41 / 197
事後
しおりを挟む躊躇していると、「もう入れてあげませんよ?」なんて言うものだから、私は唇を噛み締めながら、腰だけを高く上げた状態でお尻を左右に割開いた。
手によって割開かれたアナルは、誰が見ても女性器のようで。
パクパクと収縮しては若王子を誘う。
「っ...若、王子くん...」
「やらし...」
見られている。
あまりの恥ずかしさにギュッと目を瞑ると、アナルの先にまた熱い塊を感じた。
「あっ、お゛ぉッ...は、いって、くる...ぅッ」
体液で滑りが良くなったソレは、張り出たカリの部分が中へ入ると、勢い良くずぷん!と挿入されてしまう。
「あ゛あぁッ!おぐ、ぅ...感じるッ、きもち...ぃ!」
早くイきたい。
またゆっくりと抜き差しを再開されれば、先程のオーガズムはすぐそこまでやってきた。
「は、ひぃい、あっ゛あッ、イく、イ...っ」
「っ、まだダメ」
まだイくな、そう言う割にはペースを上げていき、ゴリゴリと内壁やら前立腺やらを擦られる。
もう限界だ。
「ひぁあ゛っ、も、無理ッ、イぐ、イきます...ぅっ、ごめッ、ごめんなさっ~~~~~♡!」
謝りながらドライオーガズムで達し、声にならない声を上げた。
「あっ...は、ぁ...まだダメって言ったのに...僕も中に出すよ..っ」
「へっ、あ゛っあ゛ぁ!なかッ、中出し、はだめっ、っだめぇえ...ッ!」
首を横に振っても、彼は無遠慮に腰を打付け、ついには中へ精子を注いだ。
ドクン、ドクンと脈打つ度、彼の精子がお尻に注がれることが分かる。
熱い。
気持ちいい...。
「お゛っ...あ、は...中出し、だめって...言ったのに...ぃ...っ」
中から彼自身が引き抜かれると、どろりと精子がこぼれ落ちた。
どっと疲れが押し寄せ、目を閉じる。
気を失う寸前なのか、はたまた睡魔なのかは分からない。
ただ、今は目を閉じて休みたかった。
「...若王子く...君が一緒に居た女の子達より...気持ち良かったかな...」
この発言に、若王子が大層驚いていたなんて知る由もなく。
「...無論ですよ」
子供をあやす様な優しい声だけが耳に響いた。
ーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
「ん...う?」
子鳥のさえずりと、外の明るさでを覚ます。
うちのベッドとは違う、ふかふかで柔らかくて、生暖かくて...
「っ!!」
男の腕枕と、背中に感じる筋肉。
すやすやと心地のいい寝息を立てながら、私の身体を背後から包み込むようにして寝ている男。
若王子だ。
昨夜の記憶がフラッシュバックして、死にたくなる。
若王子が起きる前にこっそり帰ろう。
彼の拘束から逃れ、ベッドから抜け出そうとした瞬間。
どしゃっ
あまりの腰の痛さに転落した。
21
あなたにおすすめの小説
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる