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35(サディアス)
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日が暮れてジェームズに合わせた早めの夕食を摂り終えると、愛しの我が息子はこくりこくりと舟をこぎ始めた。
「ああ、ほらジェームズ。あっちで寝ましょう」
リディが華奢な体で5才になった息子でもひょいと抱きあげる様を見る度、感心を越えて正に圧巻という思いにさせられた。
村はずれといっても今は交流が盛んで不便はないし、少し留守にしたところで危険な夜という程のことはない。
僕が戸口に向うとリディが振り向きもせず声を掛けてくる。
「どこ行くの?」
「散歩」
「貴族は歩くのが好きね。私たちは朝から晩まで働き通しで、改めて散歩ってほどじゃないけど」
機嫌がいいわけでも悪いわけでもない極普通の妻が冗談のつもりで嫌味を言っているのだろうが、可愛いものだ。リディと結婚して本当によかった。
「じゃあ行ってくるね」
「はぁーい」
リディは毎日忙しくしていて僕が何処で何をしていようと気にしちゃいない。
互いに親としてジェームズを愛しているから純粋に信頼しあっている。
だけど僕の心は、リディに対する家族愛とは別にヒルダに対して激しく燃えているのだ。
ああ……ヒルダ……
健気な黒髪の聖女を想うと僕の胸は熱く焦がれ、鼓動が高鳴り、血が逆流したように体全体が燃えがある。自分の口から洩れる吐息が我ながら悩ましい。
僕一人で歩いていると誰も声を掛けてこない。近寄ろうともしない。
だから教会まではすんなり向かうことができた。
「やあ、ヒルダ。こんばんは」
「え?」
夕方から村人が集まり祈りを捧げ、其々帰路に就いた後、ヒルダが汚れてもいない狭い礼拝堂を片付けているのを知っていた。
礼拝堂とは名ばかりの長椅子が六つ並んだだけの部屋だが、ヒルダの祈りの残り香に満たされて清らかな素晴らしい空間だ。
「どうしたの?忘れ物?」
「否。忘れ物はよくあるの?」
「え……まあ、日によって」
互いに長椅子の背に手を掛けて立ち止まり見つめ合う。
ヒルダはどこか驚いたような、少し狼狽えているような様子。初心で可愛いその態度に僕の心は益々燃えた。
「何?」
険しい表情で問われたが、強がりだから仕方ない。
僕は零れる笑みを止められない。
今夜、ここで、僕たちの運命は動き出す。
「黙ってないで、用があるならさっさと言ってよ」
「うん。まあ、ね」
「ふん。どうせヘマしてリディに追い出されたんでしょう。悪いけど、そんなことくらいじゃあんたに夕食を恵んだりしないからね」
うわぁ。
リディにやきもちを焼いちゃって、可愛いんだぁ。
僕とヒルダを繋ぎ、そして一番の障害でもある妻のリディ。
だけど真実の愛はどんな苦難も乗り越えられる。
「大丈夫だよ、ヒルダ」
「何が?」
「リディなら心配ない」
「ええ。心配はしてないけど」
人一人やっと通れるような長椅子の間を縫って近づいていくと、ヒルダは肩をびくりと震わせ僅かに後ずさった。
「ちょっと気持ち悪いわよ。人に言えない相談事なら、朝九時半から懺悔を──」
「ヒルダ」
細い体を抱き寄せる。
「!?」
「大丈夫だよ。恐がらないで。僕たちの間にあるものが何か心の底ではわかっているんだろう?」
「は!?」
男に抱かれるのは初めてなのだろう。
ヒルダは真っ青を通り越し死体のような白い顔で目を見開き、口をパクパクしている。
「ああ、可愛いヒルダ。無垢な君に僕が全部教えてあげる。僕に任せて」
「……っ」
頬に手を添え仰向かせ唇を寄せた。
しかし寸でのところでヒルダが凄まじい柔軟性を発揮して顔を背けた。残念ではない。血管の浮く細い首筋は美しいし、抗われればそれだけ燃える。
神に仕えてきた無垢なヒルダだから、わざと誘っているということはありえない。
この無防備で煽情的なヒルダをこれ以上放ってはおけない。
僕のものにしなくては。
「……愛してるよ、ヒルダ」
「馬鹿……ッ、あんたにはリディがいるでしょう……!」
腕の中のヒルダが激しい抵抗を始めた。混乱してしまったのだろう。
長椅子に体がぶつかり音を立てる。
ここは大人な僕が諭してあげよう。僕の包容力で安心させて、もっともっと、真の意味で無防備な姿を見せて欲しい。
暴れるヒルダを僕はもう一度、少し力を込めて抱きしめた。
「君は無垢なシスターだから気後れしているだろうけど、君を捨てた神は君が妻子ある男と愛し合おうと気にしないよ」
「な……っ!?」
自分でも気づかなかった気持ちの正体に驚いたのか、ヒルダは驚愕の表情を浮かべ硬直する。僕への愛が分厚い殻を破って溢れ出すのを今か今かと待ち侘びたこの年月が、今、ついに報われようとしている。
「ヒルダ、これが運命だったんだ。素直になっていいんだよ。さあ、僕を見て。僕たちの間にある愛をちゃんと感じて」
「……」
ヒルダがぎこちない首の動きで僕を見上げる。
美しいエメラルドの瞳が僕を捉え、瞳孔が開く。
それは僕への愛が扉を開けて顔を出したことを意味する。やっと素直になろうとしているヒルダが可愛くて、愛しくて……。嬉しさのあまり僕は恍惚となりながら再びヒルダの美しい頬を撫でた。
「あんた……」
「愛してる。ヒルダ、君は僕のものだ」
熱い愛の口づけを愚かな神に見せつけてやろう。
この愛は神の裁きにさえ屈しない真実の愛なのだ。
「ああ、ほらジェームズ。あっちで寝ましょう」
リディが華奢な体で5才になった息子でもひょいと抱きあげる様を見る度、感心を越えて正に圧巻という思いにさせられた。
村はずれといっても今は交流が盛んで不便はないし、少し留守にしたところで危険な夜という程のことはない。
僕が戸口に向うとリディが振り向きもせず声を掛けてくる。
「どこ行くの?」
「散歩」
「貴族は歩くのが好きね。私たちは朝から晩まで働き通しで、改めて散歩ってほどじゃないけど」
機嫌がいいわけでも悪いわけでもない極普通の妻が冗談のつもりで嫌味を言っているのだろうが、可愛いものだ。リディと結婚して本当によかった。
「じゃあ行ってくるね」
「はぁーい」
リディは毎日忙しくしていて僕が何処で何をしていようと気にしちゃいない。
互いに親としてジェームズを愛しているから純粋に信頼しあっている。
だけど僕の心は、リディに対する家族愛とは別にヒルダに対して激しく燃えているのだ。
ああ……ヒルダ……
健気な黒髪の聖女を想うと僕の胸は熱く焦がれ、鼓動が高鳴り、血が逆流したように体全体が燃えがある。自分の口から洩れる吐息が我ながら悩ましい。
僕一人で歩いていると誰も声を掛けてこない。近寄ろうともしない。
だから教会まではすんなり向かうことができた。
「やあ、ヒルダ。こんばんは」
「え?」
夕方から村人が集まり祈りを捧げ、其々帰路に就いた後、ヒルダが汚れてもいない狭い礼拝堂を片付けているのを知っていた。
礼拝堂とは名ばかりの長椅子が六つ並んだだけの部屋だが、ヒルダの祈りの残り香に満たされて清らかな素晴らしい空間だ。
「どうしたの?忘れ物?」
「否。忘れ物はよくあるの?」
「え……まあ、日によって」
互いに長椅子の背に手を掛けて立ち止まり見つめ合う。
ヒルダはどこか驚いたような、少し狼狽えているような様子。初心で可愛いその態度に僕の心は益々燃えた。
「何?」
険しい表情で問われたが、強がりだから仕方ない。
僕は零れる笑みを止められない。
今夜、ここで、僕たちの運命は動き出す。
「黙ってないで、用があるならさっさと言ってよ」
「うん。まあ、ね」
「ふん。どうせヘマしてリディに追い出されたんでしょう。悪いけど、そんなことくらいじゃあんたに夕食を恵んだりしないからね」
うわぁ。
リディにやきもちを焼いちゃって、可愛いんだぁ。
僕とヒルダを繋ぎ、そして一番の障害でもある妻のリディ。
だけど真実の愛はどんな苦難も乗り越えられる。
「大丈夫だよ、ヒルダ」
「何が?」
「リディなら心配ない」
「ええ。心配はしてないけど」
人一人やっと通れるような長椅子の間を縫って近づいていくと、ヒルダは肩をびくりと震わせ僅かに後ずさった。
「ちょっと気持ち悪いわよ。人に言えない相談事なら、朝九時半から懺悔を──」
「ヒルダ」
細い体を抱き寄せる。
「!?」
「大丈夫だよ。恐がらないで。僕たちの間にあるものが何か心の底ではわかっているんだろう?」
「は!?」
男に抱かれるのは初めてなのだろう。
ヒルダは真っ青を通り越し死体のような白い顔で目を見開き、口をパクパクしている。
「ああ、可愛いヒルダ。無垢な君に僕が全部教えてあげる。僕に任せて」
「……っ」
頬に手を添え仰向かせ唇を寄せた。
しかし寸でのところでヒルダが凄まじい柔軟性を発揮して顔を背けた。残念ではない。血管の浮く細い首筋は美しいし、抗われればそれだけ燃える。
神に仕えてきた無垢なヒルダだから、わざと誘っているということはありえない。
この無防備で煽情的なヒルダをこれ以上放ってはおけない。
僕のものにしなくては。
「……愛してるよ、ヒルダ」
「馬鹿……ッ、あんたにはリディがいるでしょう……!」
腕の中のヒルダが激しい抵抗を始めた。混乱してしまったのだろう。
長椅子に体がぶつかり音を立てる。
ここは大人な僕が諭してあげよう。僕の包容力で安心させて、もっともっと、真の意味で無防備な姿を見せて欲しい。
暴れるヒルダを僕はもう一度、少し力を込めて抱きしめた。
「君は無垢なシスターだから気後れしているだろうけど、君を捨てた神は君が妻子ある男と愛し合おうと気にしないよ」
「な……っ!?」
自分でも気づかなかった気持ちの正体に驚いたのか、ヒルダは驚愕の表情を浮かべ硬直する。僕への愛が分厚い殻を破って溢れ出すのを今か今かと待ち侘びたこの年月が、今、ついに報われようとしている。
「ヒルダ、これが運命だったんだ。素直になっていいんだよ。さあ、僕を見て。僕たちの間にある愛をちゃんと感じて」
「……」
ヒルダがぎこちない首の動きで僕を見上げる。
美しいエメラルドの瞳が僕を捉え、瞳孔が開く。
それは僕への愛が扉を開けて顔を出したことを意味する。やっと素直になろうとしているヒルダが可愛くて、愛しくて……。嬉しさのあまり僕は恍惚となりながら再びヒルダの美しい頬を撫でた。
「あんた……」
「愛してる。ヒルダ、君は僕のものだ」
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この愛は神の裁きにさえ屈しない真実の愛なのだ。
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