二人で散歩……たまに毒母。

パラレルワールド

文字の大きさ
12 / 21

二人で散歩……母と修羅場⑩

しおりを挟む
「金を出せと言ってるだろうがぁ!」

私目掛けて、部屋から持ってきた
教科書、ノート、プリントを
私に投げつけた。

痛いよりも、屈辱感。
私の全てを否定し、プライドも
ズタズタにする。毒母。

怒りがふつふつと沸き上がる。
泣きすぎて目があまり開かない。
でも、おもいっきり睨み付けた。

「い、や、だ━━━!」

声が泣きすぎて掠れていても
張り裂けんばかりに、叫んだ。

鬼婆は、私の叫びが癪に触ったのか、私の頭を両手で何度も叩く。

「ヴあ━━━━━━━━!余計な知恵付けやがって!!」
訳のわからない金切り声を上げ、発した。

知恵って?
それが、とても引っ掛かる。

「やめないか!」

さすがに、おじじが助け船を出してきた。

「自分が子供にしてることが、おかしいとは、思わないのか!?」

と、更に母に追い討ちをかける。

母が私を打つのをやめた。
終わるかと思った。
でもそれは、間違いだった。

鬼は、ベッドにいるおじじのそばに行く。
鬼婆のまま。

「あんたが、あれに余計な知恵付けたから、いうことまったく聞かなくなった」       

と指を差し、非難を浴びさせている。
それに対して、眉間に深い皺を寄せた。

「知恵?なんだそれは?」

「はっ!?あんたが、娘の金取るなというから、お年玉も今年は、取られなかったわ!
なんでも、おじじが、おじじが、って、あんたが余計な知恵付けたせいで!」

知恵を付けたと繰り返す鬼婆。

その意味が徐々にわかり始めた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

熟女教師に何度も迫られて…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
二度と味わえない体験をした実話中心のショート・ショート集です

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし

かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし 長屋シリーズ一作目。 第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。 十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。 頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。 一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです 読みながら話に潜む違和感を探してみてください 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

処理中です...