恋の神様

あらら

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なんとなーく、野茂安とレイは海に来た。

「夏は、やっぱり海だよね。」

レイは、驚異の身体能力でポールまで泳いで帰って来るを繰り返していた。

とても付き合い切れないと思ってシートを砂場にひいて眠っていた。

レイは、不思議な少女だった料理は出来るし掃除もする。推定小学六年生くらいだろう。

「野茂安君?」

細身の女が声をかけて来た。

「あぁ安藤さん。」

前に働いてた会社の同僚だった。

「誰と来てるの?」

相変わらず直球女である。

「親戚の子供。」

タイミング良くレイが海から上がって来た。

「初めまして。可愛い子だね。」

またまた直球。

「初めまして。」

レイは、頭を下げた。

「じゃあ、またね野茂安君。」

そういうと安藤理沙は、海に入って行った。

「ふーん、小悪魔って感じの女だね。」

「そうかな?もう夕方だ帰ろう。」

車は、叔父さんに借りたのだ。

「海って良いよね!」

「何いきなり?」

くくと笑ってレイは黙った。
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