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Vegetablesー1-
4日目 木曜日 3
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「どうする?」
律は意地の悪い笑みを浮かべて俺を見ている。断りたいけど、女装をばらされるのもごめんだ。この地元には知り合いだってたくさんいる。
「ツルさんとこ通ってる間だけだよな?」
頭の中で「九時から二時までの五時間、あと数日」と計算してみる。
「とりあえずはな」
「とりあえずって……」
「その間に「その気」にさせてやるよ」
なんなんだ、この展開は。どうするよ、俺。
「俺の予想だと、おまえはイケるクチだ……千章」
「そんなわけあるか」と叫ぼうとした口は、かわす間もなく再び律に塞がれてしまった。遠慮なくこじ開けられ舌が浸入してくる。逃げたいのに逃げられないっ。
わずかな隙間から必死に息継ぎをしようと、息を吐くと唇から唾液がこぼれ落ちる。蜜はすかさず律に舐めとられ、そのまま首筋へと口づけられて俺はもう、なす術もなくされるがままになっていた。
「……ふっ・・ん」
身体の芯がズキズキと疼き、頭は靄がかかったようにぼうっとしている。これ以上はやばい……。
「今日はこの辺にしといてやる……」
律がゆっくりと唇を離していった。助かった……。
「今度はもっときもちいいことしてやるよ」
「……っいらない!!」
「そんなこと言ってもな、おまえのココはうれしそうにしてるじゃないか」
そういって律は俺の股間をゆっくりと撫で上げた。
「っひっ……」
ゾクゾクと身体が震え、自身が快楽を求めていることには気づいたが、さすがにこれ以上は困る。地元に帰ってきてからは彼女もいなかったし、キスで身体が反応するのは仕方のないことかも知れない……けど男が相手で反応するってどうだよ? 俺って一体――。
「楽にしてやろうか?」
「っいらないって! 頼むから離せって……」
どうしよう、涙目になってきた。むちゃくちゃ恥ずかしい。
「強情だな。千章……キスしろ。できたら今日はやめてやるよ」
もうわけがわからないし、この状況から逃げ出したくて必死だった。律の頬を両手で挟んでキスをしたんだ――。
その瞬間、律が笑った……ように見えた。
まんまと罠にかかってしまった動物の気分だ。
「また明日な」
律はそう言って戻っていった。俺はスイカを片手に呆然と立ち尽くしていた。
律は意地の悪い笑みを浮かべて俺を見ている。断りたいけど、女装をばらされるのもごめんだ。この地元には知り合いだってたくさんいる。
「ツルさんとこ通ってる間だけだよな?」
頭の中で「九時から二時までの五時間、あと数日」と計算してみる。
「とりあえずはな」
「とりあえずって……」
「その間に「その気」にさせてやるよ」
なんなんだ、この展開は。どうするよ、俺。
「俺の予想だと、おまえはイケるクチだ……千章」
「そんなわけあるか」と叫ぼうとした口は、かわす間もなく再び律に塞がれてしまった。遠慮なくこじ開けられ舌が浸入してくる。逃げたいのに逃げられないっ。
わずかな隙間から必死に息継ぎをしようと、息を吐くと唇から唾液がこぼれ落ちる。蜜はすかさず律に舐めとられ、そのまま首筋へと口づけられて俺はもう、なす術もなくされるがままになっていた。
「……ふっ・・ん」
身体の芯がズキズキと疼き、頭は靄がかかったようにぼうっとしている。これ以上はやばい……。
「今日はこの辺にしといてやる……」
律がゆっくりと唇を離していった。助かった……。
「今度はもっときもちいいことしてやるよ」
「……っいらない!!」
「そんなこと言ってもな、おまえのココはうれしそうにしてるじゃないか」
そういって律は俺の股間をゆっくりと撫で上げた。
「っひっ……」
ゾクゾクと身体が震え、自身が快楽を求めていることには気づいたが、さすがにこれ以上は困る。地元に帰ってきてからは彼女もいなかったし、キスで身体が反応するのは仕方のないことかも知れない……けど男が相手で反応するってどうだよ? 俺って一体――。
「楽にしてやろうか?」
「っいらないって! 頼むから離せって……」
どうしよう、涙目になってきた。むちゃくちゃ恥ずかしい。
「強情だな。千章……キスしろ。できたら今日はやめてやるよ」
もうわけがわからないし、この状況から逃げ出したくて必死だった。律の頬を両手で挟んでキスをしたんだ――。
その瞬間、律が笑った……ように見えた。
まんまと罠にかかってしまった動物の気分だ。
「また明日な」
律はそう言って戻っていった。俺はスイカを片手に呆然と立ち尽くしていた。
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