落ちこぼれ一兵卒が転生してから大活躍

きこうダきこう

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第5章 学校生活

第30話 休日1

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 今日もいつものように朝目を覚ましてしまったが、(あぁ、そういえば今日明日は······)そう、授業はお休みであった。

 養成学校は5日間授業があって2日間休日となり、また5日間······の繰り返しであった。

 なので本来はまだ寝ていてもいいはずではあるが、たまたま昨日の夕ご飯の時アリスと会う事となり、今日の午前中に王都へのお出掛けに付き合ってと言われたため起きて出掛ける身支度をして朝ご飯を食べに行った。

 そしてそのまま寄宿舎の入り口辺りでアリスを待っていて、アリスが僕に気が付き寄って来てそのまま出掛けた。

「で、どこに行くの?」「ほら、合格発表の後レックス達と別れた後メリッサお姉ちゃんにお買い物をしながら王都を案内してもらったでしょ?」

(あぁ、そう言えばそうだったなぁ)と思い出していた。

「あの時王都を全部見れてはいなかったから、見てない所に行ってお買い物も全部買えてはいなかったから、そのお買い物をしようと思って」「なるほど」と答えた後、行ってない所がちょうど僕や兄ちゃんが行った所だったので案内役として頼んだという事だ。


 ということで目的の方面に行って兄ちゃんに案内してもらった時に教えてもらった事や、僕の前世の記憶などを頼りに案内をした。当然途中で通りかかった孤児院の事も含めて······。

 流石にアリスも悲しい顔をしていたが、すぐ近くのお店で気になった小物を見掛けたらさっきの顔はどこに行ったのかのように大はしゃぎしていた。

 その後も王都を散策していたら、「あら? レックス君、アリスちゃん」僕達の名前を呼ぶ声が聞こえたのでそちらの方を見たら、「「お姉ちゃん!」」メリッサお姉ちゃんがいた。

「2人してお買い物?」「ハイ、そうです」「僕は案内役兼付き添いで」「フフッ、そうなの」

「お姉ちゃんもお買い物なんですか?」「ええ、日用品をちょっとね」と会話をしてそのまま3人で買い物をすることとなった。

 そしてアリスとお姉ちゃんの目的の物を買ったり、お姉ちゃんがアリスや僕にちょっとした小物を買ってくれたりし、お昼が近付いたので「近くに知ってる美味しいお店があるの」と言って連れて行ってくれた。

 そのお店に着いたところで僕が「あっ」と何かを思い出したような言葉をこぼした。

「どうしたの? レックス」「ここって······」アリスが聞いてきて僕が話そうとしたらお姉ちゃんが「あっそうそう。あの時のお店だったわね」と答えてくれた。

「えっ? 何々?」アリスが聞いてきたので僕が「王都に来て初めて兄ちゃん達を見たお店だよ」と答えた。

 そう、アッシュが絡んできた学校の生徒2人をぶっ飛ばしたお店だった。

 そのことはアリスにも話していたので、「あっ、ここなんだ」とすぐ理解した。

 そんなことはお構いなくそのままお店に入ってお昼ご飯を食べた。その後は特に行きたい所もなくなったので、そのまま3人で寄宿舎に帰った。


 寄宿舎に戻り2人と別れてから僕は、部屋に戻ってブーメランを手にして練習部屋へ向かった。オリエンテーション日以降も数回練習をしに来たが中々うまく扱いこなしてはいなかった。

(まだまだか)練習部屋に掲示されている取り扱い・上達方法を参考にして練習などをしているが中々上達せず、心のどこかで焦りも出てきた。

(早く上手く扱えるようにならないと、に間に合わない)と思いながら練習を続けようとしたら、「そんな気持ちや状態ではいつまでも上達せんぞ!」と声を掛けられ体がよろけた。

 そして声のした方を見たら、バーミリアン先生が立っていた。

「バ、バーミリアン先生!」「お前が選んだ武器は短剣ではなかったか? レックス・アーノルド」「あ、いやこれは」「まぁ、いい」と僕に近付き、ブーメランを取り上げた。

「見ていろ」と言って取り上げたブーメランを難なく投げ出したら、見事に飛行、旋回して先生の手に戻って来た。

 流石にそれを見て「凄い」と感想が漏れた。

「まっ、そう思うだろうな」と言って僕はしばらくバーミリアン先生に個人レッスンしてもらい、そしてシュッ! スパッ! 何とか大体うまく前方に飛ばし投げた手に戻るようになってきた。

「まぁずいぶん上達はしてきたな」「ありがとうございます!」「今日の事を忘れずに練習することだな」「はい!」そう言ってバーミリアン先生は帰った。

(よし!)と思ってもう一度投げて手に見事に返ってきたことで、(こちらは何とか間に合った)と自信を持てたことでその日は練習を終えた。
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