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2章
リリー
しおりを挟むリリーの誕生日パーティーは、リリーの実家で行われる。私のお城からそう遠くない場所だから、よく遊びに行くの。
何度見ても立派なお屋敷だわ。私のお城に負けず劣らず、ゴテゴテとした装飾の華美な造りで、泥棒に狙われそうな、THEお金持ちって感じのお屋敷ね。
リリーとは女学校時代からの親友ではあるけれど、最近婚約やらなんやらで、会うのは久しぶりだから、とっても楽しみだわ。
「ルミネー!!!」
「リリー!!!」
お屋敷に入り、さっそくお出迎えしてくれたのは、リリー。相変わらず元気そうでよかったわ。
リリーはスキンシップが激しい。今も、ぎゅうぎゅう抱きついてきているのよね・・・。
「お誕生日おめでとう、リリー。」
「ありがと。ルミネ、聞いたわよ、あんた婚約したんですってね!水臭いなあ、紹介しなさいよ!」
「お、おほほほ。それが、かくかくしかじかで、リオ様のお相手を探しているんですの。」
「まー!そんな男と婚約しただなんて・・・私のルミネになんてこと。今すぐ乗り込んでやるっ!!!」
ぎゃあっ落ち着いてリリー!
リリーは、こんな感じで友達思いなんだけれど、少々血がのぼりやすい。
「私は平気よ。お遊びなんでしょうけど、色々してくれるし、いいお方だと思ってるわ。」
「本当?無理してない?」
「ええ。そんなことより、リオ様の気に入りそうな姫を紹介してほしいのだけれど。」
リオ様の好きなタイプは分からないけれど・・・。なるべく釣り合いの取れそうな美少女がいいんじゃないかしら。
「ふむふむ、なるほどね。いいわ、その話乗ったげる。丁度今日、美少女で有名な姫を招待してるから、そろそろ来る筈。」
「まあ。どなたなの?」
姫、というと隣国の方かしら。
「ええ。名前は確か、エルカ姫よ。」
エルカ姫。早くお会いしてみたいわね。まずはリオ様とのお見合いの場を設けなければならないけれど、どうやってセッティングしようかしら・・・・。
このパーティーにリオ様が来てれば話は早いんですけれど。
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