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第25章 大奮闘
第200話 避難拠点づくり9~材料集め・スライムの粘液~
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「まさか通るとは思わなかった」「お前もとんでもないこと言い出すよなぁ」「まぁ取り敢えずジェシーに頼んでくるよ」「あぁ」そうして僕達はお城に向かい僕だけでジェシーの部屋を訪れた。
「ジェシー、入って良いかい?」「良いわよ、レックス」と部屋に入り、「今日はどうしたの?」と聞いてきたので「実は、ヒューズ隊長から北西部の洞窟に生息しているスライムを倒した時に落とす粘液を取ってきてくれって頼まれたんだ」と答えた。
「そうなの」「ただスライムを倒すには炎系の攻撃が有効だと以前に教えてもらったんだけど、今魔法部隊の隊員を連れて行く事が難しいんだよ」「どうして?」「いつ出動する事になるか分からないもんだから」「確かにそれなら無理かもしれないわね」
「それで、団長に騎士団員以外の人を連れていっても良いのか聞いたら、本人が同意すれば構わないって仰ったんだ」「······それって?」「······一緒に、来てくれないかな?」と頼み込んだ後暫く沈黙が続いた。
そして、「フ、フフフフフッ! 最初から普通に頼めば良いのに」「流石にどうなんだろうと思って」「もう。もちろん良いわよ」「ハハハハハ。じゃあよろしく」と言って準備が出来るまでお城の外で待っていると伝え、マーシュの下に戻り来てくれる事になったと伝えた。
暫くして「お待たせ!」と言ってきたジェシーの腕には······ベアーズが抱かれていた。
「どうしても付いてきたがったから連れて来たんだけど······」「まぁ、魔物の感知に役立つだろうからね」ということでジェシーとベアーズを伴ってウッディらに乗って洞窟へ向かった。
程なくして洞窟前に着いてウッディらから降りた。「さてと。取り敢えず今回はまずベアーズに感知をしてもらい、もし魔物に遭遇してそれがアースラットだったら僕が、スライムだったらジェシーが相手をする。で、マーシュはスライムを倒した時粘液を落としたらその回収と······」「回収と?」僕は真顔でマーシュに向き合い、彼の肩に手を置き、「照明係だ」と伝えた。
ドテッ! 照明係と聞いて流石にずっこけた。「照明係ってどういう事だよっ!!」「だって今回は僕がアースラット、ジェシーがスライムを相手にするんだから、他にその間明かりを灯せる人はいないだろ?」「全くぅ」
マーシュも一応納得したところで、ベアーズ、マーシュ、ジェシー、そして僕の順に洞窟の中に入った。
暫く歩いたところでベアーズが何か感知したとマーシュが知らせてきたので、僕が様子を確認したらアースラットの群れであった。
そのため「(ちょっと待ってて)」と皆に伝え、僕1人でアースラットの群れに近付き、ズバッ! グサッ! とアースラットを一掃させた。
その後再び洞窟の奥へ進み、またベアーズが感知したので確認したら今度はスライムの群れだった。「(ジェシー、頼むね)」「(分かった!)」とジェシーは先頭に立ち、「炎波!」を放った。
するとあっという間にその場にいたスライム全員が炎に巻かれ、全部焼かれたのだった。
そして炎が鎮火した後にスライムのいた辺りにいくつか何かが落ちているのを確認し、「マーシュ、あれ!」「あれは······粘液だ!」「やったぁ!」落ちているのが粘液だと分かり、マーシュがその回収を行った。
「この分だと、恐らく2、3匹分ってとこだね」「それだけか」
「まぁしょうがないよ」「そうだね」「そうよ。まだきっといるわよ」ジェシーに励まされ、再び奥を目指した。
その後もアースラットやスライムと遭遇する度に僕やジェシーがそれぞれ相手をして進んで行った。けれどもスライムは滅多に粘液を落とす事はなく、なかなか集められないでいた。そんな最中にある騒動が発生した。
その時も僕とジェシーがそれぞれアースラットとスライムを相手にし、マーシュとベアーズが離れて見ている時、突然ベアーズが何かに反応し急に走り出した。
「あ、おい! ベアーズ!」マーシュが声を掛けるもそれを無視してベアーズが向かった先には······ジェシーがスライムらを相手に奮闘していた。
そして、「火球!」ジェシーが目の前のスライムに火球を放った時、サッ! パクッ! サッ! ボーン!「「えっ!?」」何とベアーズがそのスライムを咥えて火球の直撃を回避させたのだった。
「べ、ベアーズ!?」当然火球を放った本人のジェシーはもちろん、ベアーズを目で追っていて目撃したマーシュも驚いていた。
そんな2人を無視してベアーズは咥えて助けたスライムを解放し、向こうへ行くように促した。
スライムもそれを与してその場を離れた。直後にベアーズの傍にジェシーが寄って来て「ベアーズ! どうし、て······っ!」続けて何かを言おうとした時にスライムの方を見たら、別の少し大きなスライムが先ほどのスライムを迎え入れようとしている光景を目撃した。
「あ、あれって?」ジェシーが疑問に思っているとマーシュも近くに寄って来て、「もしかして、さっきのスライムは子供のスライムで、あのスライムはその親なんじゃあ?」と伝えた。
「あっ!」それを聞いてジェシーもそうだと思い、「もしかして、その事分かっていたの? ベアーズ」とベアーズに尋ねたら、ベアーズはジェシーを見上げてそうだと言わんばかりに頷いた。
「ベアーズ」ジェシーは自分がとんでもない事をしでかすところであった事に気付き、それを防いでくれたベアーズに「ありがとう、ベアーズ」とお礼を言いながらベアーズを撫でたのだった。
ちょうどそこへ「ジェシー、そっちはどう?」アースラットをせん滅させた僕が皆の所に近寄った。
「あ、レックス! こっちは······」ジェシーが周りを見たら、既にスライムは1匹もいなくなっていた。
そのため「こっちも皆倒したわ」と答えた。「そう。それで粘液の方は?」とマーシュに尋ねたら「今回の分でちょうど半分集まったところだよ」「そうか」と答え、取り敢えず僕達はまた奥に向かう事にした。
そんな僕達を先ほどのスライムの親子がずっと見続けているとは知らずに······。
それからずっと奥に向かい続けたが、スライムにもアースラットにも出会う事はなく、とうとう「着いちゃったね」「あぁ、そうだな」洞窟の最奥で前回火薬を取りに来た場所に着いてしまった。
「どうする? レックス」「······取り敢えず、今回は引き上げて日を改めて来る事にしよう」「そうね」「分かった。ちょうど半分集められたしね」
皆が同意したので洞窟を出ようとした時、「ガウ!」ベアーズが何かを見つけて吠えた。
「どうした? ベアー、ズ」とベアーズが見ていた方を見たら2匹のスライムがいたのだ。「2人とも、スライムだ!」と僕が2人に伝えたところ、「「っ!」待って! レックス!」2人は何かに気付きジェシーは僕を制止した。
「どうしたの? 2人とも?」「あのスライム何だけど、多分······」ジェシーは僕に先ほどの事を説明してくれた。「そうだったんだ」「うん」ジェシーが僕に説明してくれている間、ベアーズがスライムと何かを話していた。
その会話が一段落したところでスライムが来た道を戻って行こうとした時、ベアーズが僕達の方を見てそのスライム達に付いて行こうとした。
それを見て僕も「多分付いて来いって言いたんだよ」と2人に伝え、2人も同意して後を付いて行く事にした。
かなり戻って二股に道が分かれていた所まで来てスライム達が進んだ道を進もうとした時、「ねぇマーシュ。こっちの道って、あの時スライム達に誘導されて進もうとした道じゃない?」「そう言えば······確かにそうだ」それが分かったところで、恐らくスライム達が向かおうとしているところは······と思った。
案の定、スライム達が向かった先は······彼らの住み処と思われる場所で、そこには沢山のスライム達が存在していた。
僕達は一瞬たじろいたが、少し先でベアーズと先ほどのスライムが恐らくここのスライム達のリーダー格と思われるスライムと何か話をしていた。その話し合いが終わったところで、何とスライム達は僕達に道を開けてくれたのだった。
そして再びベアーズに促されて僕達は奥に進んだ。その先には······「「こ、これは!?」」何とスライムを倒した時に現れた粘液と同じものが辺り一面に広がっていたのだ。
「間違い無い、探している粘液だよ」マーシュが確認したところで「もらってって良いの?」とベアーズに聞いてみたら、頷いたので2人して喜んでそこそこの量を回収しだした。
そんな僕達を見ているジェシーに先ほどの子供のスライムが近寄って来た。ジェシーもそれに気付いてしゃがみ込み、そのスライムを両手に乗せて上げて「さっきは怖い思いをさせて本当にごめんなさいね」と謝った後優しい笑顔を見せた。その様子を見ていた他のスライム達もジェシーに寄って来たのだった。
そのスライム達とジェシーが戯れているうちに僕達の粘液回収作業も終わり、「ジェシー、お待たせ」「うん!」ジェシーに声を掛けスライム達に別れを告げて僕達はスライム達の住み処を後にし、そのまま洞窟を出て王都に戻った。
その戻りの道中に「それにしても、さっきは本当に驚いたよなぁ」「本当ねぇ」マーシュとジェシーはスライム達の住み処での出来事に驚いた感想を述べ合っていたが、「そぉ?」僕はあっけらかんと答えた。
「そ、そおってお前」「まぁ僕はたまたま前に似た経験をしていたからかもしれないけどね」「似た経験って?」「ほら、ヴァンパイアバット達との事だよ」「「ああっ!」」2人とも僕やアリスから僕とヴァンパイアバット達との関係の経緯は聞いているはずなので、すぐ理解出来たのだった。
「そう言えばそうだったわね」「そりゃあそれほど驚かないか」などと話しながら帰路に着いた。
王都に到着後は馬を戻しジェシーをお城まで送った後、ヒューズ隊長に粘液を提出に向かった。
「隊長、20体分のスライムの粘液集めてきました!」「もう集めたのか!?」「「はい!」」「凄いな」
僕達から粘液を受け取り確認したヒューズ隊長は、「確かに、良くやった。他の方も大体準備は出来つつあるからな。2、3日後には建設を開始出来るだろう」「ホントですか!?」「ああ」それを聞いて特に僕は喜んだ。
「本格的に始まったらお前達にも協力してもらう事もあるからな、頼むぞ!」とヒューズ隊長から言われ、2人揃って元気良く「「はい!」」と返事をしたのだった。
「ジェシー、入って良いかい?」「良いわよ、レックス」と部屋に入り、「今日はどうしたの?」と聞いてきたので「実は、ヒューズ隊長から北西部の洞窟に生息しているスライムを倒した時に落とす粘液を取ってきてくれって頼まれたんだ」と答えた。
「そうなの」「ただスライムを倒すには炎系の攻撃が有効だと以前に教えてもらったんだけど、今魔法部隊の隊員を連れて行く事が難しいんだよ」「どうして?」「いつ出動する事になるか分からないもんだから」「確かにそれなら無理かもしれないわね」
「それで、団長に騎士団員以外の人を連れていっても良いのか聞いたら、本人が同意すれば構わないって仰ったんだ」「······それって?」「······一緒に、来てくれないかな?」と頼み込んだ後暫く沈黙が続いた。
そして、「フ、フフフフフッ! 最初から普通に頼めば良いのに」「流石にどうなんだろうと思って」「もう。もちろん良いわよ」「ハハハハハ。じゃあよろしく」と言って準備が出来るまでお城の外で待っていると伝え、マーシュの下に戻り来てくれる事になったと伝えた。
暫くして「お待たせ!」と言ってきたジェシーの腕には······ベアーズが抱かれていた。
「どうしても付いてきたがったから連れて来たんだけど······」「まぁ、魔物の感知に役立つだろうからね」ということでジェシーとベアーズを伴ってウッディらに乗って洞窟へ向かった。
程なくして洞窟前に着いてウッディらから降りた。「さてと。取り敢えず今回はまずベアーズに感知をしてもらい、もし魔物に遭遇してそれがアースラットだったら僕が、スライムだったらジェシーが相手をする。で、マーシュはスライムを倒した時粘液を落としたらその回収と······」「回収と?」僕は真顔でマーシュに向き合い、彼の肩に手を置き、「照明係だ」と伝えた。
ドテッ! 照明係と聞いて流石にずっこけた。「照明係ってどういう事だよっ!!」「だって今回は僕がアースラット、ジェシーがスライムを相手にするんだから、他にその間明かりを灯せる人はいないだろ?」「全くぅ」
マーシュも一応納得したところで、ベアーズ、マーシュ、ジェシー、そして僕の順に洞窟の中に入った。
暫く歩いたところでベアーズが何か感知したとマーシュが知らせてきたので、僕が様子を確認したらアースラットの群れであった。
そのため「(ちょっと待ってて)」と皆に伝え、僕1人でアースラットの群れに近付き、ズバッ! グサッ! とアースラットを一掃させた。
その後再び洞窟の奥へ進み、またベアーズが感知したので確認したら今度はスライムの群れだった。「(ジェシー、頼むね)」「(分かった!)」とジェシーは先頭に立ち、「炎波!」を放った。
するとあっという間にその場にいたスライム全員が炎に巻かれ、全部焼かれたのだった。
そして炎が鎮火した後にスライムのいた辺りにいくつか何かが落ちているのを確認し、「マーシュ、あれ!」「あれは······粘液だ!」「やったぁ!」落ちているのが粘液だと分かり、マーシュがその回収を行った。
「この分だと、恐らく2、3匹分ってとこだね」「それだけか」
「まぁしょうがないよ」「そうだね」「そうよ。まだきっといるわよ」ジェシーに励まされ、再び奥を目指した。
その後もアースラットやスライムと遭遇する度に僕やジェシーがそれぞれ相手をして進んで行った。けれどもスライムは滅多に粘液を落とす事はなく、なかなか集められないでいた。そんな最中にある騒動が発生した。
その時も僕とジェシーがそれぞれアースラットとスライムを相手にし、マーシュとベアーズが離れて見ている時、突然ベアーズが何かに反応し急に走り出した。
「あ、おい! ベアーズ!」マーシュが声を掛けるもそれを無視してベアーズが向かった先には······ジェシーがスライムらを相手に奮闘していた。
そして、「火球!」ジェシーが目の前のスライムに火球を放った時、サッ! パクッ! サッ! ボーン!「「えっ!?」」何とベアーズがそのスライムを咥えて火球の直撃を回避させたのだった。
「べ、ベアーズ!?」当然火球を放った本人のジェシーはもちろん、ベアーズを目で追っていて目撃したマーシュも驚いていた。
そんな2人を無視してベアーズは咥えて助けたスライムを解放し、向こうへ行くように促した。
スライムもそれを与してその場を離れた。直後にベアーズの傍にジェシーが寄って来て「ベアーズ! どうし、て······っ!」続けて何かを言おうとした時にスライムの方を見たら、別の少し大きなスライムが先ほどのスライムを迎え入れようとしている光景を目撃した。
「あ、あれって?」ジェシーが疑問に思っているとマーシュも近くに寄って来て、「もしかして、さっきのスライムは子供のスライムで、あのスライムはその親なんじゃあ?」と伝えた。
「あっ!」それを聞いてジェシーもそうだと思い、「もしかして、その事分かっていたの? ベアーズ」とベアーズに尋ねたら、ベアーズはジェシーを見上げてそうだと言わんばかりに頷いた。
「ベアーズ」ジェシーは自分がとんでもない事をしでかすところであった事に気付き、それを防いでくれたベアーズに「ありがとう、ベアーズ」とお礼を言いながらベアーズを撫でたのだった。
ちょうどそこへ「ジェシー、そっちはどう?」アースラットをせん滅させた僕が皆の所に近寄った。
「あ、レックス! こっちは······」ジェシーが周りを見たら、既にスライムは1匹もいなくなっていた。
そのため「こっちも皆倒したわ」と答えた。「そう。それで粘液の方は?」とマーシュに尋ねたら「今回の分でちょうど半分集まったところだよ」「そうか」と答え、取り敢えず僕達はまた奥に向かう事にした。
そんな僕達を先ほどのスライムの親子がずっと見続けているとは知らずに······。
それからずっと奥に向かい続けたが、スライムにもアースラットにも出会う事はなく、とうとう「着いちゃったね」「あぁ、そうだな」洞窟の最奥で前回火薬を取りに来た場所に着いてしまった。
「どうする? レックス」「······取り敢えず、今回は引き上げて日を改めて来る事にしよう」「そうね」「分かった。ちょうど半分集められたしね」
皆が同意したので洞窟を出ようとした時、「ガウ!」ベアーズが何かを見つけて吠えた。
「どうした? ベアー、ズ」とベアーズが見ていた方を見たら2匹のスライムがいたのだ。「2人とも、スライムだ!」と僕が2人に伝えたところ、「「っ!」待って! レックス!」2人は何かに気付きジェシーは僕を制止した。
「どうしたの? 2人とも?」「あのスライム何だけど、多分······」ジェシーは僕に先ほどの事を説明してくれた。「そうだったんだ」「うん」ジェシーが僕に説明してくれている間、ベアーズがスライムと何かを話していた。
その会話が一段落したところでスライムが来た道を戻って行こうとした時、ベアーズが僕達の方を見てそのスライム達に付いて行こうとした。
それを見て僕も「多分付いて来いって言いたんだよ」と2人に伝え、2人も同意して後を付いて行く事にした。
かなり戻って二股に道が分かれていた所まで来てスライム達が進んだ道を進もうとした時、「ねぇマーシュ。こっちの道って、あの時スライム達に誘導されて進もうとした道じゃない?」「そう言えば······確かにそうだ」それが分かったところで、恐らくスライム達が向かおうとしているところは······と思った。
案の定、スライム達が向かった先は······彼らの住み処と思われる場所で、そこには沢山のスライム達が存在していた。
僕達は一瞬たじろいたが、少し先でベアーズと先ほどのスライムが恐らくここのスライム達のリーダー格と思われるスライムと何か話をしていた。その話し合いが終わったところで、何とスライム達は僕達に道を開けてくれたのだった。
そして再びベアーズに促されて僕達は奥に進んだ。その先には······「「こ、これは!?」」何とスライムを倒した時に現れた粘液と同じものが辺り一面に広がっていたのだ。
「間違い無い、探している粘液だよ」マーシュが確認したところで「もらってって良いの?」とベアーズに聞いてみたら、頷いたので2人して喜んでそこそこの量を回収しだした。
そんな僕達を見ているジェシーに先ほどの子供のスライムが近寄って来た。ジェシーもそれに気付いてしゃがみ込み、そのスライムを両手に乗せて上げて「さっきは怖い思いをさせて本当にごめんなさいね」と謝った後優しい笑顔を見せた。その様子を見ていた他のスライム達もジェシーに寄って来たのだった。
そのスライム達とジェシーが戯れているうちに僕達の粘液回収作業も終わり、「ジェシー、お待たせ」「うん!」ジェシーに声を掛けスライム達に別れを告げて僕達はスライム達の住み処を後にし、そのまま洞窟を出て王都に戻った。
その戻りの道中に「それにしても、さっきは本当に驚いたよなぁ」「本当ねぇ」マーシュとジェシーはスライム達の住み処での出来事に驚いた感想を述べ合っていたが、「そぉ?」僕はあっけらかんと答えた。
「そ、そおってお前」「まぁ僕はたまたま前に似た経験をしていたからかもしれないけどね」「似た経験って?」「ほら、ヴァンパイアバット達との事だよ」「「ああっ!」」2人とも僕やアリスから僕とヴァンパイアバット達との関係の経緯は聞いているはずなので、すぐ理解出来たのだった。
「そう言えばそうだったわね」「そりゃあそれほど驚かないか」などと話しながら帰路に着いた。
王都に到着後は馬を戻しジェシーをお城まで送った後、ヒューズ隊長に粘液を提出に向かった。
「隊長、20体分のスライムの粘液集めてきました!」「もう集めたのか!?」「「はい!」」「凄いな」
僕達から粘液を受け取り確認したヒューズ隊長は、「確かに、良くやった。他の方も大体準備は出来つつあるからな。2、3日後には建設を開始出来るだろう」「ホントですか!?」「ああ」それを聞いて特に僕は喜んだ。
「本格的に始まったらお前達にも協力してもらう事もあるからな、頼むぞ!」とヒューズ隊長から言われ、2人揃って元気良く「「はい!」」と返事をしたのだった。
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