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第十一章
それでも叶えたい願い(神視点)
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場所は変わって貿易都市の領主の屋敷。そこでは二つの魔力がぶつかり合っていた。
「レイチェル、消えて、転移が出来ないじゃない」
ルビーは冷めた口調で淡々と話す。その目にはレイチェルの姿など映っておらず、ただひたすらに契約者…すなわち神と再会するという事しか見えてない様子だった。
「当り前よ、それが目的だもの」
レイチェルは光属性の魔力を集合体にして、鎖のような形を構成しルビーの腕に巻き付けていた。これは転移魔法対策だ。転移魔法は魔法陣の外の誰かに触れられている状態では機能しない。それは間接的にでも有効だ。
「…邪魔」
ドガァァァァァン!!
ルビーは腕を軽く振ると鎖は弾け、腕を振った方向にある壁に爆発音と共に大穴が空く。明らかにレイチェルの能力を大きく上回っていた。
「貴方…その力は」
レイチェルはその力の正体に気付いて、「その為に…」と悔しそうに言う。それを見てルビーはふっと笑う。
「そう、神気を全て私の能力に上昇に使ったのよ」
「…なるほどね」
ルビーは今までメリィという女の子しか神気で創り出していない。それはレイチェルの創造物に全て丸投げし自分はこの機会を待っていたのだ。そう、クロの魔力を奪うときに必ず邪魔するであろうレイチェルとの対峙のために…
「どうしたの?もしかして、もう行っていいの?」
ルビーは微笑しながら、レイチェルに問う。能力は明らかにルビーが上、技術では二人はあまり差がない。つまりルビーが勝つことは容易に予想できる。レイチェル自身もそれは分かっていた。
すると、レイチェルは再び鎖を創り出しルビーに投げつける、そして鎖は生き物のように縦横無尽に動きルビーの左腕に巻き付いた。そしてルビーに鎖を破壊する暇も与えず、鎖を次から次へと創りルビーに飛ばす。
「…何の真似?」
「意地でもあの子達のところへ行かせたくなくなった」
レイチェルはそう答えると残っている神気で剣を創り、ルビーに向かっていく。数日前にきららという子を創り出したのでほとんど残っていなかったが、それでもほんの少しあれば上質な剣は作れる。残量からしてもあと創れて十本というところだろう。
「そう、じゃあ貴方の魔力を奪おうかしらね」
ルビーは魔力の鎖を塞がれていない右手で掴む。すると鎖は光の粒になり分解された。そして分解された光の粒はルビーの右手に吸い込まれていく。
「まさか、禁術までに手を出してるなんてね…」
「ふふふっ、何の事かしらね」
「とぼけないで、その手の紋章は…間違いないわ」
レイチェルはルビーの右手の甲に刻まれている見る人によれば落書きのようにも見える紋章を指さした。
「その紋章の力、分かって使ってる?」
「魔力を奪い、属性を保存するっていう便利な紋章よね~」
ルビーは紋章を舐め回すように見て言う。
魔力は闇属性の魔法で奪うことは可能だ。けれど奪いかたに問題あるのだ。闇魔法の奪い方は魔法を一度分解して何の属性の力も持たない魔力にしたものを奪うのだ。それは属性が違う魔力を取り込むと身体が拒絶反応を起こす事からそういう魔法になったのだ。
つまり、それではルビーの目的が達成できない。
それとは違い、ルビーの使っている紋章は魔法、魔力、それらを属性を変換させないまま紋章に保存するのだ。ルビーの身体そのものには魔力は入ってこないので拒絶反応は起きない。
「そんな事を聞いてるんじゃないわ!ルビー、その紋章は!」
レイチェルは怒声をあげる。
「そんな事…そんな事分かってるっ!」
ルビーは先ほどまでの余裕とは打って変わって焦りが混じった怒声で返す。
「この紋章の魔力受け渡しの唯一の方法が死ぬことだってことも、刻んでいる間にも能力が常に低下していることも、全部、全部全部分かってるわよっ!」
そもそもルビーの使っている紋章は、古代儀式の生贄に刻むものだ。魔力属性を保存され、逃げ出そうとしても能力低下でいずれ立つこともできなくなる。
「なら…どうして」
「それでも…それでもあの人を蘇らせたいの…。レイチェルは彼と会いたくないの?」
「……」
レイチェルは拳を強く、強く握りしめた。爪が皮膚に食い込み、血がツーっと流れる。
「そんなの…会いたいに決まってるじゃない…」
「なら「でも!」」
「ルビー、今のあなたの姿、あの人に見せられるの?」
「どういうこと…?」
「フェニクス教を作って、王国にクーデターを起こし、奴隷制度を始め、さらにはフェニクス教の信者をその紋章で殺してきた」
「……」
ルビーはレイチェルの言葉にバツが悪そうにする。
「それに…貴方が死んだら意味ないじゃない」
「…話はそれだけ?」
ルビーはレイチェルの話を聞き終えると、レイチェルに向かってゆっくり歩きだす。
「ルビー…本気なのね」
「当り前よ、その為に私はここまで来たの」
「そう…」
レイチェルは剣をその場に捨て火、風、光の順番に魔法を放つ。それを全てルビーは紋章で吸収する。
「何のつもり?」
「最後の悪足搔きよ、ちなみにあとはどれくらいの魔力が必要なのかしらね」
レイチェルは魔法を放ちながら問う。それを一つ一つ吸収しながらルビーは答えた。
「……そういうことね。いいわ、教えてあげる」
ルビーはレイチェルの考えていることを察し、答える。
「火、風、光の魔力が足りていない…どう?これで満足?それと、私への攻撃は止めないでね、貴方は貿易都市、そして王都をアスモデウスという悪魔から救った英雄になるんだから」
レイチェルはその言葉に笑みをこぼした。
「私は英雄なんて目指してないわ、ただ目の前の友人を止めようとしてるだけ…そうでしょ?」
「ふふっ、友人…ね」
レイチェルは火、風、光の魔力を放つ。
「そういえば聞いていなかったわね、レイチェルは全能者に何をさせたかったの?」
ルビーは魔力吸い取りながら聞く。
「あの子には自分の生き方を探してほしかった…それだけよ」
「それで見付けることはできていたかしら?」
「えぇ、立派になったわ。私の自慢の息子よ、まだまだ心配なところが多いんだけどね」
レイチェルはクスッと笑い、攻撃をする。
二人は二千年前に共に旅をしていた頃を思い出していた。仲良く話していた頃を…
「心配があるのに神にさせちゃっていいのかしら?」
「心配だからこそ、信じて送りたくなるものよ、貴方はメリィちゃんを送り出すときどう思ったの?」
「…子供を心配しない親なんているわけないでしょ」
「そうね」
二人は戦闘中なのにも関わらず、笑っていた。
「昔もよく笑ったわね、ルビー」
「懐かしいわ…あの人が消えてからレイチェルとこうして話したこともなかったからね」
「あら、戦いながら話すなんて昔でもしたことないわよ?」
「違いない、ふふふっ」
そんな会話をしていると付近に転移の魔法陣が出現する。そこからはクロ、リン、メリィが現れる。
「レイチェルさん!助けに来ました!」
「ママ!大丈夫!?」
「あ、お母さん…」
三人が現れるとレイチェルとルビーは目を合わせ、お互いにアイコンタクトをする。
「リン、ルビーに向かって火、風、光の魔法を撃って!」
「え、それだとルビーさんが…」
リンはルビーの身を案じる。敵と分かっていてもメリィの母親であることから抵抗があるのだ。
「リンちゃん」
そこへルビーが話に割り込む。ルビーはそっと優しい笑みを向けると「お願い」と一言だけいった。リンはこれはルビーの意思でもある事と、レイチェルの魔法が一つ残らず消えていることから察し魔法を撃ち始める。
メリィとクロも既にルビーの目的が全能者を蘇らせるのに魔力が必要な事と、何らかの力で魔力を吸い取っていることに気付き、止めようとはしなかった。
クロはレイチェルが全能者を蘇らせることに迷いを持っていることに気付いていた。そして今この状況を見ると、レイチェルはルビーの目的に賛成していることがすぐにわかり、ただ見ていた。
感覚で神の世代交代がもう数時間前に迫っていることに気付いておきながら誰にも打ち明けずにただ見ていた。…誰にも打ち明けず、気付かぬうちに消えてしまえば、皆の悲しむ顔など見ないで済むと思って…ただ、見ていた…
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すると、レイチェルは再び鎖を創り出しルビーに投げつける、そして鎖は生き物のように縦横無尽に動きルビーの左腕に巻き付いた。そしてルビーに鎖を破壊する暇も与えず、鎖を次から次へと創りルビーに飛ばす。
「…何の真似?」
「意地でもあの子達のところへ行かせたくなくなった」
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「そう、じゃあ貴方の魔力を奪おうかしらね」
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「まさか、禁術までに手を出してるなんてね…」
「ふふふっ、何の事かしらね」
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「その紋章の力、分かって使ってる?」
「魔力を奪い、属性を保存するっていう便利な紋章よね~」
ルビーは紋章を舐め回すように見て言う。
魔力は闇属性の魔法で奪うことは可能だ。けれど奪いかたに問題あるのだ。闇魔法の奪い方は魔法を一度分解して何の属性の力も持たない魔力にしたものを奪うのだ。それは属性が違う魔力を取り込むと身体が拒絶反応を起こす事からそういう魔法になったのだ。
つまり、それではルビーの目的が達成できない。
それとは違い、ルビーの使っている紋章は魔法、魔力、それらを属性を変換させないまま紋章に保存するのだ。ルビーの身体そのものには魔力は入ってこないので拒絶反応は起きない。
「そんな事を聞いてるんじゃないわ!ルビー、その紋章は!」
レイチェルは怒声をあげる。
「そんな事…そんな事分かってるっ!」
ルビーは先ほどまでの余裕とは打って変わって焦りが混じった怒声で返す。
「この紋章の魔力受け渡しの唯一の方法が死ぬことだってことも、刻んでいる間にも能力が常に低下していることも、全部、全部全部分かってるわよっ!」
そもそもルビーの使っている紋章は、古代儀式の生贄に刻むものだ。魔力属性を保存され、逃げ出そうとしても能力低下でいずれ立つこともできなくなる。
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「それでも…それでもあの人を蘇らせたいの…。レイチェルは彼と会いたくないの?」
「……」
レイチェルは拳を強く、強く握りしめた。爪が皮膚に食い込み、血がツーっと流れる。
「そんなの…会いたいに決まってるじゃない…」
「なら「でも!」」
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「どういうこと…?」
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「……」
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「それに…貴方が死んだら意味ないじゃない」
「…話はそれだけ?」
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「当り前よ、その為に私はここまで来たの」
「そう…」
レイチェルは剣をその場に捨て火、風、光の順番に魔法を放つ。それを全てルビーは紋章で吸収する。
「何のつもり?」
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「そうね」
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「あ、お母さん…」
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クロはレイチェルが全能者を蘇らせることに迷いを持っていることに気付いていた。そして今この状況を見ると、レイチェルはルビーの目的に賛成していることがすぐにわかり、ただ見ていた。
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