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奥
しおりを挟む「あーあ...潮、吹いちゃったね」
ガクンと身体が落ち、彼の上で小刻みに震える。
凄...気持ち良すぎて、身体の痙攣が止まんね...。
大きく息を吸いながら、未だに胸の上で震える機械を睨む。
「は、っ...ん、ぁあ...ちくびの...取って...っ」
「せんせ、俺の上から降りてくれる?」
こんな重い身体を動かせるはずもなく、ずっと彼の上でへばっていると「仕方ねーな」と言いながら、軽々しく組み敷かれた。
神崎の端正な顔が私を見下ろす。
長いまつ毛の奥に熱っぽい瞳を覗かせ、薄くて形のいい唇からセクシーな声が発せられる。
「ローター、取って欲しい...?」
胸に着いている機械のことだろうか。
それであれば、と私は何度も頷いた。
「どうしようかな...乳首だけの刺激でえっろい顔晒す先生、可愛いし...」
このまま微弱とは言え刺激を与えられ続けたら狂ってしまう。
ただでさえ細かな振動が乳頭を伝い下半身まで響くというのに、可愛いなんて馬鹿げた理由でずっと着けられても困る。
「っお願、取って...乳首、っんふ...ぅ、気持ち良すぎて...ぇっ♡」
恥ずかしい。
こんなみっともない顔を、そして姿を晒して。
目の前の綺麗な顔が私を見詰めるせいで、嫌でも目を逸らせない。
「気持ちいいから取って欲しいの?じゃあ取らなくてもいいよな...?」
私の脚を抱え持つ彼は、アナルへ自身の先っぽを押し当てた。
「あっ、ん...んぅ♡」
ぐっ、と腰を押し付けられる度、亀頭の先っぽを安易に飲み込もうとする穴。
彼の熱い先端には愛液が滲み、腰を引く度に糸が光る。
「んー...先生のここ、本当おま〇こだよね...俺のに吸い付いてくる...」
「っ、ちが...」
久しぶりに女性器だと言われると否定したくなる。
そもそもに、私の意思とは関係なく、こう言う穴にしたのは若王子と神崎なのだ。
「違くねーだろ。こんなスケベな穴して...ぽっかり口開けて俺のち〇ぽ待ってんのに...」
耳元に唇を寄せられると、亀頭がずぷん
、と入ってしまう。
「ひあ゛っ...!」
「嘘つくなよ...」
低い声が脳内に響き、視界に火花が散った。
「亀頭が入っただけできゅうきゅう締め付けて、精子搾り取ろうとしてくる...」
「ん、く...ぁ、あっ...♡」
久しぶりの神崎の熱に内壁が打ち震える。
まだ亀頭しか挿入されてないが、これから奥の奥まで満たしてくれるに違いない。
そう思えば、甘い快楽を待てず淫らに腰が揺れた。
早く、早く、奥まで遠慮なく突いていいし、ガッツリ根元までハメて中出ししてくれてもいいから...。
だから早く...
「ッ、ああっ...や、ぁんっ...♡な、で...浅いとこ...ッ♡」
やっと腰を揺らした!
待ちに待った挿入に悦んだが、彼は浅い箇所を抜き差しするだけで、奥まで挿入しようとはしなかった。
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