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点呼(意味がわかったら怖い話)
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俺(渡邉藍斗)はこのクラス(1年1組)の代表いわゆるリーダーに値するものである。今は3日連続で自主研修、しかも近くの旅館で止まらないという不思議な行事の朝の会である。現地集合で決まった店にインタビューをし、レポートにまとめるという内容はごく普通である。僕は先生から点呼を任されていた。なので出席番号順をみんなに言っていってもらった。1.2.3.4.…28.29.30。このクラスは30人なので全員いる。先生に報告して今日の自主学習が始まった。次の日また点呼をする。昨日と全く同じようにやった。1.2.3.…28.29。あれ一人いなくね?休みなのかな?あたりを見回したけど昨日と顔ぶれは変わっていない気がする。そしたら、一番前の人が自分を数えてないんだよと指摘し、昨日俺自分のこと数えたっけと疑問に思ったが、30人ちゃんといたので数えたんだと思った。そして2日目は1日目のインタビューの続きとレポートを書くのを始めていく何事もなく無事終わった。3日目また今日も点呼をする。1.2.3.…28.29.30。「オッケー先生に報告してくるね」3日目とくれば慣れた手つきで先生に報告する。途中でまた自分のこと数え忘れたかもしれないだが30人いるのでさほど気にしなかった。戻ると昨日数えていないことを指摘してくれた新井田尊が青ざめている。俺に何かを言おうとしていたがトイレに行きたかったので、聞かずに行った。今日はレポートが中心の活動になるだが尊は今日ずっと怯えていた。そして3日目が終わる頃最後の帰りの会をしようと朝の場所に戻ったらトイレに行ったはずの尊がいなかった。先生2人で探していると無惨に心臓を何十回も刺された尊の遺体があった…そして近くにいたクラスメイトと思われる人を見てあんなやつ昨日いたっけ?てか何で2人もいないのに名簿では1人しかいないということになっているんだ?その時自分の中で全てが繋がり、奥歯がガタガタとはっきり聞こえるぐらいの恐怖に陥った。
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