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1章 金輪際人を見た目で判断しません
美的センス
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翌日、たっぷりよく寝た私は、さっそくペンダント作りに取りかかることに。
デザインはどうしましょう。リオ様っぽい色にしたほうがいいのかしら。リオ様の髪色は金色で瞳はエメラルドだから・・・・この絵の具を使いましょう!
「絵の具。絵の具で塗る気ですか!その宝石の上に!」
「?ええそうよ。だって丁度いい色がないんですもの。」
「用意させますから、それだけはお止め下さい。」
そう言うと、ナナは部屋の外の召し使いに買い出しを言い付けた。ナイスアイデアだとおもったのだけれど。それに、宝石をただ紐でぶら下げただけじゃ、ハンドメイド感皆無じゃないかしら・・・・。
「うーん、それでしたら、こんなのは如何でしょう。」
ナナはノートにさらさらとスケッチを描いていった。うおお、上手い・・・・。
ナナが描きあげたのは、ロケットのペンダントだった。ロケットの表面には、色々なデコレーションが付いていてとっても素敵。これならオリジナルのものが作れるわ!ロケットなら写真を入れて普段使いもできるだろうし、リオ様も気に入るかも知れないわ。
「ナナ!さすがね、これいいじゃない。さっそくロケットを用意しましょう。あと、くっ付けられる接着剤とか、あるかしら。」
「はい、ありますよ。接着剤は金属に付けられるやつを探しておきました。」
用意がいいわね、流石だわナナ。
そうと決まればデザインは、こうしてこうしてこうっ!
私が描きあげた最高傑作デザインをナナに見せたら。
「・・・・これは。」
ふふん、驚いた?私の美的センスを。ある程度美しいものには見慣れているからね。
「・・・・非常に言いにくいのですが、このくっ付いているものはなんでしょうか。」
「へ?どうみたって宝石とビーズと貝殻よ。」
「はは、ご冗談を。」
失礼ね!さっきナナを誉めた私が間違いだったわ!
もうナナなんて知らないわ。このデザイン通りの超傑作を作って、ぎゃふんと言わせてやるんだから~!
「本来の目的、忘れてませんよね。」
「え!?も、勿論よ勿論。」
そうそう、リオ様にあげるためよね。でも、今はそれよりもナナの腰を抜かすことが先よ!
そして、デザイン通り完璧に仕上げた筈のロケットは、何故か、微妙に歪な仕上がりになっていた。な、なんでなの~!?!?
デザインはどうしましょう。リオ様っぽい色にしたほうがいいのかしら。リオ様の髪色は金色で瞳はエメラルドだから・・・・この絵の具を使いましょう!
「絵の具。絵の具で塗る気ですか!その宝石の上に!」
「?ええそうよ。だって丁度いい色がないんですもの。」
「用意させますから、それだけはお止め下さい。」
そう言うと、ナナは部屋の外の召し使いに買い出しを言い付けた。ナイスアイデアだとおもったのだけれど。それに、宝石をただ紐でぶら下げただけじゃ、ハンドメイド感皆無じゃないかしら・・・・。
「うーん、それでしたら、こんなのは如何でしょう。」
ナナはノートにさらさらとスケッチを描いていった。うおお、上手い・・・・。
ナナが描きあげたのは、ロケットのペンダントだった。ロケットの表面には、色々なデコレーションが付いていてとっても素敵。これならオリジナルのものが作れるわ!ロケットなら写真を入れて普段使いもできるだろうし、リオ様も気に入るかも知れないわ。
「ナナ!さすがね、これいいじゃない。さっそくロケットを用意しましょう。あと、くっ付けられる接着剤とか、あるかしら。」
「はい、ありますよ。接着剤は金属に付けられるやつを探しておきました。」
用意がいいわね、流石だわナナ。
そうと決まればデザインは、こうしてこうしてこうっ!
私が描きあげた最高傑作デザインをナナに見せたら。
「・・・・これは。」
ふふん、驚いた?私の美的センスを。ある程度美しいものには見慣れているからね。
「・・・・非常に言いにくいのですが、このくっ付いているものはなんでしょうか。」
「へ?どうみたって宝石とビーズと貝殻よ。」
「はは、ご冗談を。」
失礼ね!さっきナナを誉めた私が間違いだったわ!
もうナナなんて知らないわ。このデザイン通りの超傑作を作って、ぎゃふんと言わせてやるんだから~!
「本来の目的、忘れてませんよね。」
「え!?も、勿論よ勿論。」
そうそう、リオ様にあげるためよね。でも、今はそれよりもナナの腰を抜かすことが先よ!
そして、デザイン通り完璧に仕上げた筈のロケットは、何故か、微妙に歪な仕上がりになっていた。な、なんでなの~!?!?
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