鎧の中はロリ美少女でした!? 〜性知識ゼロのエルフちゃんの調教日誌〜

足将軍

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本編

14、奴隷少女と恋

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「ん? シオンという冒険者を……? シオンって言えば【銀の乙女】シオンちゃんだろ。冒険者の人気ランキング一位だぞ?」
「ああ、なんども借金で奴隷にされたって噂だぜ? 可哀想にな……」
「しかも相手が貴族だって聞いたから手出しできねえし……はあ。それで坊主は何でそんなことを聞いて回ってるんだ?」

 僕の名はエイル、エイル・クライス。クライス公爵家の次期当主なんだけど、今、僕は運命のお嫁さんを探してる。

【銀の乙女】シオン、それが僕の運命の人の名前。話によると悪い貴族に借金を作ってしまって奴隷になっちゃったらしい。

 つ、ま、り、僕は借金を返せばシオンさんは僕のものになるってことなんだ。

「エイル……そ、そろそろやめないか?」
「なんで? 僕の運命の人なんだもん! ここで諦めるわけにはいかないよ!」

 なんでもくれたパパが何故か手伝ってくれない、なんでだろう。シオンさんは今も僕の助けを待ってるのに。

「待っててね、シオンさん。絶対に僕のモノにしてあげるから!」
「……国王陛下に話してみるか(ボソッ」

◇ ◇

「ふむふむ……つまり、アレクはこれから勇者たちの様子を見に行くんだな?」
「訓練してるらしいから様子を見て父上に報告しなきゃいけないんだよ。一緒に来るか?」
「え? いいのか?」

 勇者が呼び出された翌日、アレクは勇者たちの様子を見に行くように王様から言われたらしい。
 勇者の訓練、とても気になったので同行することになった。











「ここが騎士の訓練場か~初めて見るな」
「と、言ってもシオン並みの強さを持ってる騎士はいないぞ」

 勇者たちは騎士の訓練場で訓練をしているという話なのでそこに向かった。すると――――

「なあ、王子様よ。俺と手合わせしてくれねえか?」
「ん? 貴方は確か……セイヤさんだったかな」

 勇者の一人がアレクに話しかけてきた、名前は確かセイヤ、王様に向かって失礼なことを言ってたやつだ。

 しかし……手合わせ? アレクは初日に見たが、恐ろしく弱かったぞ? 勇者は聖剣持ってるらしいし……無理だろう。

「うん、いいよ。手合わせしようか」

 ……ん? 今、なんか幻聴が聞こえた……?
 アレクが勇者と手合わせ、そんなの勝てるわけないだろ。

「じゃあ、木剣を一つ借りるね」
「もしもオレが勝ったらどうしようかな~? 無様に負ける王子様の姿、見たらその子、どう思うんでしょうね?」
「……ふぅん、じゃあセイヤさん、聖剣を使っていいよ。俺は木剣で相手してあげるよ」

「……あ?」

 アレクは木剣を手にしてセイヤに挑発する。
 ……大丈夫か……? アレクのやつ。

「調子に……乗るんじゃねえええええ!」

 シュフィンっ

 セイヤの手に光が集まったと思ったら、いつの間にか剣が握られていた。そしてその剣を手にしたセイヤは疾風迅雷の如く、アレクに飛び掛かった。

 ガキンっ

「なっ!?」
「……弱いなあ」

 しかしアレクはセイヤの聖剣をただの木剣で防いだのだ。

「な、なんだその剣! 魔剣か!?」
「魔剣? いいや、木剣だよ。ただ、強化してるだけだよ」

 強化? 強化魔法は存在するけど、初級の魔法でそこまで強い効果があるものではない。
 ましてや聖剣を防ぎきるほどの力なんて持っているわけがないのだが……

「騎士さん、あれはどういうことですか?」
「ああ、シオン様はアレク様の戦闘スタイルを見たことが無いのですね」

 近くにいた騎士に声を掛けて質問をする、アレクの戦闘は見たことあるが、あんな強くなかったことを記憶している。

「アレク様は魔法の才能が生まれつき無く初級の魔法しか使えないのです。けれどアレク様は諦めずにそれだけに力を注ぎました。自分も昔は初級の魔法、と侮っていましたが、今やアレク様は強化魔法だけで【剣聖】の地位を持っておられます」
「へー……ん? 剣聖!?」

 剣聖、聞いたことがある。年に一度、隣国で行われる大会がある。
 その大会は魔法や武術を競う大会なのだが、その中で〝剣技のみ〟で優勝した猛者がいたらしく、その優勝者には【剣聖】の称号が与えられた……という話だった。

「スピードやパワーは強い、ただそれだけの剣だな。これは」
「くそ! なんで一撃も入らねえんだ!」
「そろそろ、終わりでいいか」

 アレクは木剣で聖剣を弾き飛ばす。

「握りが甘いな」

 そして木剣をセイヤの喉元に突き付けて勝利した。

「さあシオン、視察は終わったし戻ろうか」
「…………」
「シオン?」
「カッコいい! アレク、凄い! すごかった! すごいカッコ良かった!」

 興奮してカッコいいと凄いしか言えなくなった! すごい!
 アレクの戦ってる姿をみて、俺の中で何かが解放された。

「あはは、それは良かった。手合わせしたかいがあったよ」
「じゃあ俺も何かご褒美あげないと! アレク、なにがいい?」
「キスで頼む」

 アレクは真顔で即答した。

「えっ、き、きす?」
「だめか?」
「キスしたら……その、子供ができちゃう……」
「まだそれ、残ってたのか……」

 キスしたら子供が出来る……アレクとの、子供……

 きゅん

 なんだろう……そんなに、嫌じゃない。むしろ……嬉しい、かもしれない。

「……いいよ」
「え? シオン?」
「アレクにされるって考えたら……なんか、胸がふわふわしてきて……それでね、その……」
「…………」

 うぅ……考えてることをうまく口に出来ない……

「シオン」
「アレク……? ひゃぁっ」

 アレクに抱っこされる、顔が近くに合って胸がドキドキする。

「部屋まで、我慢できる?」
「……はぅ」
「どうした?」
「アレク……顔、近い」

 身体が熱い、胸がドキドキする。なんでだろう、最初はキスは嫌だってのに……いまなら、されたい。

「そっか……じゃあ、ここでする?」
「や、やぁ……」
「その返しは反則だろ……」

 俺はアレクに抱っこされた状態で部屋に連れていかれる。その間に股を濡らしてしまったのは言うまでもない。

◇ある日の騎士◇

「アレク様、今日も盛ってるな~」
「そうだな~、やっぱり」

「「うらやましい!!」」

 最近の騎士たちの間ではそんなトークしかされていなかったのでした。
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