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第1章 転生
第6話 神の使いとの約束
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ファンタジック歴1087年、赤ん坊時代に転生してはや数ヶ月が経過した。
その間にベッドから出させてもらえて家の中をハイハイで駆け回ったり、母親に抱かれて隣のアリスの家に行ったり、逆にアリスを連れてアリスのお母さんが家に来た時はそれぞれ母親同士で会話している間僕はアリスと遊んでいた。またアッシュ兄ちゃんとも2人で、もしくはアリスも交えての3人で遊んだりしていた。
それは毎日毎日本当に心ゆくまで楽しく過ごした。しかしそんな時でも心の奥底では将来訪れるトロルの襲撃の事を思い、村の皆を救う方法を考えたりしていたのだった。
そんなある日の晩、いつものようにベッドに寝かされて熟睡しようとしていたところ、突然天から懐かしい声が聞こえてきた。
「レックスよ、久しぶりじゃな」(この声は!?)そう思って僕は空の方を見上げた。すると暗闇の空の中で一筋の光が降り注いできた。
まさか「神の使い?」「そうじゃ。無事転生は成功したようじゃな」「はい。無事赤ん坊時代の僕に生まれ変われまして毎日楽しく過ごせています」「そうか、それは何よりじゃ。さて、今回儂がお主に語りかけた理由じゃが······」確かに、それは気になる。
「今後恐らくお主は前世の記憶を頼りにあらゆる事で何とかしようと行動を起こす事になるじゃろう。そして時には誰かの力を借りる必要が出てくるはずじゃ」
っ! まさか、それってトロル襲撃の事では?「その時どうしても必要となった場合に限り、他の者にお主が転生してきた者だと明かす事を神がお許しになられた」
「えっ? 他の人に話しても良いのですか?」「但しじゃ、その者が他の者へ"絶対"に他言しないと言い切れなければならん! もしその者がそのまた他の者に他言したりすれば、いずれお主同様運命を狂わさせられる者が出てくる可能性も出てくるじゃろう」
言われてみれば確かに。それを阻止するために転生したのに、自分でその原因を作っていたのではしょうがない。
「分かりました。その事は気を付けます」「うむ、その事はいつまでも心に留めておくようにな」「はい」「では」
そう言って神の使いは天に戻ろうとしていたが、「あ、あの」「ん? 何じゃ?」それを僕が遮り、ずっと心で考えていたことを話した。
「ご存じだと思いますが、数年後この辺りはトロルの集団に襲われ、僕ら3人以外は皆殺しにされる事となっているのですが、それを何としてでも阻止したいのです!」
「······」「そのために村の人や父さん、母さん、レオおじさんやアッシュ兄ちゃん皆に話して対処するというのは可能でしょうか?」
「······」僕の言いたい事を伝え終えた後も神の使いはその場にいるのは間違いないが、なにも答えてはくれなかった。
そうして、「確かに、大勢多数の者に伝えるのはならん」
(やっぱり)「じゃが」えっ?「先ほど申した条件に当てはまる者であれば、伝えるのは可能じゃ。そして、この村の中にも条件に当てはまる者がごく近くにいるのはお主がよく分かってはおるのではないのかのぉ?」
ごく近くに? それって一体。「伝える相手をよくよく見極める事じゃ。そうすればお主の望む結末に出来る事も可能だということじゃ。では」そう言って光は上空に戻っていった。
神の使いから言われたことを整理すると、大勢の人に伝えるのはダメだけど、本当に信頼のおける少数の人になら伝えても大丈夫であり、そしてその伝える相手を間違えなければトロルの襲撃に対処出来る事も可能だと······。
つまり、トロルによって父さんや母さん、アッシュ兄ちゃんやアリスのところのおじさんやおばさん、村や周りの多くの人を救うことも出来るんだ!!
そう思ったらさらに胸が高まりだした。(よしっ!)後は誰に話すべきかを見極めていくだけだ!
そう決意し直してその日は眠りについた。
その間にベッドから出させてもらえて家の中をハイハイで駆け回ったり、母親に抱かれて隣のアリスの家に行ったり、逆にアリスを連れてアリスのお母さんが家に来た時はそれぞれ母親同士で会話している間僕はアリスと遊んでいた。またアッシュ兄ちゃんとも2人で、もしくはアリスも交えての3人で遊んだりしていた。
それは毎日毎日本当に心ゆくまで楽しく過ごした。しかしそんな時でも心の奥底では将来訪れるトロルの襲撃の事を思い、村の皆を救う方法を考えたりしていたのだった。
そんなある日の晩、いつものようにベッドに寝かされて熟睡しようとしていたところ、突然天から懐かしい声が聞こえてきた。
「レックスよ、久しぶりじゃな」(この声は!?)そう思って僕は空の方を見上げた。すると暗闇の空の中で一筋の光が降り注いできた。
まさか「神の使い?」「そうじゃ。無事転生は成功したようじゃな」「はい。無事赤ん坊時代の僕に生まれ変われまして毎日楽しく過ごせています」「そうか、それは何よりじゃ。さて、今回儂がお主に語りかけた理由じゃが······」確かに、それは気になる。
「今後恐らくお主は前世の記憶を頼りにあらゆる事で何とかしようと行動を起こす事になるじゃろう。そして時には誰かの力を借りる必要が出てくるはずじゃ」
っ! まさか、それってトロル襲撃の事では?「その時どうしても必要となった場合に限り、他の者にお主が転生してきた者だと明かす事を神がお許しになられた」
「えっ? 他の人に話しても良いのですか?」「但しじゃ、その者が他の者へ"絶対"に他言しないと言い切れなければならん! もしその者がそのまた他の者に他言したりすれば、いずれお主同様運命を狂わさせられる者が出てくる可能性も出てくるじゃろう」
言われてみれば確かに。それを阻止するために転生したのに、自分でその原因を作っていたのではしょうがない。
「分かりました。その事は気を付けます」「うむ、その事はいつまでも心に留めておくようにな」「はい」「では」
そう言って神の使いは天に戻ろうとしていたが、「あ、あの」「ん? 何じゃ?」それを僕が遮り、ずっと心で考えていたことを話した。
「ご存じだと思いますが、数年後この辺りはトロルの集団に襲われ、僕ら3人以外は皆殺しにされる事となっているのですが、それを何としてでも阻止したいのです!」
「······」「そのために村の人や父さん、母さん、レオおじさんやアッシュ兄ちゃん皆に話して対処するというのは可能でしょうか?」
「······」僕の言いたい事を伝え終えた後も神の使いはその場にいるのは間違いないが、なにも答えてはくれなかった。
そうして、「確かに、大勢多数の者に伝えるのはならん」
(やっぱり)「じゃが」えっ?「先ほど申した条件に当てはまる者であれば、伝えるのは可能じゃ。そして、この村の中にも条件に当てはまる者がごく近くにいるのはお主がよく分かってはおるのではないのかのぉ?」
ごく近くに? それって一体。「伝える相手をよくよく見極める事じゃ。そうすればお主の望む結末に出来る事も可能だということじゃ。では」そう言って光は上空に戻っていった。
神の使いから言われたことを整理すると、大勢の人に伝えるのはダメだけど、本当に信頼のおける少数の人になら伝えても大丈夫であり、そしてその伝える相手を間違えなければトロルの襲撃に対処出来る事も可能だと······。
つまり、トロルによって父さんや母さん、アッシュ兄ちゃんやアリスのところのおじさんやおばさん、村や周りの多くの人を救うことも出来るんだ!!
そう思ったらさらに胸が高まりだした。(よしっ!)後は誰に話すべきかを見極めていくだけだ!
そう決意し直してその日は眠りについた。
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