グランマ

第1章 堕落

建物の組合

「小野寺くん　大変申し訳ないけど人事に相談した結果自主退職をしてもらう事になった 本当にすまない」 

また、聞いたこの言葉　前の職場でもそうだ

俺は精神障害を患ってる

小さい頃から何事も人より理解できなく、苦労の連続であった。　

習い事もたくさんしては全部中途半端

授業を聞くもノートは、ぐしゃぐしゃ

テストは暗記科目以外全部平均より下くらい　

真面目に授業を受けることだけはできたので

学生時代はそんなに苦労してないと思ってた。

しかし、社会人になり全てがダメだと悟った。　

工場に行っては不注意でレーンを止め、いづらくなり退職

事務員になっては、仕事が遅く
職場での居場所がなくなり、退職
建設現場では寝坊を繰り返し、
体力が必要な作業工程についていけず
周りの作業員にいじめられ退職

当然こんな自分に妻はいなく独身生活を満喫していた。　

唯一第一印象はいいのか正社員として採用される能力はあるみたいで就職はできるみたいだ。　

事務員では仕事が遅いと言っていたが、少し違う。　タイピングは早い。　表も何かの検定3級を取得してるから自信がある　

おかしいのは周りの人たちだ。　俺は、100の力でなんでもこなしてるのに60の力でこなして言葉だけ上手く報告して評価を得てる

なんでも年功序列

対して使えない奴が上に上がる

どうして世の中はこんなに変なんだろう。


ん？これは

俺はいつものようにスマホでネットサーフィンで、転職先を探していた

"ルート営業の仕事　あなたもやってみませんか　パソコン基本操作できれば誰でも採用！" 

ここまでであれば何回も見たことある求人だ

俺はこの文字のここを見た

"男性育休OK 成果次第では早く承認あり
営業事務の応募も可" 雇用も終身雇用定年制" 

即応募したがこのときの俺は知らなかった　この応募が俺の人生を最悪にしてまた最高にしたのを