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第11章 進級
第59話 学年末試験3
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翌朝は4人ともほぼ同時に広場へ集まったので、そのままエルフの里へ飛び探索を再開した。
今日も兄ちゃんのネズミは何かに向かって歩いては止まり、また歩き出すを続けた。
そうして暫くしたらネズミが急にそわそわと、まるであの時のベアーズと同じような動きをしだした。
そしてそのままネズミの後を付いて行ったら目の前に何かが見え出した。
(あれって、多分)僕が思っていると兄ちゃんが、「レックス、あそこって?」「うん、多分蜃気楼の泉だよ」と聞いて3人は喜び駆け出して行った。
泉に着き兄ちゃん達は早速ほとりに咲いているデザートフラワーを必要数採取し、アリスは泉の水を飲んだりした。僕も今後のためにとデザートフラワーを5本ほど採って仕舞っておいた。
暫くしてそれぞれやる事も済んだので、「じゃあね。兄ちゃん、お姉ちゃん」「あぁ、お前らも後1本頑張れよ」「気を付けてね」「はい」と挨拶を交わして兄ちゃん達と別れ、後1本のサソリの針を求めてサソリを探し出した。
だいぶ砂漠を彷徨ったがなかなかサソリには遭遇出来ず、諦めかけようとした時アリスが、「レックス、あそこ!」と言って指を指した先にサソリがいたのだった。
「見つけた! アリスちょっと待ってて」「うん。気を付けてね」と言って僕はサソリに向かい、そして······。
「やった! サソリの針ゲット!!」無事サソリを倒してサソリの針を手に入れられたのであった。
アリスの下に戻ってサソリの針を手に入れた事を伝え、「やったね! レックス」「うん。後は冷水のみだね」「······うん」と会話を交わして僕達はエルフの里に戻ってから学校に戻り、街で小瓶を手に入れてからあの洞窟に向かった。
洞窟の前に着いてアリスが入るのを躊躇しているのが分かったので、アリスの手を握って「行こう」と声を掛け、アリスも「うん!」と答えて中に入った。
洞窟を進んで行って手前の広場まで来てそこからアリスとロースが調査しに行った通路へ進んだ。
少し行った所からは明かりも整備されておらず暗くなっていて、「これじゃあ先を調べには行けないわね」とアリスが言ったが、「大丈夫。そのために昨日からこれを持ってきてたから」と持っていた袋からある物を取り出してアリスに見せた。
「あっ! それ」それはアリスの誕生日にプレゼントで渡したブレスレットを作る時一緒に作ってもらったブレスレットだった。
「元が水晶だったから加工されたとしても、やっぱり少しは周りを明るく出来るみたいだね」と言って前方にブレスレットを掲げたら、多少明るくなって少なくとも足元は見渡す事が出来るようになった。「さあ行こ」「······うん!」そうして僕達は再び歩きだした。
それから少し進んだところでアリスが「あ、あそこよ! レックス」前方を指した辺りに水溜りのような所が見えた。
その場所へ近付いて見ると、確かに湖とまでは言えないがやや大きな水面が広がっていた。僕がその水面に手を入れたら「冷たっ!」と思わず言ってしまうぐらいの冷たさであったので、これなら大丈夫だと確信して小瓶に水を入れた。
「よし! これで材料は全て揃ったね」「うん! 後は学校で魔法の聖水を作るだけね」と僕達は洞窟を出て学校に戻った。流石に今日は疲れたので魔法の聖水作りは翌日に持ち越した。
翌日になってサポート科生徒用の実習室の1室で図書室の本に書かれていた作り方を思い出しながら材料を小瓶に混ぜていった。
そして全て入れ終えて······、「で、出来たぁ!!」小瓶の中の液体はまさにあの本に載っていた物とそっくりな状態となっていた。
「やったね! アリス」「うん!」2人で喜んだところで「じゃあ早速先生に提出しに行こう!」「うん!!」と僕達は先生の所へ向かった。
先生達の所へ行ったらたまたまバーミリアン先生がいらっしゃったので、「バーミリアン先生。学年末試験の課題の魔法の聖水作り完了しました!」と作った魔法の聖水を提出した。
「おぉレックスにアリス。どれ······」と渡された魔法の聖水を確認し、「うん、問題ないだろ。よし、2人とも合格だ!」
「「やったぁ!!」」合格と言われて僕達は大喜びした。「あとは試験終了後の結果発表を待ってるんだな」「「はい!!」」と返事をしてその場を離れた。
「何とか無事終わったなぁ」「うん、そうだね。発表までどうするの?」
「そうだなぁ。やっぱり図書室に籠もって本を読みふけるか、ベアーズと何かして過ごすかな?」「そっか。私も図書室で薬や治療の事なんかを調べようかな」「それで良いんじゃない?」「そうね」
そうして僕達は試験発表までの数日間、2人で図書室にてそれぞれ本を読みふけったり、僕はベアーズと主に特訓コースを学校の許可をもらって一緒に回ったりした。
気のせいかベアーズが特訓コースをスムーズに進めていたのが少し気になった······。
そして試験発表の日、ホイットニー先生より試験の結果が配られ僕は······"2年Bクラス進級”と書かれていた。
つまり、試験は合格で2年生に進級出来たのだった。
(やったー!)教科、実技とも大丈夫だろうとは思っていたけど改めて確実になった事で本当に嬉しかった。
ロースを始めクラスのほとんどの人がBクラスへ進級するみたいで、1、2人が残念ながらCクラスへ降格する事となったみたいだ。
逆にカールだけは今回の試験の結果に加え、先の最終実践訓練時の加点のお陰でAクラスへ昇格する事となったようだ。
こうして養成学校での1年目の課程は全て終わりを告げた······。
今日も兄ちゃんのネズミは何かに向かって歩いては止まり、また歩き出すを続けた。
そうして暫くしたらネズミが急にそわそわと、まるであの時のベアーズと同じような動きをしだした。
そしてそのままネズミの後を付いて行ったら目の前に何かが見え出した。
(あれって、多分)僕が思っていると兄ちゃんが、「レックス、あそこって?」「うん、多分蜃気楼の泉だよ」と聞いて3人は喜び駆け出して行った。
泉に着き兄ちゃん達は早速ほとりに咲いているデザートフラワーを必要数採取し、アリスは泉の水を飲んだりした。僕も今後のためにとデザートフラワーを5本ほど採って仕舞っておいた。
暫くしてそれぞれやる事も済んだので、「じゃあね。兄ちゃん、お姉ちゃん」「あぁ、お前らも後1本頑張れよ」「気を付けてね」「はい」と挨拶を交わして兄ちゃん達と別れ、後1本のサソリの針を求めてサソリを探し出した。
だいぶ砂漠を彷徨ったがなかなかサソリには遭遇出来ず、諦めかけようとした時アリスが、「レックス、あそこ!」と言って指を指した先にサソリがいたのだった。
「見つけた! アリスちょっと待ってて」「うん。気を付けてね」と言って僕はサソリに向かい、そして······。
「やった! サソリの針ゲット!!」無事サソリを倒してサソリの針を手に入れられたのであった。
アリスの下に戻ってサソリの針を手に入れた事を伝え、「やったね! レックス」「うん。後は冷水のみだね」「······うん」と会話を交わして僕達はエルフの里に戻ってから学校に戻り、街で小瓶を手に入れてからあの洞窟に向かった。
洞窟の前に着いてアリスが入るのを躊躇しているのが分かったので、アリスの手を握って「行こう」と声を掛け、アリスも「うん!」と答えて中に入った。
洞窟を進んで行って手前の広場まで来てそこからアリスとロースが調査しに行った通路へ進んだ。
少し行った所からは明かりも整備されておらず暗くなっていて、「これじゃあ先を調べには行けないわね」とアリスが言ったが、「大丈夫。そのために昨日からこれを持ってきてたから」と持っていた袋からある物を取り出してアリスに見せた。
「あっ! それ」それはアリスの誕生日にプレゼントで渡したブレスレットを作る時一緒に作ってもらったブレスレットだった。
「元が水晶だったから加工されたとしても、やっぱり少しは周りを明るく出来るみたいだね」と言って前方にブレスレットを掲げたら、多少明るくなって少なくとも足元は見渡す事が出来るようになった。「さあ行こ」「······うん!」そうして僕達は再び歩きだした。
それから少し進んだところでアリスが「あ、あそこよ! レックス」前方を指した辺りに水溜りのような所が見えた。
その場所へ近付いて見ると、確かに湖とまでは言えないがやや大きな水面が広がっていた。僕がその水面に手を入れたら「冷たっ!」と思わず言ってしまうぐらいの冷たさであったので、これなら大丈夫だと確信して小瓶に水を入れた。
「よし! これで材料は全て揃ったね」「うん! 後は学校で魔法の聖水を作るだけね」と僕達は洞窟を出て学校に戻った。流石に今日は疲れたので魔法の聖水作りは翌日に持ち越した。
翌日になってサポート科生徒用の実習室の1室で図書室の本に書かれていた作り方を思い出しながら材料を小瓶に混ぜていった。
そして全て入れ終えて······、「で、出来たぁ!!」小瓶の中の液体はまさにあの本に載っていた物とそっくりな状態となっていた。
「やったね! アリス」「うん!」2人で喜んだところで「じゃあ早速先生に提出しに行こう!」「うん!!」と僕達は先生の所へ向かった。
先生達の所へ行ったらたまたまバーミリアン先生がいらっしゃったので、「バーミリアン先生。学年末試験の課題の魔法の聖水作り完了しました!」と作った魔法の聖水を提出した。
「おぉレックスにアリス。どれ······」と渡された魔法の聖水を確認し、「うん、問題ないだろ。よし、2人とも合格だ!」
「「やったぁ!!」」合格と言われて僕達は大喜びした。「あとは試験終了後の結果発表を待ってるんだな」「「はい!!」」と返事をしてその場を離れた。
「何とか無事終わったなぁ」「うん、そうだね。発表までどうするの?」
「そうだなぁ。やっぱり図書室に籠もって本を読みふけるか、ベアーズと何かして過ごすかな?」「そっか。私も図書室で薬や治療の事なんかを調べようかな」「それで良いんじゃない?」「そうね」
そうして僕達は試験発表までの数日間、2人で図書室にてそれぞれ本を読みふけったり、僕はベアーズと主に特訓コースを学校の許可をもらって一緒に回ったりした。
気のせいかベアーズが特訓コースをスムーズに進めていたのが少し気になった······。
そして試験発表の日、ホイットニー先生より試験の結果が配られ僕は······"2年Bクラス進級”と書かれていた。
つまり、試験は合格で2年生に進級出来たのだった。
(やったー!)教科、実技とも大丈夫だろうとは思っていたけど改めて確実になった事で本当に嬉しかった。
ロースを始めクラスのほとんどの人がBクラスへ進級するみたいで、1、2人が残念ながらCクラスへ降格する事となったみたいだ。
逆にカールだけは今回の試験の結果に加え、先の最終実践訓練時の加点のお陰でAクラスへ昇格する事となったようだ。
こうして養成学校での1年目の課程は全て終わりを告げた······。
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