不死鳥契約 ~全能者の英雄伝~

足将軍

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第七章

五月祭二日目④

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俺達は裏道に逃げた犯人を追っている。
おそらく魔族だろう・・・
それ以外に考えられない・・・
リンとメリィにはすぐ戻ると言ってあるのでさっさと倒すか・・・
俺は魔法の初歩の【身体強化】を足に使い、犯人を追うと簡単に追いついた。

「お前、魔族だな?しかもデュラハン」

犯人は人だが、何かが取り付いている気配がした。
その感覚は以前、デュラハンの複製版を倒した時と同じだ。
するとやっとジルが追い付いてきた。

そうすると予想通り、取り付かれている男からデュラハンが出てきた。
本当は浄化を使って出そうと思ったが・・・

「なるほど、今出て来るって事は力に自信があるんだな?」

だとするとコイツは複製版ではなく本体か。
俺は聞くとデュラハンは腕に持っている自分の顔で話し始めた。
この図を見るとデュラハンって案外キモいな・・・
デュラハンは首から上が無い事で有名なのは知っていたが・・・キモい

「だから貴様らには・・・ブホォ!!」

きもいなって思ってるうちになんか言ってたらしいのだが、全然聞いてんかった。
前置き長かったからとりあえず殴った。

「あ、じゃあ俺も~」
「え、ちょまグハッ!!」

ジルも楽しそうだからと殴る。
まぁ、ここまで付いてきてくれたんだし、そんぐらいの楽しみはいいか。

「ちょっとそういうのいけないと僕は思っグゲェ!!」

俺とジルは交互に殴る。
ヤバイ・・・楽しい!

「は、話は聞いてから戦うのがアフン!!」
「どうする?クロ」

殴りながら聞いてくるジル。

「そうだな・・・聞いてから倒すか?」

殴りながら答える俺。

「えっと、じゃあデュラハンさんどうぞ」

ジルが可哀相になったのか丁寧語を使う・・・殴りながら・・・

「あ、コイツ気絶してるぞ?」
「あ、ホントだ、じゃあ起きるまで待つか」

◆◇◆◇◆十分後◆◇◆◇◆

ジルは水を汲んできて縄で縛ったデュラハンにかける。

バシャッ

「うぅ、ここは……」
「あ、起きた」
「じゃあ台詞をどうぞ」

起きてすぐに台詞を言うのを促す俺達、だって十分も待ったんだし……

「貴様ら程度なら余裕で倒せる!この魔王軍の幹部をなめるなよ!」

縄で捕まってる状態で話すデュラハン。

「よし、聞いてあげたし殺すか」

俺は武器を取り出す。

「そうだな、あーあ、待ち時間疲れたー」

ジルも武装する。

「ったく、無駄なことに時間取らせやがって・・・」
「え?ちょま、ちょ、ちょーまてよー、幹部だよ?魔王軍だよ?扱い酷くない?え?ちょ、ちょ、ぐわああああああああ!!!」

俺達はデュラハンを斬る。

「あ、ジル、魔王軍なら情報きこうぜ?」
「あ、そうだった」

俺達はデュラハンを回復してあげた。

「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
「魔王軍の情報くれ」
「誰が、はぁ、言うものか・・・」
「面倒くさいし殺すか」

再び斬る。
斬るとジルがデュラハンがなにか言っている事に気付く。

「あ、クロ、なんかコイツ言ってるぞ?」

耳を近付けるとデュラハンがこう言っている。

「言うから……たづげで(助けて)」

俺達は再びデュラハンを回復してあげた。

「じゃあ情報くれ」

俺は再び情報を聞き出す。
するとデュラハンは素直にペラペラ話してくれた。

「あ、あぁ、この王都を襲った理由だが近いうちに魔王軍で攻めるんだ!今は生き残れるかも知れないが後悔することになるぜ!!ハッハッハッハ」
「よし、まず目の前の魔王軍殺すか」

俺がジルに言う。
するとジルも同じこと考えていたようだ。

「そうだな、攻められるなら幹部一人消すか」
「え?助けてくれるんじゃないの?」

デュラハンは不安そうに聞いてくる。

「いや、魔王軍くるなんて聞いたら普通に殺すだろ」
「え?約束が・・・ちょーまてよー、へー!約束破るんだ!酷いね!さいてー!」

俺達はデュラハンを倒した。

今日はギルドに報告して帰りました。
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