへ来てからずっと授業でお外へ行くなんてなかったから結局頷いてしまったけど、大丈夫だよね?
何もありませんようにっ。
「エナ、私ここへ来るの久しぶりなの。そうだわ、エナの家に寄ってもいいのよ?寄っていかれる?」
「あー、うん、そうだね、ちょっと気になってることもあるし寄らせてもらおうかな。」
「お母さん、ただいまぁ!」
「え?......」
パタパタパタ
「エナ?エナなのね。お休みをもらったの?会いに来てくれてとても嬉しいわ。」
「お母さん.......」
お母さんは昔よりも遥かに細くなっていた。しっかり食べられてないのかもしれない。
わざわざお忍びで来てるだなんて言って心配させることもないよね。
「そいえば、前回帰ってきた時に姉さんの事とか何も聞かなかったんだけど、大丈夫?何ともない?」
既になにか連絡があってからでは遅いのだけれど。だって連絡がある時は問題がある時しかないもの。
「それが、何も連絡がないのよ。だから、大丈夫なんだと思うのだけど...。」
何も無い?姉に限ってそんなことがあるのだろうか......いや、もちろん何も無いならばそれが一番なのだから良いんだよね.....。
でも、私もお母さんも姉の性格を知っており、尚且つ私は姉がぶりっ子になったことも知っている。
そもそも姉は二年前、つまり四年生の夏休みの時帰ってきたのだろうか?
そういう風に考え込んでいると、お母さんが話し始めた。
「お母さんね、ナツキの事とても心配しているわ。でもね、だからってエナの事を心配していないわけじゃないし、とっても大事よ。だから、ナツキのことは何か連絡が来たってお母さんに任せて。たからエナは自分の事を考えていいのよ。」
「お母さん........。」
「ほら、お友達を待たせているのでしょう?いってらっしゃいな。」
「あ、うん、そうだね。」
私のお部屋に通したけれどルリからしたらとても狭く感じてストレスを感じているかもしれない。
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「うん。また、今度来た時にも話せるから。今はルリとお外に来てるんだし、いっぱい遊びたいよー。」
「そうですの?では、行きましょうか。エナのお母様、お邪魔致しました。」
「お母さん、いってきます。また、来るからね。」
「大したお構いも出来なくてすみませんでした。
エナ、気をつけてね。いってらっしゃい。」
そう言って手を振ってくれた。
私も振り返した。
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