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番外編1(新婚旅行編)
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朝が来ても、腰が抜けたままのジュゼはずっと、レーヴェに抱きかかえて運んでもらわなければどこへも行けなくなっていた。
浴室で、優しい掌に何の他意もなく身体を洗ってもらっても、逐一反応してしまうのが恥ずかしい。気持ちいいことに満たされた身体は飢餓感を訴えているわけでもないのに、もっと決定的なところに快楽が欲しくて、つい甘えるように身をすり寄せてしまう。自分から口付けて舌を絡ませれば、馴染み切った互いの体温は混じり合いながらますます熱を高めていく。
そのままのぼせてしまったジュゼが、布面積の少ない下着一枚で運ばれたのは、二階の寝台ではなく一階の寝台だった。
ジュゼ一人ではよじ登らなければならないほど大きかった二階の寝台とは異なり、高さがない代わりに広さのあるその寝台には、光を透かす紗のカーテンがかけられている。外が見える大きな窓から、健全な光の差し込む寝台の中。カーテンをそよがせる微風程度では冷めない熱を瞳の奥に燻らせたジュゼの髪を梳きながら、レーヴェは優しく微笑んだ。
「今日は何をしましょうか?」
悪戯に肌など撫でられながら、そんなことを尋ねられる。
蕩けたままのジュゼの瞳を見れば、そんな問いへの答えなど解り切っているはずなのに。レーヴェはもどかしく肌に触れる以上のことをしてくれない。
うかうかしていれば、その内言葉も失ってしまいそうなジュゼは、その悪戯な手を腕ごと抱き締める。するりと服の下に入り込んだ温かな指に、感じる場所を掠められて。それだけで濡れた感触を強める内側の粘膜が疼く感覚に喘ぎながら、潤んだ瞳を愛しい伴侶に向けた。
「……一日」
抱いて、と。そんなお願いを口にしてしまったことに、顔を赤くするよりも早く、覆い被さってきたレーヴェに口を吸われて頭がくらくらした。
はっきりとした肯定を感じさせるその情熱的な口付けを受けながら、手足を絡めて甘え縋れば、背中を支えるように抱き上げられて座位の姿勢を取らされる。股座に、すでに固くそそり立った灼熱を押し付けられて、甘い声が鼻に抜けた。
「ふふ。先に、触ってくれますか?」
そう尋ねられて、ジュゼは夢見心地で頷く。愛しい相手を、自分が気持ちよくしてあげられることは、ジュゼにとっての喜びだった。レーヴェの胸元に頬を押し当てながら、手探りに衣服をくつろげれば、美しい顔とは不釣り合いなほど雄々しい陰茎が露わになる。妖魔のそれは既にきつく反り返っていて、先端は滲み出る粘液で淫らに濡れていた。
優しく穏やかな愛しい伴侶の、抑え切れない性欲の滾りを目の当たりにして、ジュゼの鼓動が早まっていく。
「……あ♡ すご……っ♡」
そっと手のひらで包んだ瞬間、伝わってくる確かな熱と、どくどくと雄々しく脈打つそれに、ジュゼは思わずそう小さく口に出してしまった。
思わずぼうっと魂が抜け落ちたように見惚れてしまった後、ゆっくりと上下に扱き始める。ジュゼのすることなら、レーヴェは何でも褒めてくれるけれど。少しでも、本当に上手になりたくて、ジュゼも色々考えている。五本の指先で、生々しい色をした亀頭を包み込むようにして優しく撫でれば、レーヴェの吐息が熱を含んだ。
「ジュゼ……」
甘い声に名前を呼ばれて、それだけで褒められていると解ったジュゼが頬を綻ばせる。
次は口に含んでしまいたいけれど、強く抱き締められた腕から抜け出せる気配はない。それならばもう少し指で、と。十分過ぎるほどに滾った逞しいペニスを撫で回せば、ジュゼの後孔にそっと指が添えられた。
「私も、もう触ってもいいですか?」
囁き笑う、欲に濡れた美しい声に打たれて、勝手に下腹部に力が入るのが分かった。
待ち望んでいた物をついに与えられると知ったそこは、きゅうきゅうとはしたなく収縮して、下着の紐ごと指に吸い付いてしまっている。レーヴェの胸元に鼻先を埋めながら、こくこくと必死に頷けば、紐をずらしながらゆっくりと指が埋め込まれた。
「ぁ♡ あ、あぁ……っ♡」
「ふふ♡ まだ何もしていないのに、とろとろですね」
「んっ♡ あっ、はぁっ……♡」
レーヴェは馴染ませるように指を数度出し入れすると、程よく差し入れた所で一度動きを止める。
愛しい指の形に寄り添うようにぴったりと媚肉が吸い付いたところで、くにゅり、と。昨夜、散々に弄んだ前立腺を、一度だけ軽く捏ねた。
「ふぁっ⁉ ひっ、あっ♡ いっ♡ いっちゃ――っ♡♡」
その一度だけでいとも簡単に絶頂してしまったことを、すぐには理解できなかった。
気持ちよさにぶるぶると尻たぶを痙攣させながら、ただ呆然とするジュゼの熟れ切った穴の中で、ぐちゅりと再び指が動き出す。
「は……っ? あ……♡ あぅ……♡」
「気持ちいいですか? ふふ……♡ もう、触っただけでイけますね」
レーヴェの目の色が変わった。色っぽく眼差しを眇めるその様子に、胸がときめいて甘く締め付けられる。
ドキドキと高鳴る胸の音に被さるように、ぐちゃぐちゃと中を掻き回す淫らな水音が寝台の中に反響して、嬌声が甘く裏返った。
「ひっ♡ いっ♡ あぁっ♡」
浅い場所を揺さぶられて短く喘ぎ散らす唇を、美しい指が撫で擦る。加えるようにと差し込まれたその指を、自分から差し出した舌で舐めしゃぶることに没頭していると、とろりと笑んだレーヴェが手のひらを返してジュゼの上顎を撫でさすった。
ばらばらと動く指に口の中を蹂躙されながら、肉膣には指の付け根までを挿入されていいように掻き混ぜられる。鈍い痛みにも似た快楽が下腹にわだかまり、内側を生き物のようにうねらせて喘ぐ伴侶の媚態にますます猛る雄々しい高ぶりを股の狭間に感じながら、ジュゼはうっとりと酔った青い瞳に懇願を映して夫を見つめた。
口の中をかき回される水音と、潤んだ粘膜を器用な指に捏ねられる粘った音が脳に反響して、零れる吐息の温度が上がっていく。無意識に腰をくねらせ始めたジュゼを見つめ返して、赤々と美しい魔性の瞳が微笑んだ。
「横になって、脚を持ってもらってもいいですか?」
「あぅっ♡」
ぬぷっ、と。粘液の糸を引きながら、挿入されていた指が抜けていく。それだけで後孔が切なげにひくひくと蠢くのが、自分でも解ってしまった。
上手く動かない身体で懸命に後ろ手を突くと、ジュゼは指示された通りに仰向けに寝転がって、脚を抱えて自身へ引き寄せる。脚を上げたことによって露出されたそこに指先を押し付けられ、くちゅ、と。濡れた音を立てながら再び指を挿入された。
「あっ♡ ふぁ……♡」
くちゅくちゅ、ぬちゅぬちゅ、と。聞くに堪えない音が高く響く。止めどなく溢れる愛液を中で掻き混ぜるように、肉襞を擦る指の動きは激しさを増していった。
繰り返された性交によって刻まれた無数の襞を掻き分けるように隈なく刺激をされれば、内側の全てが性感帯であるジュゼはもう耐え切れず、ふうふうと獣のように息を荒らげることしか出来ない。
「あぁあっ♡ だめ、そこっ♡ こねないで……っ‼」
強すぎる快感に、首を振ってそう懇願してみても、善がっていると一目で解ってしまう乱れた姿を晒しながらでは説得力はなかった。レーヴェは弱々しくぴくぴくと震える敏感な粘膜を丹念に捏ね、ジュゼの身体が思わず跳ね回ってしまう場所を繊細な指先で強く押し潰す。
「ひっ♡ あぁっ♡ だめっ♡ だめ……っ♡ いっ、いっちゃ、あぁっ♡♡♡」
あっけなく達してしまった身体が、がくがくと痙攣して跳ね回る。ビクンビクンと悶え打つ身体がやがて微かな震えに変わり、シーツに身体を張り付けるように大人しくなる頃になって、ようやく指が抜けて行く。
外側まで溢れた愛液でぐちゃぐちゃに濡れたそこを、レーヴェは二本の親指で左右に割り拡げた。赤く熟れきった媚肉が、ひんやりとした外気に晒される。
「ふぁっ♡ やっ、はずかし……っ♡」
「ああ、中も、外も、こんなに震えて。……ふふ、可愛らしいですね。」
自分の身体のことだ、そんな振る舞いはとっくに自覚している。それなのに、レーヴェから直接口頭で告げられると恥ずかしくて堪らなくなって、余計に後孔が疼いてしまうような気がした。
後ろを可愛がられるほどに上手く勃起することが出来なくなって、ここまでのことをされても半勃ちのまま下着に戒められてぴくぴくと悶える花芯が、先端から愛液を滲ませて僅かな布地をじっとりと濡らしていく。そんな倒錯した光景すら興奮を煽るようで、ジュゼは待ち切れないとばかりに腰をくねらせた。
これだけ気持ちがいいのに、今まで行われたことの全ては、まだ愛撫にすぎないのだ。これから先、自身を襲う快感の大きさを想像すると、恐怖にも似た感情に身体が震える。
優しく愛でられ躾けられた花嫁の身体は、その慄きすら興奮材料に変えて、とろとろと勝手に甘く熟れていった。
「可愛い人……♡」
「っ……!」
熱い高ぶりを股に擦りつけられて、待ち望んでいた行為を匂わせるレーヴェの仕草に、ジュゼはごくりと口内に溜まった唾液を飲み下す。
「もう、挿れていいですか?」
「あ、あん、あっ♡ い、いいよ、すぐ……っ♡」
少し食い気味に答えると、レーヴェは優しくジュゼの額に張り付いた髪を指でよけて笑った。
彼も興奮してくれているのだろうか、熱く固く勃起したそれが、ぴったりと後孔に宛てがわれる。期待にきゅう、と吸い付いてしまうのが分かったが、それを恥じらうだけの余裕も無かった。ジュゼの脳内は既に、レーヴェに抱いて貰えるという事実でいっぱいになっている。
浴室で、優しい掌に何の他意もなく身体を洗ってもらっても、逐一反応してしまうのが恥ずかしい。気持ちいいことに満たされた身体は飢餓感を訴えているわけでもないのに、もっと決定的なところに快楽が欲しくて、つい甘えるように身をすり寄せてしまう。自分から口付けて舌を絡ませれば、馴染み切った互いの体温は混じり合いながらますます熱を高めていく。
そのままのぼせてしまったジュゼが、布面積の少ない下着一枚で運ばれたのは、二階の寝台ではなく一階の寝台だった。
ジュゼ一人ではよじ登らなければならないほど大きかった二階の寝台とは異なり、高さがない代わりに広さのあるその寝台には、光を透かす紗のカーテンがかけられている。外が見える大きな窓から、健全な光の差し込む寝台の中。カーテンをそよがせる微風程度では冷めない熱を瞳の奥に燻らせたジュゼの髪を梳きながら、レーヴェは優しく微笑んだ。
「今日は何をしましょうか?」
悪戯に肌など撫でられながら、そんなことを尋ねられる。
蕩けたままのジュゼの瞳を見れば、そんな問いへの答えなど解り切っているはずなのに。レーヴェはもどかしく肌に触れる以上のことをしてくれない。
うかうかしていれば、その内言葉も失ってしまいそうなジュゼは、その悪戯な手を腕ごと抱き締める。するりと服の下に入り込んだ温かな指に、感じる場所を掠められて。それだけで濡れた感触を強める内側の粘膜が疼く感覚に喘ぎながら、潤んだ瞳を愛しい伴侶に向けた。
「……一日」
抱いて、と。そんなお願いを口にしてしまったことに、顔を赤くするよりも早く、覆い被さってきたレーヴェに口を吸われて頭がくらくらした。
はっきりとした肯定を感じさせるその情熱的な口付けを受けながら、手足を絡めて甘え縋れば、背中を支えるように抱き上げられて座位の姿勢を取らされる。股座に、すでに固くそそり立った灼熱を押し付けられて、甘い声が鼻に抜けた。
「ふふ。先に、触ってくれますか?」
そう尋ねられて、ジュゼは夢見心地で頷く。愛しい相手を、自分が気持ちよくしてあげられることは、ジュゼにとっての喜びだった。レーヴェの胸元に頬を押し当てながら、手探りに衣服をくつろげれば、美しい顔とは不釣り合いなほど雄々しい陰茎が露わになる。妖魔のそれは既にきつく反り返っていて、先端は滲み出る粘液で淫らに濡れていた。
優しく穏やかな愛しい伴侶の、抑え切れない性欲の滾りを目の当たりにして、ジュゼの鼓動が早まっていく。
「……あ♡ すご……っ♡」
そっと手のひらで包んだ瞬間、伝わってくる確かな熱と、どくどくと雄々しく脈打つそれに、ジュゼは思わずそう小さく口に出してしまった。
思わずぼうっと魂が抜け落ちたように見惚れてしまった後、ゆっくりと上下に扱き始める。ジュゼのすることなら、レーヴェは何でも褒めてくれるけれど。少しでも、本当に上手になりたくて、ジュゼも色々考えている。五本の指先で、生々しい色をした亀頭を包み込むようにして優しく撫でれば、レーヴェの吐息が熱を含んだ。
「ジュゼ……」
甘い声に名前を呼ばれて、それだけで褒められていると解ったジュゼが頬を綻ばせる。
次は口に含んでしまいたいけれど、強く抱き締められた腕から抜け出せる気配はない。それならばもう少し指で、と。十分過ぎるほどに滾った逞しいペニスを撫で回せば、ジュゼの後孔にそっと指が添えられた。
「私も、もう触ってもいいですか?」
囁き笑う、欲に濡れた美しい声に打たれて、勝手に下腹部に力が入るのが分かった。
待ち望んでいた物をついに与えられると知ったそこは、きゅうきゅうとはしたなく収縮して、下着の紐ごと指に吸い付いてしまっている。レーヴェの胸元に鼻先を埋めながら、こくこくと必死に頷けば、紐をずらしながらゆっくりと指が埋め込まれた。
「ぁ♡ あ、あぁ……っ♡」
「ふふ♡ まだ何もしていないのに、とろとろですね」
「んっ♡ あっ、はぁっ……♡」
レーヴェは馴染ませるように指を数度出し入れすると、程よく差し入れた所で一度動きを止める。
愛しい指の形に寄り添うようにぴったりと媚肉が吸い付いたところで、くにゅり、と。昨夜、散々に弄んだ前立腺を、一度だけ軽く捏ねた。
「ふぁっ⁉ ひっ、あっ♡ いっ♡ いっちゃ――っ♡♡」
その一度だけでいとも簡単に絶頂してしまったことを、すぐには理解できなかった。
気持ちよさにぶるぶると尻たぶを痙攣させながら、ただ呆然とするジュゼの熟れ切った穴の中で、ぐちゅりと再び指が動き出す。
「は……っ? あ……♡ あぅ……♡」
「気持ちいいですか? ふふ……♡ もう、触っただけでイけますね」
レーヴェの目の色が変わった。色っぽく眼差しを眇めるその様子に、胸がときめいて甘く締め付けられる。
ドキドキと高鳴る胸の音に被さるように、ぐちゃぐちゃと中を掻き回す淫らな水音が寝台の中に反響して、嬌声が甘く裏返った。
「ひっ♡ いっ♡ あぁっ♡」
浅い場所を揺さぶられて短く喘ぎ散らす唇を、美しい指が撫で擦る。加えるようにと差し込まれたその指を、自分から差し出した舌で舐めしゃぶることに没頭していると、とろりと笑んだレーヴェが手のひらを返してジュゼの上顎を撫でさすった。
ばらばらと動く指に口の中を蹂躙されながら、肉膣には指の付け根までを挿入されていいように掻き混ぜられる。鈍い痛みにも似た快楽が下腹にわだかまり、内側を生き物のようにうねらせて喘ぐ伴侶の媚態にますます猛る雄々しい高ぶりを股の狭間に感じながら、ジュゼはうっとりと酔った青い瞳に懇願を映して夫を見つめた。
口の中をかき回される水音と、潤んだ粘膜を器用な指に捏ねられる粘った音が脳に反響して、零れる吐息の温度が上がっていく。無意識に腰をくねらせ始めたジュゼを見つめ返して、赤々と美しい魔性の瞳が微笑んだ。
「横になって、脚を持ってもらってもいいですか?」
「あぅっ♡」
ぬぷっ、と。粘液の糸を引きながら、挿入されていた指が抜けていく。それだけで後孔が切なげにひくひくと蠢くのが、自分でも解ってしまった。
上手く動かない身体で懸命に後ろ手を突くと、ジュゼは指示された通りに仰向けに寝転がって、脚を抱えて自身へ引き寄せる。脚を上げたことによって露出されたそこに指先を押し付けられ、くちゅ、と。濡れた音を立てながら再び指を挿入された。
「あっ♡ ふぁ……♡」
くちゅくちゅ、ぬちゅぬちゅ、と。聞くに堪えない音が高く響く。止めどなく溢れる愛液を中で掻き混ぜるように、肉襞を擦る指の動きは激しさを増していった。
繰り返された性交によって刻まれた無数の襞を掻き分けるように隈なく刺激をされれば、内側の全てが性感帯であるジュゼはもう耐え切れず、ふうふうと獣のように息を荒らげることしか出来ない。
「あぁあっ♡ だめ、そこっ♡ こねないで……っ‼」
強すぎる快感に、首を振ってそう懇願してみても、善がっていると一目で解ってしまう乱れた姿を晒しながらでは説得力はなかった。レーヴェは弱々しくぴくぴくと震える敏感な粘膜を丹念に捏ね、ジュゼの身体が思わず跳ね回ってしまう場所を繊細な指先で強く押し潰す。
「ひっ♡ あぁっ♡ だめっ♡ だめ……っ♡ いっ、いっちゃ、あぁっ♡♡♡」
あっけなく達してしまった身体が、がくがくと痙攣して跳ね回る。ビクンビクンと悶え打つ身体がやがて微かな震えに変わり、シーツに身体を張り付けるように大人しくなる頃になって、ようやく指が抜けて行く。
外側まで溢れた愛液でぐちゃぐちゃに濡れたそこを、レーヴェは二本の親指で左右に割り拡げた。赤く熟れきった媚肉が、ひんやりとした外気に晒される。
「ふぁっ♡ やっ、はずかし……っ♡」
「ああ、中も、外も、こんなに震えて。……ふふ、可愛らしいですね。」
自分の身体のことだ、そんな振る舞いはとっくに自覚している。それなのに、レーヴェから直接口頭で告げられると恥ずかしくて堪らなくなって、余計に後孔が疼いてしまうような気がした。
後ろを可愛がられるほどに上手く勃起することが出来なくなって、ここまでのことをされても半勃ちのまま下着に戒められてぴくぴくと悶える花芯が、先端から愛液を滲ませて僅かな布地をじっとりと濡らしていく。そんな倒錯した光景すら興奮を煽るようで、ジュゼは待ち切れないとばかりに腰をくねらせた。
これだけ気持ちがいいのに、今まで行われたことの全ては、まだ愛撫にすぎないのだ。これから先、自身を襲う快感の大きさを想像すると、恐怖にも似た感情に身体が震える。
優しく愛でられ躾けられた花嫁の身体は、その慄きすら興奮材料に変えて、とろとろと勝手に甘く熟れていった。
「可愛い人……♡」
「っ……!」
熱い高ぶりを股に擦りつけられて、待ち望んでいた行為を匂わせるレーヴェの仕草に、ジュゼはごくりと口内に溜まった唾液を飲み下す。
「もう、挿れていいですか?」
「あ、あん、あっ♡ い、いいよ、すぐ……っ♡」
少し食い気味に答えると、レーヴェは優しくジュゼの額に張り付いた髪を指でよけて笑った。
彼も興奮してくれているのだろうか、熱く固く勃起したそれが、ぴったりと後孔に宛てがわれる。期待にきゅう、と吸い付いてしまうのが分かったが、それを恥じらうだけの余裕も無かった。ジュゼの脳内は既に、レーヴェに抱いて貰えるという事実でいっぱいになっている。
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