6 / 20
第5話 「蝙蝠族の忠誠」
しおりを挟む人族に宣戦布告するため『蝙蝠族』は人族の住処から最も間近なゴブリン村を占領して拠点にしようと計画していたらしい。
その動機が魔族奴隷制度というものに関係していていて、蝙蝠族は人族のその制度が自分ら魔族に対しての侮辱だと勝手に解釈し、すべての魔族を代表して人族を陥れようとしたらしい。
加えて人族らを支配下に置いた後、軍事国の建国をも計画しているという。
流石に野望がいきすぎていると思えなくもないが、それに至ってはなぜゴブリンを犠牲にしようとする?
普通にゴブリンの長とでも話して協力の申請でもすればいいのではなかったのか? といった疑問が生じた。
「ふん、我々がどうして小汚いゴブリンなんかに? そもそも何故、エビルゴブリンが生まれてきたと思っているのだ?」
姫はあくまでもゴブリンという生命を否定し続けようとしている。
それに関しては自分自身は特に怒りが湧いたりはしなかったが、ゴブとリンの顔が真っ赤だ。
「それで、ゴブリンは一匹も見つからなかったと?」
「ああ、そうだよ。私らも疑問に思いながら、まさか計画が事前にバレてしまっていたのではないかと互いを疑心暗鬼したよ。なんせ内通者が同族にいるのではと、誰しもが疑い始めたのさ」
ふんっ、と鼻を鳴らしながら答える姫。
『ラフレーシア』と言う名前らしい。
確かに、死体は一つも発見できなかったし嘘はついていないかもしれない。
だがゴブリン村に襲撃をかけるとは、酷いものだな。
「まあいい、とりあえずリン」
「はい? なんでしょうか!」
「ラフレーシアさんの言う通りだったら、もしかしてゴブリン村にいた住民たちは既に計画を知っていて避難したかもしれない」
推測に過ぎない。
それならばゴブとリンが事前に知っているはずのでは? とは一瞬だけ疑問に思ったが、僕がこの二匹と出会ったのは徒歩でここから数日はかかる洞窟の中だった。
往復で一週間は経過してしまうので、蝙蝠族の襲撃が耳に入らなかったのかもしれない。
「そういえば、君たち兄妹だけでどうして遠い洞窟に来たんだ?」
「成人の儀という儀式があって、アルさんが居た洞窟まで自力でたどり着かなきゃいけないんですよ。それから洞窟にたどり着いたら、祀られている『古龍神』様に自らの血をお供えするんです」
古龍神、ん?
どこかで聞いたことあるような……いや、それよりも。
「成人の儀って、二匹とも成人しているのっ?」
「はいっ! 私たち、こう見えてもう十八歳なんですよ!」
ニコリと笑いながら答えるリリ、ゴブリンなのに子供のようで可愛い。
頭の灰色のアホ毛が踊るように揺れているのも可愛い。
「そ、そうなのね……(あまりに小ちゃいので子供かと思った)」
ボソッと小声で言ったつもりが、リンとゴブが冷たい視線を向けてきた。
身震いしながらすぐさま謝罪しつつ、さて……この二人の処遇はどうすべきか。
大男の方は中々目を覚まさないし、ラフレーシアはというとメッチャ睨んでいる。
仕方ない、あまり使いたくない方法だったが……あの能力を使うとするか。
だけど、嫌だなぁ。
アレを使っちゃうと『大賢者の魔力器』もろとも、魔力がゴッソリ持っていかれて二日は寝込んでしまうからなぁ。
仕方ない、このまま此処にいる集団を解放しても因縁付けられるだけだし背に腹は変えられない。
僕は、今此処で実行するぞ!
ーーー
あれから三日が経過した。
魔力は通常の量へと回復し、余裕があるので村の修復作業とゴブリンの捜索作業に協力しているところだったが……。
「アルフォンス様! ここは我々にお任せして、どうか休んでいてください!」
「えっ、いや……そういう訳には」
寝床であるテントから出ると、そこには数百もの蝙蝠族が膝をつけて頭を下げていた。
まるで貴族か王になった気分にたたされるが、どうやらやり過ぎてしまったらしい。
経由はこうだ。
僕にしかない特異能力【絶対無敗】が原因である。
効果は思考コントロール。
いかなる時、対象が心の中で『敗北』を認めたのみにだけ発動。
術者に完全に支配され、負けが確定されるという相手にとっては絶望的なチート技である。
ただし術者の魔力が大幅に削れるというリスクが伴ってしまうため、一騎打ち以外には使用はなるべく避けている。
それを三日前、ラフレーシアにかけたことによって現状に至るわけだが。
彼女に敗北を味わせるどころかもう既に戦意喪失していたため、かけた瞬間に発動した。
結果、土下座をされて絶対的な忠誠を誓われてしまった。
「アルフォンス様、我々に何なりとお申し付けてくださいませ!」
忠誠犬のような眼差しを向け、翼をパタパタとさせるラフレーシアに微かな恐怖をも覚える。
蝙蝠族の集団の中でも、変わりようが一番やばいような気がして仕方がない。
だけど、それは彼女だけではなかった。
「むぅ! 我々になんなりと!」
「 「なんなりと!!」 」
頭に包帯を巻いた大男が腕を後ろに回しながら、姿勢よく告げてきた。
その部下達も、一斉にだ。
聞くところ、この大男はラフレーシアより歳下で蝙蝠族の王の子息らしい。
名前はジークという。
それを聞いた途端に驚いてしまったが、姫のラフレーシアも王の息女だという。
つまり王の血筋をもった姉弟か。
数百もいる蝙蝠族を前にしながら適当に地面に座ろうとしたその時、誰かが瞬時に椅子を用意してくれた。
ドッサリと体重を椅子にのせ、驚きの声を漏らす。
後ろを見ると、白い肌の執事服を着た老人が立っていた。
どうやら彼が用意してくれたらしい。
「あ、ありがとうね」
「滅相もありません、姫が主として認めた者には十分な敬意を称しますのが私の役目なので」
丁寧にそう言い、執事は一瞬にして目の前から消えた。
ていうかあんな人、僕が倒した中にいたっけ?
【大賢者化】を発動すると記憶が飛んでしまうので覚えていない。
まあいいや、まずはそれより指示だね。
こうなった発端は僕にある、無責任にもそれを投げだすわけにもいかない。
「それじゃ蝙蝠族の皆様から報告を聞きたいと思います」
そう言いながら、ラフレーシアの方を見た。
ラフレーシアは自分のことだと気づき、椅子に座る僕へと近づいて膝を地面につける。
「ゴブリン村から東の大地、西の森林、東西南北をすべて捜索したところ成果はありませんでした。捜索の幅を広げようかと検討しましたが、森林には我々蝙蝠族より遥かに力をもった魔族のテリトリーがいくつもあるので侵入は危険だと判断しました」
自分より弱い奴は淘汰するが、上位の相手が怖いと。
注意したいのも山々だが、必死にこの3日間探してくれたので保留にしておこう。
だが成果がない、となると。
「リン、村のゴブリンの避難場や頻繁に活動している場所とかって他にもうないの?」
「ごめんなさい……私が知るかぎりは、多分もうないです」
リンはしょんぼりしながら答え、ゴブも同様に悲しそうな表情で俯いてしまった。
自分らの同族が一夜にして姿を消してしまい行方の手がかりが無い状態に陥ってしまった。
空を飛べる蝙蝠族に協力してもらっても尚だ。
思うところが沢山あるだろうし不服だろう。
自分らの村を占領しようとした蝙蝠族がここにいること自体、快く思っていないのが伝わってくる。
「その節は、申し訳ないと思っておられます。ゴブ様、リン様」
「えっ」
あれほどゴブリンを罵っていたラフレーシアがゴブとリンに対して、偽りない瞳で申し訳なさそうに頭を下げた。
流石の二人も驚きを隠しきれず、目をまん丸にしている。
まさか、僕のせい?
ゴブリンだから、同族であるゴブ達に敬意を示しているのか?
考えれば考えるほど、魔族の関係というものは複雑ったらありゃしない。
とりあえず、様子見でもするか。
「そういえば、ラフレーシア達は自分らの住処へと帰還しないの?」
「いえいえ、まさか! 私たちはアルフォンス様に絶対的忠誠を誓った身。父もおっしゃっておられました、相手がどうあれ主には従い、その命を焼き尽くしなさいと。だからこそ、我々は貴方の元に……」
数百人もいる蝙蝠族が一斉に頭を上げ、尊敬の眼差しを僕に浴びせながら告げた。
「「「一生、お仕えします!!」」」
「へ……?」
なにこの急展開。
生前の僕であろうと、ここまでのどんでん返しは不可能だったのに。
なにか裏があるのではないか? 勇者ルークのような小汚い裏が。
とりあえず一人ずつ瞳を確かめてみると、眩しくて仕方がなかった。
裏?
そんなものは一切感じとれなかったよ。
一目見て断言できる、この場にいる全員が完全に堕ちてしまっていることを。
「別にね、無理して仕えなくても……いいんだよ?」
「いいえ、私たちが決意した事なのです!!」
目をキラキラと輝かせながら、ラフレーシアが迫りよってきた。
よく見たら胸が大きい……山が二つあって谷がまったく見えない。
いやいや、問題はそこではない。
「何かお困りでしょうか?」
首をかしげるラフレーシア性格変わってない?
あんな凶暴だったのに、この短期間だけで丸くなっているような。
「いや……もういいよ、好きにしてください」
「「「はい! 好きにさせていただきます!!」」
わーい!!
と全員が一斉に騒ぎ出し、喜びの舞まで踊り始めている。
ゴブとリンが胴上げされていている。
二匹が悪いような表情をしていないのを見ると嫌がっていないのが分かる。
喜ぶのは良いけど、手がかりが無い状態でどう探せばいいのか。
昨日だって能力の使用による魔力低下が回復して目を覚まし【生命感知】を使いながら一人で森林外まで探しにいったのだが、ゴブリンの反応はなかった。
他にも、魔物を倒し感覚共有を施し探させたが、見つからず魔力消費でバテて中断してしまった。
(どうしよ…………っ!?)
「アルフォンス様!」
瞬間、それは突然訪れてきたのだった。
憎悪と殺気に染められた禍々しい魔力の塊。
重々しい威圧がすぐ背後に迫りよってきたのを感じ、椅子から立ち上がり身構えながら振り返る。
そこには漆黒色のローブを身に纏った、赤い瞳をギラつかせる少女が立っていた。
その足の下には、先ほどの執事が倒れ込んでいる。
まさか僕の身の危険を察知して、止めようとしたのだが返り討ちになってしまったのか。
「君は……」
「アルフォンス様、お下がりください!!」
武器を持ったジークとラフレーシアが僕を守るように少女の前へと立ち塞がる。
「邪魔なの」
しかし、少女が手を軽く振るうと同時に二人は僕の背後に吹っ飛んでいってしまう。
瞬きする暇さえ与えてくれないのか、少女は瞬間移動でもしたかのように鼻の先まで接近してきていた。
困惑しながらも後ずさりしようとしたのだか、
「魔王様がお呼びなの……ついてこないと殺す」
無表情で少女がそう告げた時、僕は足を止めていた。
『魔王』
厄災を生み出す存在であり魔物や魔族の根源。
生前、そいつを倒すために勇者一行に同行していたのだが、まさか呼ばれることになるだなんて、誰が思ったのだろうか。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
鑑定持ちの荷物番。英雄たちの「弱点」をこっそり塞いでいたら、彼女たちが俺から離れなくなった
仙道
ファンタジー
異世界の冒険者パーティで荷物番を務める俺は、名前もないようなMOBとして生きている。だが、俺には他者には扱えない「鑑定」スキルがあった。俺は自分の平穏な雇用を守るため、雇い主である女性冒険者たちの装備の致命的な欠陥や、本人すら気づかない体調の異変を「鑑定」で見抜き、誰にもバレずに密かに対処し続けていた。英雄になるつもりも、感謝されるつもりもない。あくまで業務の一環だ。しかし、致命的な危機を未然に回避され続けた彼女たちは、俺の完璧な管理なしでは生きていけないほどに依存し始めていた。剣聖、魔術師、聖女、ギルド職員。気付けば俺は、最強の美女たちに囲まれて逃げ場を失っていた。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる