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第5章 冒険 -教国編-
プラン
しおりを挟む翌日。
「クラリスと話はつけておいたから」
朝イチでそう伝えてきたエルピス。
救出に行くって伝えただけじゃないの?
話をつけてきたって何?
一抹の不安を抱えながらも俺たちは出発した。
「順調に行けば今日中にはグレイスに着くだろうけど、街の中には入らないほうがいいだろうね」
「下手に宿に泊まって足を取られても面倒だものね。エルブライト同様、街に入ったら即実行して退散するのが賢明ね」
「そうですね。教会さえ分かってしまえばあとは俺がサーチとテレポで何とかします」
クリスさんとノエルさんの今後の対応策について俺がすかさず同意する。
「問題はそこからだよね。聖女と一緒にどうやって街から出るか…」
「顔は割れているだろうから、堂々と正面切ってはいけないわよね。変装にも限界があるし、こればかりは難しいわね」
「それもテレポで何とかなりませんかね? 例えば俺と聖女だけが街の中から外へテレポするとか…」
クリスさんとノエルさん、そして俺による会話が続いていく。
「そう上手く出来ればいいけど大丈夫かな?」
「街に入ったらすぐに試してみる? 出たらまた戻ればいいだけの話でしょ? シーマくんの魔力は問題ないの?」
「おそらく10回くらいは出来ると思うので魔力は問題ないですね。ぶっつけ本番は怖いので街に入ったら一度試してみますよ」
よし。
とりあえず、これが上手くいけば救出も脱出も可能だ。
ん?!
今になって気付いたけど、
全ては俺次第ってことじゃね?
何気に凄いプレッシャーだな。
でも、そんなものに負けるわけにはいかないよな。
ココに至るまでの全ては聖女を救出するためなんだ。
何としても成し遂げてみせる。
「シーマ、ちょっと怖い顔してるけど大丈夫?」
「ボクたちもいるんだから頼ってよね」
ふぅー。
俺の嫁ズには本当に敵わないな苦笑
ちゃんと俺を見てくれてるんだな…。
俺が不安になれば、それは彼女たちにも伝染する。なんたって家族だもんな…。
「セレナ、シェリルもありがとう。どうやら少し気負いすぎてたみたいだな。ちょっと落ち着いて考えてみるよ」
最近、レベルに合わないスケールの大きい依頼が続いてるもんな。
これが終わったら少しゆっくりしたい。
料理もしばらくはまともに作ってないから、気分転換も兼ねて時間をかけて作りたい。
それらは全て、聖女をオルティアへ連れ去ってからの話なんだけど…。
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皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
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