執着系王子にはもううんざりです

高緋ぴお

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1章 金輪際人を見た目で判断しません

恋愛経験

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「私の趣味は占いですの。どんなにテキトーそうな占いでも!試してみたくなってしまうのです。」
「かわいい趣味だね。」

 リオ様はさっきと同じようににこりと微笑まれた。ああ、いつまでも見ていられるわ。でも気のせいかしら、このお方の心が汲み取りにくい気がするのよね。だって、最初からほとんど同じ表情なんですもの。


「そういえば君は、今まで恋愛経験はあるのかい?」

「いいえ、ありませんわ。というより、ありすぎてカウントできないっていうか。」

「!?そんなにあるんだね。」

 あらやだ、リオ様ってば嫉妬!?それともドン引きされてしまったかしら?

「お、おほほほほ。いえ、浮気ではありませんのよ。ただ私、仰りにくいんですが、少々ミーハーなんですの。」

「.....みーはー?」

「ええ。一目惚れしちゃうんですの。でもそれだけですわ。私とは釣り合いが取れないことは分かっておりますから、歩み寄ろうとはしませんでしたの。」

 身分的にも顔面的にも、両方釣り合う方ってなかなか現れないものよ。特に、姫っていう身分が枷になっちゃうのよね。身分ばかりは、努力ではどうにもならないし。没落するという手もあるけれど、そこまでするほど恋愛にのめり込んだこともないのよね。憧れ止まりで、恋愛っていうよりは、推し的な意味に近いかしら。勿論、気が合うかも重要なんでしょうけど、私はどうしてもそっちが先になっちゃう。

「釣り合いが取れないって、姫様と、ってことですか!姫様が相手に釣り合わないって意味じゃないんですね!?」

 何をそんなに驚いてるのよ、ナナ。ええ、当然でしょう、私姫だし。

「でも、リオ様となら、身分的には大丈夫ですし、顔面は私が釣り合うよう、強制的に近づけてみせますわ!」
「どうやってですか。」

 ナナ、それはね、、分からないわ。


 こうして、お見合いは幕を閉じ、私達一行は一度祖国へ戻ることになった。

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