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第一章(初夜編)
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綻んだ蕾は、妖魔の舌も指も拒もうとせず、むしろ自ら開いて男のそれを迎え入れようとする。ひんひん、と。子犬のような声を上げながら、すでに取り返しがつかないほどに狂わされた身体を震わせて、死んじゃう、と。ジュゼは啜り泣いた。
「おかしな言い伝えでもありますか? 大丈夫ですよ。我々夢魔は、確かに精気を吸い取りますが。逆に我々の体液で、精気を回復することもできるので」
ほろほろと涙を溢れさせるジュゼを宥めるように甘い声で囁く間も、妖魔は指の動きを休めてはくれない。快楽に溺れた身体を、ジュゼはベッドの上で仰け反らせて悶えた。
白く美しいその指が、秘部にすでにたっぷりと流し込まれた夢魔の唾液を絡ませるように掻き混ぜて、人を狂わせる天性の媚薬を粘膜に丁寧に塗り込んでいく。制止の言葉をかけなければと頭では思うのに、強過ぎる性感に泣き咽ぶしかできないジュゼの未発達な性器から、透き通った液体がびしゃびしゃと溢れて迸った。
「ふあ、ぅあ♡ あ、あっ、はひっ! あ――っ‼」
ガクガクと身体を痙攣させ、喉を仰け反らせて高い悲鳴を上げてしまうジュゼの有り様を、妖魔は熱い視線でじっくりと見つめる。肉厚の舌と、細長い指の両方を抜かれてなお、緩く口を開いたままになってしまった尻穴は、縁をぷっくりと膨らませて赤く腫れていた。
雄の夢魔の催淫効果で、受け入れる側の発情状態になったそこからは、すでにとろりと淫液がしたたるまでになっている。尻の谷間を指で押し開きながら、嬉しそうにその光景を眺めた妖魔が、優しく宥めるようにジュゼに声をかけた。
「安心してくださいね。私が生きている間は永遠に、お死なせしませんよ。あなたは、私の運命の伴侶なのですから」
「い、やっ、いやっ! や、やぁ……ぁひっ♡」
精液も出せないのに、健気に勃ち上がって震え続けている性器を口に咥えられ、そこから溢れる快感の嵐に、ジュゼの瞳がぐるりと天を向く。
未熟な性器に突然与えられた直接の刺激の強さに失神しそうになったジュゼは、蕩け切った後ろの穴に、長い指を二本揃えて差し込まれる衝撃で引き戻された。
「あうっ? あっ、あっ、あぅっ」
尻穴に差し込まれた指はあっという間に三本にまで増えたが、夢魔の唾液を流し込まれて塗り込められたそこは、もはや排泄のための穴ではない。ぬとぬとと喜ぶように悪魔の指に甘え、縋りつき、もっとしてと絡みつく。素直な穴の様子にレーヴェは満足げに笑い、楽しげにジュゼのか弱いペニスを吸った。精通の前に過ぎる快楽を与えられた性器は生殖器官としての機能を置き去りに、ただ強い雄に可愛がられることを喜んで体液を垂れ流す。熱い咥内にすっぽりと包まれて震えるペニスをじゅるじゅると音を立てて啜られて、ジュゼの体が一際激しく痙攣した。
(あ、あ、だめ♡ こんな、こんなの……)
もはやまともな思考も出来ない脳内に、恐怖と快感の二律背反が浮かんでは消えていく。譫言のようにだめ、いや、と。呟きながらも、ぐっぷりと妖魔の指を飲み込む尻穴は、すでに取り返しがつかないほどに蕩けていた。
襞をかき分けるように探る指が、ぴっちりと閉ざされた奥を侵食しては、ぐぱぐぱと音を立てて開閉しながら内側を抉じ開ける。柔い粘膜を無理やり引き延ばされる感覚に震えれば、襞の間に隠れている弱い場所を優しく可愛がられて甘い吐息がこぼれた。
そんな反応の一つ一つに、可愛い可愛い愛していると。優しい言葉を吹き込まれたジュゼの身体はとろりと蕩け、雄に開かれた雌穴となるための苛烈な躾を受けながら、まるでそれを悦ぶようにきゅんきゅんと健気に指を締めつけてしまう。散々に夢魔の唾液を塗り込まれ、その場所から込み上げる悦楽をすり込まれたそこは、すでに腸液とも呼べない液体をじわりと滲ませながらどろどろに蕩けていて。長い指がジュゼの悦い場所を引っ掻く度に、ぐぷぐぷと粘る水音を立てながら媚びるように蠕動した。
「あっ、あぁ……っ! おしり、あつい……っ」
長い指が広げた穴に、さらにたっぷりの唾液と長い舌が同時に奥へと忍び込んで、襞をつつく。耐え切れずに腰を揺らしてお尻を男の顔に押し付けてしまえば、熱い呼気にまで肌を嬲られてたまらない気持ちになった。拙くも淫らに揺れてしまう尻をはしたなく悶えさせるジュゼは、触れられる指先の感触一つ一つに敏感に反応して甘い声で喘ぐ。
妖魔の指先には、まるで炎が灯っているようだ。熱い指に触れられたジュゼの肌は煽情的な色に染まり、全身は甘い快楽に侵食されて熱を帯びていた。
「ジュゼ、ジュゼ。ふふ、私の可愛い花嫁。愛しい方」
「や、や……♡ だめ、名前、そんな……あっ」
美しく甘い声に、しごく愛おしそうに名前を繰り返し呼ばれれば、それだけで胸がきゅんとする。愛された記憶を持たない身体は、未熟な身体に施されるには激し過ぎるその愛撫を、いつからか己に向けられる確かな愛情として受け入れつつあった。
情愛に飢えた身体が屈してしまえば、未熟な精神で性感に抗い続けるのは無理な話だった。視界の端ではさらさらと、美しい砂時計が遅々として進まない時を少しずつ刻んでいる。けれど、あの砂時計が尽きたところで――悪魔に向けて脚を開いて、肌を晒して喘ぐ姿を、一体誰に見せられるだろう。抗う気力も理由もなくしたまま、意識が朦朧とするほどの時間を、尻穴へのたっぷりとした愛撫に費やされて。妖魔がジュゼの尻をようやく解放する頃には、排泄のための器官でしかなかったその穴は、すっかり柔く蕩けていた。
束の間、僅かに身を離した妖魔が、乱れた自らの髪を緩く掻き上げる。快楽だけをもたらしてくれるその甘い指がもう恋しくて、ジュゼは何もされていないのに、身体をくねらせて悶えてしまった。そんなジュゼの全身を見下ろして、妖魔の赤い瞳が甘く笑う。
「瞳が蕩けてらっしゃいますね。そんなに気持ちよかったですか?」
頭がふわふわして、何も考えられなかった。質問の意味も理解しないまま、うん、と。素直に頷いて、無意識の内にも自ら足を緩く開いて男を招けば、美しい悪魔がくすくすと嬉しそうな笑い声を漏らす。
その、思いの外優しい赤い瞳に。獲物に食らい付く直前の肉食獣のような獰猛な炎が灯る様を見て、快楽に染まりつつあるジュゼの脳内が幸福な麻薬を垂れ流した。熱に火照った肌に触れる夜気に身体を震わせながら、抱き締めて欲しいと、今にも縋ってしまいそうな手指を持て余す。シーツを固く握りしめることでその衝動を耐えていれば、全てお見通しとばかりに妖魔がその指に指を甘く這わせた。
「気持ちいいこと、もっとたくさんしましょうね」
「もっ、と、? ひうっ」
不意打ちのように耳にキスをされて、高い声が漏れる。白い手が秘部に伸ばされたかと思えば、美しくも骨ばった男らしいその指に、ぐに、と。尻穴を左右に割り開かれた。
「おかしな言い伝えでもありますか? 大丈夫ですよ。我々夢魔は、確かに精気を吸い取りますが。逆に我々の体液で、精気を回復することもできるので」
ほろほろと涙を溢れさせるジュゼを宥めるように甘い声で囁く間も、妖魔は指の動きを休めてはくれない。快楽に溺れた身体を、ジュゼはベッドの上で仰け反らせて悶えた。
白く美しいその指が、秘部にすでにたっぷりと流し込まれた夢魔の唾液を絡ませるように掻き混ぜて、人を狂わせる天性の媚薬を粘膜に丁寧に塗り込んでいく。制止の言葉をかけなければと頭では思うのに、強過ぎる性感に泣き咽ぶしかできないジュゼの未発達な性器から、透き通った液体がびしゃびしゃと溢れて迸った。
「ふあ、ぅあ♡ あ、あっ、はひっ! あ――っ‼」
ガクガクと身体を痙攣させ、喉を仰け反らせて高い悲鳴を上げてしまうジュゼの有り様を、妖魔は熱い視線でじっくりと見つめる。肉厚の舌と、細長い指の両方を抜かれてなお、緩く口を開いたままになってしまった尻穴は、縁をぷっくりと膨らませて赤く腫れていた。
雄の夢魔の催淫効果で、受け入れる側の発情状態になったそこからは、すでにとろりと淫液がしたたるまでになっている。尻の谷間を指で押し開きながら、嬉しそうにその光景を眺めた妖魔が、優しく宥めるようにジュゼに声をかけた。
「安心してくださいね。私が生きている間は永遠に、お死なせしませんよ。あなたは、私の運命の伴侶なのですから」
「い、やっ、いやっ! や、やぁ……ぁひっ♡」
精液も出せないのに、健気に勃ち上がって震え続けている性器を口に咥えられ、そこから溢れる快感の嵐に、ジュゼの瞳がぐるりと天を向く。
未熟な性器に突然与えられた直接の刺激の強さに失神しそうになったジュゼは、蕩け切った後ろの穴に、長い指を二本揃えて差し込まれる衝撃で引き戻された。
「あうっ? あっ、あっ、あぅっ」
尻穴に差し込まれた指はあっという間に三本にまで増えたが、夢魔の唾液を流し込まれて塗り込められたそこは、もはや排泄のための穴ではない。ぬとぬとと喜ぶように悪魔の指に甘え、縋りつき、もっとしてと絡みつく。素直な穴の様子にレーヴェは満足げに笑い、楽しげにジュゼのか弱いペニスを吸った。精通の前に過ぎる快楽を与えられた性器は生殖器官としての機能を置き去りに、ただ強い雄に可愛がられることを喜んで体液を垂れ流す。熱い咥内にすっぽりと包まれて震えるペニスをじゅるじゅると音を立てて啜られて、ジュゼの体が一際激しく痙攣した。
(あ、あ、だめ♡ こんな、こんなの……)
もはやまともな思考も出来ない脳内に、恐怖と快感の二律背反が浮かんでは消えていく。譫言のようにだめ、いや、と。呟きながらも、ぐっぷりと妖魔の指を飲み込む尻穴は、すでに取り返しがつかないほどに蕩けていた。
襞をかき分けるように探る指が、ぴっちりと閉ざされた奥を侵食しては、ぐぱぐぱと音を立てて開閉しながら内側を抉じ開ける。柔い粘膜を無理やり引き延ばされる感覚に震えれば、襞の間に隠れている弱い場所を優しく可愛がられて甘い吐息がこぼれた。
そんな反応の一つ一つに、可愛い可愛い愛していると。優しい言葉を吹き込まれたジュゼの身体はとろりと蕩け、雄に開かれた雌穴となるための苛烈な躾を受けながら、まるでそれを悦ぶようにきゅんきゅんと健気に指を締めつけてしまう。散々に夢魔の唾液を塗り込まれ、その場所から込み上げる悦楽をすり込まれたそこは、すでに腸液とも呼べない液体をじわりと滲ませながらどろどろに蕩けていて。長い指がジュゼの悦い場所を引っ掻く度に、ぐぷぐぷと粘る水音を立てながら媚びるように蠕動した。
「あっ、あぁ……っ! おしり、あつい……っ」
長い指が広げた穴に、さらにたっぷりの唾液と長い舌が同時に奥へと忍び込んで、襞をつつく。耐え切れずに腰を揺らしてお尻を男の顔に押し付けてしまえば、熱い呼気にまで肌を嬲られてたまらない気持ちになった。拙くも淫らに揺れてしまう尻をはしたなく悶えさせるジュゼは、触れられる指先の感触一つ一つに敏感に反応して甘い声で喘ぐ。
妖魔の指先には、まるで炎が灯っているようだ。熱い指に触れられたジュゼの肌は煽情的な色に染まり、全身は甘い快楽に侵食されて熱を帯びていた。
「ジュゼ、ジュゼ。ふふ、私の可愛い花嫁。愛しい方」
「や、や……♡ だめ、名前、そんな……あっ」
美しく甘い声に、しごく愛おしそうに名前を繰り返し呼ばれれば、それだけで胸がきゅんとする。愛された記憶を持たない身体は、未熟な身体に施されるには激し過ぎるその愛撫を、いつからか己に向けられる確かな愛情として受け入れつつあった。
情愛に飢えた身体が屈してしまえば、未熟な精神で性感に抗い続けるのは無理な話だった。視界の端ではさらさらと、美しい砂時計が遅々として進まない時を少しずつ刻んでいる。けれど、あの砂時計が尽きたところで――悪魔に向けて脚を開いて、肌を晒して喘ぐ姿を、一体誰に見せられるだろう。抗う気力も理由もなくしたまま、意識が朦朧とするほどの時間を、尻穴へのたっぷりとした愛撫に費やされて。妖魔がジュゼの尻をようやく解放する頃には、排泄のための器官でしかなかったその穴は、すっかり柔く蕩けていた。
束の間、僅かに身を離した妖魔が、乱れた自らの髪を緩く掻き上げる。快楽だけをもたらしてくれるその甘い指がもう恋しくて、ジュゼは何もされていないのに、身体をくねらせて悶えてしまった。そんなジュゼの全身を見下ろして、妖魔の赤い瞳が甘く笑う。
「瞳が蕩けてらっしゃいますね。そんなに気持ちよかったですか?」
頭がふわふわして、何も考えられなかった。質問の意味も理解しないまま、うん、と。素直に頷いて、無意識の内にも自ら足を緩く開いて男を招けば、美しい悪魔がくすくすと嬉しそうな笑い声を漏らす。
その、思いの外優しい赤い瞳に。獲物に食らい付く直前の肉食獣のような獰猛な炎が灯る様を見て、快楽に染まりつつあるジュゼの脳内が幸福な麻薬を垂れ流した。熱に火照った肌に触れる夜気に身体を震わせながら、抱き締めて欲しいと、今にも縋ってしまいそうな手指を持て余す。シーツを固く握りしめることでその衝動を耐えていれば、全てお見通しとばかりに妖魔がその指に指を甘く這わせた。
「気持ちいいこと、もっとたくさんしましょうね」
「もっ、と、? ひうっ」
不意打ちのように耳にキスをされて、高い声が漏れる。白い手が秘部に伸ばされたかと思えば、美しくも骨ばった男らしいその指に、ぐに、と。尻穴を左右に割り開かれた。
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