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レアボスと食事
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しばらくは各々無言で飯をがっついていた。もちろん僕もだ。ただ少年姿になってからはお腹の限界はすぐやってくる。
女盗賊はチキンを頬張りながら言った。
「明日はどうする?3階に行く?」
忍者は断固反対した。
「ヒーラーがヒールLV10になるまで2階でいいじゃろう」
「そうだよなあ。おれもそろそろ侍になるしな」
「でも三階はなかなか敵が強いからなぁ」
盗賊アリンは急に立ち上がった。
「3階まで行くわよ!経験値が大きいからエット君もスピードアップでレベルあがるし」
「レアモンスターは無理だぞ」
「そんときゃ逃げればいいだけよ、幸いレアボスは動きがのろいからね」
そう言って僕の背中をバンバンと叩いた。あんまり刺激されると食べた物がリバースしそうになる。
「けほ…アリンさんはどうして盗賊になったんですか?」
「秘密ぅ」
「…もうそろそろ帰りましょうか」
「え、ちょっと待って私のせい?」
会計は金貨一枚でよく、お釣りの銀貨も戻ってくる。レアボス様様である。
「3階のレアボスだけはまだ倒せないとだけは言っておく」
忍者は僕の耳元でささやいたので、ささやき返す。
「忍者さんの名前ってなんですか?他の人なら知ってますが」
「影鋭。もちろん本名ではないぞ」
「おぼえました。」
「エット君もそろそろダンジョンになれてきたでしょう?」
盗賊アリンは実に嬉しそうな表情で下にいる僕に視線を向けた。
「でもあっさりレアボスでてくるし…」
「あれはまぐれまぐれ!普段はないから。ただレアボスだけを退治するPTあるからなぁ」
そう言ってアリンは話を続けた
「明日は3階、頑張りましょう!」
疲れがたまっているのか、僕は今日、体調が悪かった。
でもそれはPTには告げずに今日は3階へと歩むわけだ。まだ3日目だよ?
ピピンが嬉しそうに言った
「今日はレベルがあがったら、すぐヒールに割り振ってね。マックスになった時点で終わりにしよう。なんてったって3階の敵は結構つよいからね。トラップも多いし」
今はもうヒーラーとして頑張る他はない。1階、2階へと順調に向かい、3階の地下室の所で止まった。
「3階にもまだマッピングされてない所があるんだよね、そこに行こう」
ピピンはマッパーでもあるし、内のPTの中では強力な魔法使いでもあるので、チビだけど頼もしい。
僕はトーチの呪文をとなえ、杖の先に大きな光をつけてから、ゆっくり3階の階段へと降りていく。
3階はどんな敵が出て来るんだろう。1階はスライム、2階は+コヨーテ、3階は…
向こうに人影が見える。盗賊団のような8人組!
「ピピン!魔法で足止めしろ!」
ピピンは魔法詠唱で氷を足にまき付け、身動きをとれなくした。
残りは忍者が横一線8人の首を跳ね、敵をあっさりと倒した。
忍者は2次職なので強力なパワーを秘めている。と、ポインとレベルが上がったので、言われた通りヒールに割り振る。
他にもデバフスキルが沢山あったけど、ヒーラーがヒール出来ないなんて情けないじゃないか。
「いいよいいよ~どんどんマップを埋めていこう!」
盗賊アリンは今日も元気1杯だった。アリンの太陽のような存在が皆にモチベーションを与え、支えてくれている。
「俺の出番もふやしてくれよぉ?」
戦士ミッドレーが剣を持ちながらぼやいた。
「ここの袋小路をマッピングしたいから通ろう」
袋小路のもっとも先に、幽霊が現れて驚愕してしまう。
「なんぞこれ!」
『私はこの場で倒れた幽霊…もはや現生に未練はないのですが、同じ階で死んだ女性にこのリングを届けて欲しいのです』
「マッピングしてないこの辺りですね、はい指輪どーも」
ピピンは冷静にマップを見ていた。
「イベントは経験値を沢山もらえるからチャンスよ!」
早速マップを付けられてい地点へと向かいながら、僕はヒーラーのスキルを上げ+4にした。
マップを埋めてない場所へと急ぐ。
と、途中で魔術師7人があらわれるも、戦士ミッドレイも加わりなんとかほぼ無傷で敵を沈める。
少しケガをした箇所をヒールするために僕は患部に手を乗せながら呪文詠唱した。
「こんな傷なんともないぜ?」
「ヒールをやってみたかったんです」
僕が呪文をとなえると、戦士ミッドレイの傷が綺麗な光と共に治っていく。
「おお!呪文詠唱完璧だなエット!」
まんざらでもない表情のエット。毎夜呪文詠唱書を読み込んでいるのだった。
「さぁさぁ先に行きましょ」
盗賊アリンはせかすように2人を起こした。
「マップが埋まってないのはここら辺ですねぇ」
マッパーピピンが言うと、奥の方から白い煙が噴き出し、一人の幽霊がさまよっている。
「ここにイベントがあったんだ~」
マッパーピピンは近づくと、指輪を差しだした。
『これは…あの人の指輪ですね…ありがとうございます。おかげで悔いなく天界に行けます…』
そう言うと彼女は天に上り消えていった。と、同時に全員からピローンと音がした。
「全員LVアップしましたね。やはりイベントはこなして行かないとですねぇ。」
マッパーピピンはそう言ってマップに何やら記入をしている。
戦士ミッドレイは、
「ちゃんとスキルを割り降らないと…うーん…これだ!」
そう言ってポチると、装備が全部取れてパンツ1枚の姿になった。
「きゃあ~~~~‼」
戦士ミッドレイは見事2次職である侍になったため、侍が装備できない武器防具が全て剝がされたのだった。
「戻ろう…ピピンテレポートよろしく」
「う、うん…」
ピピンは魔法陣を出し、全員1階の同じマップのコマまでテレポートした。
「へっくし!」
「こっちに寄らないでよ?」
そんなこんなでパンイチのミッドウェイを引き連れて宿まで向かうのであった。
女盗賊はチキンを頬張りながら言った。
「明日はどうする?3階に行く?」
忍者は断固反対した。
「ヒーラーがヒールLV10になるまで2階でいいじゃろう」
「そうだよなあ。おれもそろそろ侍になるしな」
「でも三階はなかなか敵が強いからなぁ」
盗賊アリンは急に立ち上がった。
「3階まで行くわよ!経験値が大きいからエット君もスピードアップでレベルあがるし」
「レアモンスターは無理だぞ」
「そんときゃ逃げればいいだけよ、幸いレアボスは動きがのろいからね」
そう言って僕の背中をバンバンと叩いた。あんまり刺激されると食べた物がリバースしそうになる。
「けほ…アリンさんはどうして盗賊になったんですか?」
「秘密ぅ」
「…もうそろそろ帰りましょうか」
「え、ちょっと待って私のせい?」
会計は金貨一枚でよく、お釣りの銀貨も戻ってくる。レアボス様様である。
「3階のレアボスだけはまだ倒せないとだけは言っておく」
忍者は僕の耳元でささやいたので、ささやき返す。
「忍者さんの名前ってなんですか?他の人なら知ってますが」
「影鋭。もちろん本名ではないぞ」
「おぼえました。」
「エット君もそろそろダンジョンになれてきたでしょう?」
盗賊アリンは実に嬉しそうな表情で下にいる僕に視線を向けた。
「でもあっさりレアボスでてくるし…」
「あれはまぐれまぐれ!普段はないから。ただレアボスだけを退治するPTあるからなぁ」
そう言ってアリンは話を続けた
「明日は3階、頑張りましょう!」
疲れがたまっているのか、僕は今日、体調が悪かった。
でもそれはPTには告げずに今日は3階へと歩むわけだ。まだ3日目だよ?
ピピンが嬉しそうに言った
「今日はレベルがあがったら、すぐヒールに割り振ってね。マックスになった時点で終わりにしよう。なんてったって3階の敵は結構つよいからね。トラップも多いし」
今はもうヒーラーとして頑張る他はない。1階、2階へと順調に向かい、3階の地下室の所で止まった。
「3階にもまだマッピングされてない所があるんだよね、そこに行こう」
ピピンはマッパーでもあるし、内のPTの中では強力な魔法使いでもあるので、チビだけど頼もしい。
僕はトーチの呪文をとなえ、杖の先に大きな光をつけてから、ゆっくり3階の階段へと降りていく。
3階はどんな敵が出て来るんだろう。1階はスライム、2階は+コヨーテ、3階は…
向こうに人影が見える。盗賊団のような8人組!
「ピピン!魔法で足止めしろ!」
ピピンは魔法詠唱で氷を足にまき付け、身動きをとれなくした。
残りは忍者が横一線8人の首を跳ね、敵をあっさりと倒した。
忍者は2次職なので強力なパワーを秘めている。と、ポインとレベルが上がったので、言われた通りヒールに割り振る。
他にもデバフスキルが沢山あったけど、ヒーラーがヒール出来ないなんて情けないじゃないか。
「いいよいいよ~どんどんマップを埋めていこう!」
盗賊アリンは今日も元気1杯だった。アリンの太陽のような存在が皆にモチベーションを与え、支えてくれている。
「俺の出番もふやしてくれよぉ?」
戦士ミッドレーが剣を持ちながらぼやいた。
「ここの袋小路をマッピングしたいから通ろう」
袋小路のもっとも先に、幽霊が現れて驚愕してしまう。
「なんぞこれ!」
『私はこの場で倒れた幽霊…もはや現生に未練はないのですが、同じ階で死んだ女性にこのリングを届けて欲しいのです』
「マッピングしてないこの辺りですね、はい指輪どーも」
ピピンは冷静にマップを見ていた。
「イベントは経験値を沢山もらえるからチャンスよ!」
早速マップを付けられてい地点へと向かいながら、僕はヒーラーのスキルを上げ+4にした。
マップを埋めてない場所へと急ぐ。
と、途中で魔術師7人があらわれるも、戦士ミッドレイも加わりなんとかほぼ無傷で敵を沈める。
少しケガをした箇所をヒールするために僕は患部に手を乗せながら呪文詠唱した。
「こんな傷なんともないぜ?」
「ヒールをやってみたかったんです」
僕が呪文をとなえると、戦士ミッドレイの傷が綺麗な光と共に治っていく。
「おお!呪文詠唱完璧だなエット!」
まんざらでもない表情のエット。毎夜呪文詠唱書を読み込んでいるのだった。
「さぁさぁ先に行きましょ」
盗賊アリンはせかすように2人を起こした。
「マップが埋まってないのはここら辺ですねぇ」
マッパーピピンが言うと、奥の方から白い煙が噴き出し、一人の幽霊がさまよっている。
「ここにイベントがあったんだ~」
マッパーピピンは近づくと、指輪を差しだした。
『これは…あの人の指輪ですね…ありがとうございます。おかげで悔いなく天界に行けます…』
そう言うと彼女は天に上り消えていった。と、同時に全員からピローンと音がした。
「全員LVアップしましたね。やはりイベントはこなして行かないとですねぇ。」
マッパーピピンはそう言ってマップに何やら記入をしている。
戦士ミッドレイは、
「ちゃんとスキルを割り降らないと…うーん…これだ!」
そう言ってポチると、装備が全部取れてパンツ1枚の姿になった。
「きゃあ~~~~‼」
戦士ミッドレイは見事2次職である侍になったため、侍が装備できない武器防具が全て剝がされたのだった。
「戻ろう…ピピンテレポートよろしく」
「う、うん…」
ピピンは魔法陣を出し、全員1階の同じマップのコマまでテレポートした。
「へっくし!」
「こっちに寄らないでよ?」
そんなこんなでパンイチのミッドウェイを引き連れて宿まで向かうのであった。
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