【完結】夢魔の花嫁

月城砂雪

文字の大きさ
23 / 80
第二章(受胎編)

2-7#

しおりを挟む
 激しく身悶え始めた幼さを残す下半身に乗り上げると、ひぃひぃと泣き喘ぐジュゼを熱っぽい愛欲の眼差しで捕らえた妖魔は蜜のようにとろりと微笑み、甘い唾液を満たした口でジュゼの乳首にかぶりついた。その体液の全てに強い発情の効果を持つ夢魔の唾液をたっぷりと纏わされた乳首が、じゅわりと蕩けてしまいそうな熱の快楽に包まれる。

「あ、あぁんっ♡ き、きもち……っ、ひぃ⁉ ひあっ、らめ♡ いま、さわっちゃっ、あ~~~‼」

 濡れて敏感になった乳首を、間髪入れずに伸びてきた器用な指先がすり潰すような動きで弄ぶ。元は肌に埋没するほどに目立たなかった淡いベージュは、今はもう見る影もない。濃厚な性の気配を纏う紅色に膨れた乳首をぬとぬとと弄ばれて、んぉおん♡ と。獣のような呻きが漏れた。
 逞しい身体に圧し掛かられた身体に逃げ場はなく、清楚な白布で織られた隠微な下着はその乳首の淫らな様を存分に強調する。揉まれ、引っ張られ、押し込まれ。爛れたような熱を帯びる乳首を柔く甘噛みされたその瞬間、押さえこまれた下半身がびちびちと跳ねて、ジュゼは己の絶頂を知った。

(んぅっ♡ んんうぅっ♡ おっぱ、おっ♡ おっぱいで、イっちゃ……っ♡)

 びくびくと跳ね続ける腰を逞しい身体に押し潰され、快楽を逃がすことが出来なくて苦しい。声もなく悶えるジュゼに構わずに、夢魔は改めて口に咥えたジュゼの乳首に舌を這わせて優しく一舐めすると、凄まじい舌遣いでしゃぶり、舐り、吸い尽くした。絶頂を得て終わりだと、どこかで思っていたジュゼの瞳がぐるりと天を向く。

「んぃっ⁉ ひいぃっ? あ、ぁひ、あ♡ らめ、おっぱい、もっ♡ ひぁあ~~~っ♡」

 全身がガクガクと激しく痙攣し、仰け反らせた喉が震えて悲鳴を零す。強制的に目覚めさせられたばかりの新しい性感帯からの連続する絶頂が全身の神経を揺さぶり、ここは雄に可愛がってもらうための場所なのだと、脳に教え込むような電撃が走る。

(おっ、おっぱぃ、きもちいっ♡ あっだめ、ちくび、りょうほ、あっあっあっ♡)
「んっ、ちゅっ。ふふ。両方、公平に可愛がってあげますからね」
「あんっ♡ あんっ♡ あんっ♡ あん~~~っ♡」

 腰がカクカクと前後に揺れて、圧し掛かる妖魔の腹にびしょ濡れた剥き出しのペニスを押し付けてしまう。指と舌で交互に弄ばされる両乳首と、熱く固い腹筋に押し潰されるペニスの三点から壮絶な快感が絶えず身体を走り抜けて、ジュゼはもうすっかりその全身が蕩けるような快楽の虜に成り果てていた。
 どんなに鳴いても喚いても、悦楽を自在に司る妖魔の魅惑的な唇は、胸に吸い付いて離れない。優しくも激しいその愛撫に、声が出なくなるまで悶え狂わされて。ようやく妖魔が身を離す頃には、乳首も乳輪もすっかり膨れ切って、雄の愛撫を待ち侘びて疼く淫らな器官に成り果てていた。
 最後に一度、離れ難く乳首に吸い付いた妖魔は、力の抜けきったジュゼの細い脚を己の脚で押し上げて股を開かせ、纏った前合わせの薄衣を割り開いて雄々しい性器を取り出す。度重なる絶頂に緩んで愛液を垂らすジュゼの尻穴をうっとりと見つめると、温かく熟れたそこに滾る男根を寄り添わせ、一息に突き入れた。
 んぁっ♡ と。爛れた嬌声がジュゼの唇からこぼれる。甘く綻んだ穴は冗談のように太い陰茎をやすやすと奥まで飲み込み、結合部からはぶちゅんと音を立てて淫液が溢れた。指でたっぷりと躾けられた性感帯を押し潰しながら内側を割り開かれる衝撃に、跳ねた脚が宙を蹴る。
 脳に叩きつけられた快楽に飛びかけていた意識を引き戻されたジュゼは、何をしても逃げることのできない体勢に追い込まれている現状に頭を打ち振ってもがいたが、もはや妖魔の望みの通りにはしたない声で喘ぐしか為す術がなかった。

「あっ♡ ぁんっ♡ は、はげしっ……あぁんっ‼ ま、まってぇっ♡」
「ふふ、可愛い花嫁。あなたが気持ちよさそうで嬉しいです」
「んぁあん♡ つよ、つよいぃっ♡ こ、こわれちゃ、ぁ、だめ♡ ふぁっ♡」

 痩せた白い尻に、膨大な量の精子が溜め込まれた睾丸が打ち付けられる音が鳴り止まない。パンッパンッパンッパンッ、と。激しさを増す一方のその音に脳を打たれて、ジュゼの心が被虐の快楽に蕩けた。耐えるようにガウンを引っ掻いた指は妖魔の指に絡め取られて万歳の形で頭上に纏められ、押し開かれた脚は快楽を得る度に収縮して妖魔の腰に絡み付く。
 か細い全身に容赦なく教え込まされる快楽に絡んだ脚が震え、その可憐な反応に猛った妖魔にさらに激しく尻穴を掻き混ぜられて、ジュゼは甘い声で泣き叫んだ。

「あひっ♡ ひいぃ! しゅご、しゅごいの、つよいのっ♡ ふあっ! ひぁっ、とまって、ぇ♡」

 お願い、と。甘え媚びる声で必死に縋るジュゼの姿に微笑むと、妖魔は一際奥までペニスを突き入れたところで動きを一度止める。強く抉られた奥がうねり、その場所に受け入れる快楽を知ってしまった胎がまるで自我を持つ生き物のように喜んで入口を開き、妖魔の亀頭に熱いキスを贈りながらむしゃぶりついた。

「んぅっ⁉ ん、んふ、んぉっ♡」
「ふふ、可愛い♡ 私を気に入ってくれているようですね」
「んあぁっ♡ しょこ、そこ、だめっ♡ 入れちゃだめぇっ♡♡♡」

 押し出されるような声を絞り出し、喉をさらして激しく喘ぐ。最奥の肉輪はジュゼの理性を裏切って妖魔に媚び、自らちゅぱちゅぱと誤魔化しようもなく淫らに男根に吸い付いていた。微かに腰を揺すられるだけで、深い場所での絶頂をすでに覚えてしまった身体が大袈裟に痙攣し、白い肌は薔薇色に上気したまま色が引かない。
 ジュゼの願いの通りに妖魔は動きを止めてくれているのに、自分からはしたなく腰をカクカクと動かしてしまいそうな衝動に苛まれて、一方的に息が上がった。逞しい肉槍を下の口で存分に食みながら、だらしなく喘いでしまうジュゼの頬を、色鮮やかな爪をもつ艶やかな指が愛し気になぞっていく。

「可愛い可愛い、私の花嫁。あなたがもっと気持ちよくなれるように、そろそろベッドへ行きましょうか」
「ひぃっ⁉ ひぃん♡ あっ、あっ……!」

 身を起こした妖魔が、両手をジュゼの体に回しながら立ち上がる。その拍子にいいところに触れられて、ジュゼの足がビクンと跳ねた。もっと気持ちよく、だなんて。考えるだけで期待に疼いてしまう下肢を何とか逃がしてあげたいのに、もう指一本だって抵抗できないのが現状だった。
しおりを挟む
感想 14

あなたにおすすめの小説

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

敗戦国の王子を犯して拐う

月歌(ツキウタ)
BL
祖国の王に家族を殺された男は一人隣国に逃れた。時が満ち、男は隣国の兵となり祖国に攻め込む。そして男は陥落した城に辿り着く。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

処理中です...