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第6章 冒険 -帝国編-
勘
しおりを挟む「いやー、悪い悪い。驚きのあまり大声を出してしまった」
「クランの結成は良くないのでしょうか?」
国王の許可を得れないくらいなら結成する意味もないからな...。俺はそれを確認しとく必要があると思い聞いてみた。
「いや、そうではない。むしろその逆だ。国境付近の魔物が増えているらしいし、エピリシアもカイゼルもイマイチ信用ならんからな。シーマとアイゼン達がクランを結成し、フィデールに留まってくれれば他に対する抑止力にもなるからな。しかし、先程ルークスと話してる時にはそんな話は全く出てこなかった。話のついでだ。誰かルークスを呼んで来てくれ」
「はっ!」
国王の取り巻きの人が急いでルークス辺境伯を呼びに行った...と思ったらすぐに辺境伯が現れた。
「ゼスト国王、お呼びでしょうか?」
「おう。シーマとアイゼン達がクラン結成を考えてるそうなんだが、お前は知っていたのか?」
「...はい」
「先に何故それを言わなかったのだ?」
「昨日初めて出た話ですし、結成の可能性は高そうですがまだ確定ではございません。私は当事者ではありませんので、この段階でお話しするは違うと思った次第です」
「なるほどな。そういうことか...。ちなみにそれが実現した場合、フィデールにとってはどうだ?」
「かなりの戦力になること間違いございません!!」
「まぁそうだろうな。私も出来れば王都で結成して欲しいくらいだからな」
「いや、それは...」
「ハハハ、冗談だ笑 ただ、さっきも言った通りオルティアにとってフィデールはとても重要な街だ。シーマ達のクラン結成は嬉しい誤算だが、それに奢ることなく戦力の充実と防衛の強化にあたってくれ」
「はっ!」
「フィリア、悪いがお前はフィデールでこのルークスを支えてやってくれ」
「えっ?!」
「もちろん、クランに影響がない程度で結構だ。強化や防衛についてはお前の裁量で決定して構わない。費用は決まり次第随時王城へ請求して来い」
「はい...わかりました」
「ルークスよ、とりあえずそういうことだからフィリアを私だと思って頼ってくれていい。今はいろいろと忙しいだろうから、もう席を外してもいいぞ」
「はっ!」
そう返事をしてルークス辺境伯は部屋から出ていった。
フィリアも突然のことにビックリしてるようだけど、結婚を認めてくれた手前断りづらいんだろうなー笑
ゼスト国王的にはフィリアを関わらせることで安心する部分もあるんだろうけど、フィリアにしてみれば結構な重圧だ。少しフォローを入れておくか。
「本当に大丈夫なのかフィリア?」
「お父様がそう言うならやるしかないわよね。結婚も決まってゆっくり出来ると思ったのに...」
「まぁ、俺も協力出来ることは協力するからさ...」
「よろしくお願いします、旦那様❤️」
「えっ、あ、うん…」
これは結婚のほうにしか意識がいってないような感じがするな...。
大丈夫なのかなー?
「それでお父様に1つ聞きたいのですが、エピリシアとカイゼルではどちらのほうが危険とお思いですか?」
おいおい、急に真面目な話になったな!!
何だその変わり身の早さは笑
しかも、何気にすげー事聞いてるし!!
「カイゼルだ」
国王も即答かよ!!
しかもカイゼルときたかー。
俺的にはエピリシアのほうが魔物を仕向けてきたりしてるくらいだから、そっちかなーって思ってたけどな...。
「何故カイゼルなのでしょう?」
「ん? それはな.........ただの勘だ」
はいっ?!
勘?
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